SONY LinkBuds SRS-LS1 音質比較 ヴァネッサ・ウィリアムス 「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」
00:00 動画冒頭
00:08 SONY LinkBuds SRS-LS1
01:44 YAMAHA WS-B1A
03:21 SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
04:59 BOSE SoundLink FLEX
06:37 EarFun UBOOM
※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。
◆◆ 課題曲
Vanessa Williams 「Save the Best for Last」 (ヴァネッサ・ウィリアムス 「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」)
前回、高音の抜けの悪さや、音のこもりが気になったので、
女性ボーカルと、ピアノが中心の曲を選曲。
◆◆ 評価
SONYは、ワイヤレスヘッドホンを中心に、"LinkBuds"シリーズを展開しており、
その、Bluetoothスピーカー版が、この「SONY LinkBuds SRS-LS1」
『ソニーのbluetoothスピーカーといえば、"音のこもり"が、最大の特徴』 という、長年の汚名を、
「SONY ULT FIELD1」が払拭しただけに、
こちらのシリーズで、どういう特徴の音を出すのか、かなり気になるところ。
付属品のUSBケーブルが、1mと、長いのと、充電用クレードルが付属するのは、
(30000円ちかい価格を考えると、当然ともいえるが) ありがたい。
SONY LinkBuds SRS-LS1
高音が抜けず、こもる印象は有り、サビの部分でも、ボーカルが少し後ろに回る。
ただ、他のスピーカーでは、音全体を、高音域寄りで鳴らし、少々、耳に障って聞こえるのに比べ、
このスピーカーは、ピアノは高音域で鳴らしつつも、
同じ音域でも、ボーカルは、中音域寄りで、しっかり別の位置から出すので、バランス良く鳴らそうとしている印象。
ただ、そのボーカルが、高音の抜けが悪い影響を受けてしまうので、声がこもった印象を受けてしまう。
この曲に関しては、「YAMAHA WS-B1A」が、全体的に高音寄りなので、
こちらのほうが、穏やかな音質と感じる人もいるはず。
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YAMAHA WS-B1A
まちがいなく、「SONY LinkBuds SRS-LS1」は、このスピーカーを意識しているはず。
ボーカルを含め、全体的に高音域寄りで鳴り、
ピアノの高音はクリアに出るが、音が鮮烈すぎて、耳に障って聞こえる印象も有り。
なので、ところどころ、ボーカルも、ピアノの後ろで聞こえてしまう。
ただ、シンセサイザーが入ると、低音が、しっかり響くので、バランスは取れる。
※ 2台でのステレオ再生は不可 なので、要注意。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
価格帯や形状が違うが、同じソニー製で、迷う人がいるかもしれないので、比較。
高音域寄りで鳴るのは、他のスピーカーと変わらずだが、
比較的、ボーカルが、中音域寄りで鳴るので、若干、聞きやすい。
低音に関しては、圧倒的に良く響く「BOSE SoundLink FLEX」どころか、
「SONY LinkBuds SRS-LS1」よりも、埋もれてしまい、全体の音質が上とは言えないが、
ボーカルの聞きやすさ、という点だけに絞れば、バランスは取れている。
関係ないが、ULTモードボタンの、ON/OFFで鳴る音が面白くて、つい、押してしまう。
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BOSE SoundLink FLEX
こちらも形状は違うが、価格帯が近いので、ピックアップ。
ボーカルとピアノが中心のせいか、このスピーカーにしては珍しく?高音域寄りで鳴る。
ただ、冒頭とサビで入る、シンセサイザーの低音は、格段に厚く、良い響き。
全体的な音の傾向は、高音域寄りと、他のスピーカーと同じ傾向なのだが、
個々の音の質感が高く、低音の下地に厚みが有るぶん、全体として、音質が良く感じる。
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EarFun UBOOM
こちらは、価格帯がまるで違うが、形状が似ているので、低価格スピーカーの音質の参考として、抜擢。
高音域寄りに出る楽曲で、高音域に偏って鳴らすので、冒頭から、耳に障って聞こえる。
ボーカルは前面で聞こえるものの、人工的に強調された鳴り方、
シンセサイザーの低音も埋もれ気味で、それぞれの音が、分離して聞こえがち。
amazonで、3000ちかい評価数で、★4.4と、かなり評価の高いスピーカーだが、
値段相応の音質の差は、感じてしまう。
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【 結論 】
「SONY LinkBuds SRS-LS1」
高音の抜けがさほど良くなく、音がこもって聞こえる、という印象は変わらずも、
「YAMAHA WS-B1A」をはじめ、他のスピーカーとは違った鳴らし方をしているのは、好印象。
◆◆ 雑記
「SONY LinkBuds SRS-LS1」
アコースティックギターの響きが、良いようなので、
次回は、そのあたりを重視して選曲してみます。
Ankerにて、2024年秋の新作ラインナップが発表になりましたが、
Bluetoothスピーカーは、残念ながら、入っておらず。
どのメーカーも、ワイアレスイヤホンに、かなり注力してますね。
◆◆ 注意書き
2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。
2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意
動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。
「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)
スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。
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