SONY LinkBuds SRS-LS1 音質比較  エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」

スピーカー音質比較 SONY LinkBuds SRS-LS1

00:00 動画冒頭

00:08 SONY LinkBuds SRS-LS1
01:52 YAMAHA WS-B1A
03:38 SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
05:20 SONY ULT FIELD1 (ULTモード ON)
07:03 BOSE SoundLink FLEX
08:49 EarFun UBOOM
 
※ 再生時間の頭出しは、Youtubeのページで可能です。
 

◆◆ 課題曲

Eric Clapton 「Change The World」 (エリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」)

ギター中心、男性ボーカルの曲から。いつもの課題曲。


◆◆ 評価

SONYは、ワイヤレスヘッドホンを中心に、"LinkBuds"シリーズを展開しており、
その、Bluetoothスピーカー版が、この「SONY LinkBuds SRS-LS1」

『ソニーのbluetoothスピーカーといえば、"音のこもり"が、最大の特徴』 という、長年の汚名を、
「SONY ULT FIELD1」が払拭しただけに、

こちらのシリーズで、どういう特徴の音を出すのか、かなり気になるところ。

付属品のUSBケーブルが、1mと、長いのと、充電用クレードルが付属するのは、
(30000円ちかい価格を考えると、当然ともいえるが) ありがたい。



SONY LinkBuds SRS-LS1
 ボーカルを中心に、全体の音に厚みがあり、
くぐもる声質のエリック・クラプトンのボーカルも、比較的、はっきりとは聞こえる。
ただ、懸案の"高音域の偏り&くぐもり" があり、一方、低音も際立った鳴り方をしないので、
ボーカルや、ギターの、高音の、抜けの悪さや、偏りが、気になってしまう。
似た筐体デザインの「YAMAHA WS-B1A」が、
ボーカルのクリアな音質や、小さな筐体とは思えない低音の響きで、
メリハリのある音質を出す以上、後発でこれだと、強みに欠ける。
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YAMAHA WS-B1A
 まちがいなく、「SONY LinkBuds SRS-LS1」は、このスピーカーを意識しているはず。

予想に反して? 高音域に、やや偏りは感じられるものの、
音域が広く出て、特に、低音域の質感が良く、
ドラムや、ベースの音が、心地よく響くことで、全体の音質が良く感じる。
縦長で、この筐体の小ささで、この低音の響きの良さは、聞いてて感心する人も多いはず。
ライバルは、「SONY LinkBuds SRS-LS1」ではなく、「BOSE SoundLink FLEX」か。
※ ただ、2台でのステレオ再生は不可 なので、要注意。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード OFF)
 価格帯や形状が違うが、同じソニー製で、迷う人がいるかもしれないので、比較。

低音を出さないわりに、高音域のリズム音が際立って鳴り、ややバランスが悪いものの、
ボーカルが、くっきり出るので、聞きやすさを重視するなら、悪くない印象。
ただ、全体的に、音が薄めで、迫力不足なので、この曲に関しては、 "ULTモード"をONにしたいところだが、
そちらでも、低音の鳴りっぷりに難ありで、ちょうど良い音質で出ず、もどかしい。
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SONY ULT FIELD1 (ULTモード ON)

なので、この曲では、"ULTモード ON" でも、比較。
上の"ULTモード OFF"と、音量は同じなのだが、音圧が、かなり上がる。
音圧の強さは、主に低音で、それが、響きの良さではなく、
"強化されたポコポコ音"で鳴ってしまい、音質アップになっていない。
全体の音域が広く出ていて、健闘はしているが、
昔から、重低音を売りにしていたメーカーにしては、この低音の鳴りっぷりは、いただけない。
このあたりの、音のバランスの悪さを克服しないと、
BOSEやJBL (下手するとAnkerにも)と、対抗できないのではないか。
(予想以上に音圧が強く、録音レベルオーバーで、
この動画では、ノイズが多いので、御容赦を。実際は、ノイズは発生していません)
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BOSE SoundLink FLEX
 こちらも形状は違うが、価格帯が近いので、ピックアップ。

もう、冒頭の音の出方からして、別格で、
音域の広さ、低音の響き、ボーカルの明確さ…、全体が格上。
ベースの、1音1音の弦の音や、エリック・クラプトンの発する一語一語が、より鮮明に聞こえるほど。
「YAMAHA WS-B1A」が、筐体の小ささのわりに、良い低音を出すが、
いざ、比べてしまうと、低音の響きや、音域の広さなど、1ランクも2ランクも上。
音質面では文句なしだが、唯一の弱点は、低音を、手を抜かず?出すあまり、
スピーカー自体が、かなり振動する、という物理的な部分。
ちなみに、2024年9月に、(第2世代)が出たが、
ボタン位置や、重量、Bluetooth 5.3対応と、音質面以外での改善のようで、
(第1世代)と音質の差は、無いとのこと。
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EarFun UBOOM
 こちらは、価格帯がまるで違うが、形状が似ているので、低価格スピーカーの音質の参考として、抜擢。

低音は、ポコポコとした音で、高音もシャリシャリと鳴り、
この曲では、10000円以上のスピーカーと、音質の差を感じる。
ただ、声が強調され、中音域が厚く出るので、ボーカルは聞きやすい。
全方向、360度に音が出るスピーカーなので、音楽を流す場所や、聞く位置によっては、
高価なスピーカーより、こちらのほうが、音楽が、大勢に届きやすいはず。
最近は、5000円前後の低価格帯のbluetoothスピーカーも、曲によっては、ハマる音質が出ることがあり、
そのなかでも、EarFunは、当たりの多いメーカーだが、この曲に関しては、価格相応の音。
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 【 結論 】

「SONY LinkBuds SRS-LS1」
今のところ、高音の抜けの悪さや、音の偏り以外は、大きな欠点は無いが、
大きな強みも無く、同じタイプのデザインの、「YAMAHA WS-B1A」ほどメリハリの良い音も出ず。



◆◆ 雑記

「SONY LinkBuds SRS-LS1」
アコースティックギターの響きが、良いので、ギターだけの曲にしようかと思いましたが、
やはり、ボーカルがある曲のほうが良いかと、いつもの課題曲から。

音質の違いが、はっきりするので、ここ数回は、大きめな音で録音しましたが、
録音マイクとの相性もあり、音にノイズがのってしまうことが増えるので、
次回から、音量を、1段下げる予定です。
 
 
余談ながら、調べてみたら、マーシャルも、シリーズの新型が出ていて、悩ましいかぎり…。

Marshall Emberton III
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(黒もありますが、現在、amazonでは品切れ?で、販売無し)

Marshall Willen II
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◆◆ 注意書き

特定の音域(特に高音)や、ボーカルの発声(サ行、タ行、パピプペポ…など)で、
破裂音のような、ノイズが聞こえることがありますが、

マイクの相性や、録音環境の問題で、実際はノイズが発生することは、ほぼありません。
(ノイズが、明確に聞こえる場合は、コメントに記載します)


2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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