【7/20は中小企業の日】導入事例|古河電工と米国企業の事業統合で誕生した「エセックス古河マグネットワイヤジャパン」がAI英会話を始めた背景
この記事3つのポイント
コミュニケーション課題の解決:外資との事業統合によるグローバルコミュニケーションの課題に、AI英会話 スピークバディが有効な解決策となり得る。
地方企業でも手軽に導入可能:地方にあっても、英語に馴染みがない社員が多くても、手軽に導入できる。
学習効果を実感:小規模企業でもスピークバディを導入し、実際に学習効果を感じている。
日本企業が世界市場に挑む中、英語力の強化は避けて通れない課題です。中小企業においては限られた予算やリソースで効果的な英語学習環境を整えることが求められています。日本発のAI英会話「スピークバディ」は、手軽にスピーキング力を強化できる点が評価され、人材育成に多大な時間やコストをかけづらい会社でも導入が進んでいます。
今回の連載では、中小企業庁が定めた「7月20日 中小企業の日」に合わせ、英語人材の育成に取り組む中小企業の成功事例を紹介します。第3回は、伝統ある日本メーカーと米国企業との合弁会社として設立されたエセックス古河マグネットワイヤジャパン様の取り組みをお伝えします。事業統合により生じた英語コミュニケーションの課題を克服するために、なぜこのタイミングでスピークバディを導入したのか、その経緯や導入後の反響について同社管理部 人事グループ村瀬様・山﨑様に伺いました。
※第1回・第2回の記事はこちら
https://note.com/speakbuddy/n/n30c5e8670cfd
https://note.com/speakbuddy/n/n46df1cdd071f
伝統ある日本メーカーと米国企業が事業統合。グローバルコミュニケーション課題の克服に向け、AI英会話を導入
ー事業統合により、社内コミュニケーションが大きく変化したかと思います。具体的にどのような課題が生じましたか?
村瀬様:2020年10月に事業統合を行った当社は、それまで国内拠点のみで事業を展開していました。しかし、統合後は海外拠点とのやり取りも増え、英語でのコミュニケーションが必須となりました。それまでは日本国内のみで仕事をしていたため、多くの社員は英語に苦手意識があり、円滑なコミュニケーションに支障をきたしていました。
こうしたなか、まずはアメリカ本社から提供された英語学習アプリを使ってもらっていたのですが、動画視聴や英単語学習がメインで、スピーキング練習の機会は限られていました。
さらに、アメリカ側のアプリ導入担当者の退職や、導入契約終了によってアプリ自体が使えなくなってしまったことも課題でした。
その後も、英語での会議で積極的に発言できる社員はごく少数という状況は変わらず、やはり英会話力の全体的な底上げが必要だと感じていました。
教室が少ない地方都市でも、個々のレベルに合った英会話を手軽に学べる
ーその課題に対し、なぜこのタイミングでAI英会話を導入いただいたのでしょうか?
村瀬様:当社が拠点を構える三重県亀山市は周辺に英会話教室が少なく、終業後に都市部まで通学するのは大きな負担がかかります。一方、オンライン英会話も、初心者には会話を続けるハードルが高いというのもありました。
こうした背景から、手軽に利用でき、スピーキング力強化を重視した学習ツールを探していたところ、AI英会話を見つけ、このタイミングで導入を決定しました。
ーなかでもスピークバディを選定いただいたのはなぜでしょうか?
村瀬様:予約が不要でスキマ時間に利用できる点が大きな魅力でした。また、スピーキング練習に重点を置いているため、社員が会議で積極的に発言できるようになることを期待しています。
そして、他社サービスと比較して、初級から上級まで幅広いレベルが用意されているため、難しすぎたり簡単すぎるということもなく、社員一人一人に合わせた学習カリキュラムが準備できる点も評価しました。
また、従業員規模が206名(2024年7月時点)ということもあり、少人数の参加見込みでしたが、参加人数の最大化に向けてサポートいただけたのがありがたかったです。
AIキャラクター相手に英語会話練習が習慣化、苦手意識克服へ
ー利用者からあがっている感想をお聞かせください
山﨑様:利用中の社員からは、手軽に携帯一つで英語を勉強できる点が非常に好評です。特に、場所を選ばないので、「寝る前に布団を被りながらやっている」「お風呂上がりでも学習できる」などの声もあり、どんなタイミングでも利用できる点が便利だと感じているようです。
また、英語学習歴の少ないTOEICが500点程度の社員でも、AIキャラクターが相手だと恥ずかしがらずに会話練習ができているようです。アプリを通じて「話す機会を半ば強制的に作ってもらえる」という声もあり、苦手意識を克服し、スピーキング学習を習慣化している社員も増えている印象です。
さらに、スピークバディ法人事業部の迅速かつ丁寧なサポートもありがたいと感じています。
ー今後の展望や取り組みについてお聞かせください
村瀬様:7月に導入をスタートしたばかりということもあり、社員の反響についてはまだ評価途中ですが、これまでの育成施策と比較して、スピークバディは社員にとって実際に話す練習になるため、今後の効果に期待しています。
そして、より多くの社員に学習してもらい、海外拠点とも自信を持って英語でコミュニケーションできる人材が増えていくことを望んでいます。