Marshall Willen II 音質比較  カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」

スピーカー音質比較 Marshall Willen II

00:00 動画冒頭
00:08 Marshall Willen
01:46 Marshall Willen II
03:25 Bose SoundLink Micro
05:04 JVCケンウッド Victor SP-WM01B
06:42 YAMAHA WS-B1A
08:21 SONY LinkBuds SRS-LS1


※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。


◆◆ 課題曲

Carpenters 「Top of the World」 (カーペンターズ 「トップ・オブ・ザ・ワールド」)


◆◆ 評価

Marshall Willen
気持ちよいくらいに低音をバッサリ捨てて、高音域寄りの音を出す。 その割り切りの良さが、ボーカル中心の、この曲に合って、声が前面で、くっきり聞こえる。 が、やや、音に偏りがあり、せっかく明確に聞こえるボーカルまで偏ってしまい、全体の音のバランスで、やや不満が残る。
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Marshall Willen II
初代「Willen」と比べ、低音が出るようになり、音の厚みが増した。 それでいて、ボーカルの、明確さは変わらず、薄型・正方形のスピーカーの正面から、カレン・カーペンターの声が、くっきりと、まっすぐ聞こえる。 当たり前のようでいて、そういう正攻法の鳴り方をするスピーカーは少数派なので、好感のもてる鳴りっぷり。 スピーカー自体が小さく、楽器は奥から聞こえるので、ボーカル中心に、わりきった聞き方をするなら、選択肢になる。  初代「Willen」は、ボタン(上部)とスティック(正面)しか無く、電源やボリューム調整のやり方が、分かりづらかったが、今回は、スピーカー上部の2つのボタンが、"電源ON/OFF"と "bluetooth接続"。 正面のスティック は "音量調節" と、役割が分かりやすくなった。
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Bose SoundLink Micro
小さいスピーカーなのに、音域を広く出し、個々の楽器の音まで、比較的よく聞こえる。 変に、中音域に特化せず、音域の広さで、ボーカルの声を出すので、中音域特化型のスピーカーと比べると、声の明確さという点で、やや劣る印象はあり。 アウトドア仕様ながら、本格志向の音質なので、キャンプや、ビーチで、オーケストラ、ジャズを聴くなら、候補になり得る。
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JVCケンウッド Victor SP-WM01B
冒頭から、他のスピーカーと比べ、音がこもっているのだが、音域を広く出すので、曲が進むにつれて、耳が慣れ、全体の音のバランスの良さで、この音も案外悪くないかもな、と感じる、"後半挽回型"の音。 良く言えば、聞き疲れしない、穏やかな音質、悪く言えば、全体的に音が丸く、明確さに欠ける。  必ずしも、クリアな音質だけが高音質では無いだけに、温かい音質が好み、という人向け。 現在、amazonで在庫切れだが、2023年11月に発売されたばかりなので、終売、というわけでは無さそう。 むしろ、人気がある?
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YAMAHA WS-B1A
縦長の筐体ながら、低音をしっかり出しつつ、ボーカルを、クリアに前面で鳴らす。 ボーカルは、やや高音域寄りだが、全体の音のバランスが良く、不満の無い鳴りっぷり。 ボーカル中心の曲を聞くなら、音響メーカーの、この安定した音質で、実売 12000円は、かなり満足度が高いはず。 しかも、防塵・防水。 惜しむらくは、2台でステレオ再生ができないこと。
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SONY LinkBuds SRS-LS1
冒頭から、ソニーの悪しき伝統 "音のこもり"の傾向を、かすかに感じさせつつ、音域の広さで、ボーカルを中心に聞かせ、中盤から挽回する「JVCケンウッド Victor SP-WM01B」と似た傾向の音。 聞き疲れしないし、悪くは無い音質ではあるが、穏やかな音という点で 「JVCケンウッド Victor SP-WM01B」、クリアな音質とボーカルの聞きやすさで 「YAMAHA WS-B1A」、音の厚みで「Marshall Willen II」と、それぞれに一歩譲るので、実売 23000円超の価格を考えると、なにかしらソニーらしい音質の長所が無いと、決定打に欠ける。 電源ボタンが、筐体の後ろにあるのが、押しにくく、充電中は、本体上部のLEDが、常に点滅するのも、謎。 
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 【 結論 】

「Marshall Willen II」は、初代「Willen」に低音の厚みを増し、
はっきり分かるほど、音質がアップ。 買い替えも、充分に有り。


◆◆ 雑記

小さいサイズだけに、メーカーごとに個性が出て、
むしろ、比較するのが、面白い価格帯・サイズかも。

「JVCケンウッド Victor SP-WM01B」の音質が、好みの分かれるところで、
昔から、ビクターのスピーカーは、穏やかな音を出す傾向があるので、

ビクターのスピーカーが好きなら、この音質こそベスト、と感じるかも。

 


◆◆ 注意書き

 特定の音域(特に高音)や、ボーカルの発声(サ行、タ行、パピプペポ…など)で、
 破裂音のような、ノイズが聞こえることがありますが、

 マイクの相性や、録音環境の問題で、実際はノイズが発生することは、ほぼありません。
 (ノイズが、明確に聞こえる場合は、コメントに記載します)



2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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