バリューを実践するという「強み」 Vol.82
説明会や選考過程で学生さんから「強みを教えてください。」と言われることがある。
自社の強みは「人」と短くシンプルにお伝えしてしまう時もあります。
でも言葉として整理すると・・・
弊社の強みは「ミッションに忠実な経営を実践するための意思決定を行う経営陣であり、バリューを体現することに真っすぐなチームが醸し出す社風」
だと思います。
先日、社内で小耳に挟んだのですが、他社から転職してきたメンバーが仕事終わりのプライベートな時間の食事会で仕事の話を懸命に話されている先輩を見て衝撃を受けたそうです。
確かに職場を出たら、オフの時間。イコール、仕事の話をしなくても良い時間という認識は正解。でも、機密情報を除く仕事の話であれば話をしてくれても正解と思っています。特に意思決定の場にしなければ良いと思います。
仕事もプライベートも結局、同じ人のこと。課題や悩みは必ず影響するはず。だから何でも気軽に話せるような人間関係が良いと思っている。だから仕事が終わって食事の席でも仕事の話もプライベートの話もしていただけに過ぎないと思いましたが、他社では珍しい光景なのでしょうか。
コミュニケーションが円滑なチーム
もし、珍しいとすれば、私がサラリーマンだったら、他社で働くことは息苦しい。一緒に食事が出来る、行きたい、そんな人達と仕事をしたいから。
弊社は「5つの価値観(VALUE)」という弊社で働く上で大切にしている考え方があります。このバリューに基づいた行動事例を朝のミーティングで発表する機会を設けたり、社内の勉強会や面談で繰り返し伝える文化があります。
このバリューに基づいた組織づくりの特徴としては、共に働くチームのメンバーの結果や行動、思考を観察することになる。
この仕組みによって、結果はもちろん、良い行動や良い思考について社内で横展開できたり、コミュニケーションが円滑かつ価値観を共有できる強い組織に弊社は変わってきたと確信している。
あの「ユニクロ」さんの強みはコンセプト
ユニクロの強みを柳井さんは「INTEGRATED REPORT 2023」にてコンセプトそのものだと記載されています。
独自の商品コンセプト「LifeWear」
ユニクロは、高品質で機能的、かつ普遍的なデザインの「LifeWear」というコンセプトを確立し、世界中の人々に支持されており、単なる流行を追う「ファストファッション」とは一線を画す。時代を超えて長く愛用できる「究極の普段着」とのこと。このコンセプトに基づいた製品づくり、プロモーション等、バリューチェーンとして機能する独自性であることが読み取れます。
ミッションでもコンセプトでもバリューでも強みになる
だから、ミッションもコンセプトもバリューも強みになる。
誰もが考えられないような戦略は誰もが望まないこともある。
誰もが考える強みは模倣されることもある。
誰もが考えないサービスはシーズもニーズもない可能性もある。
結局、信じてやり切る企業に「強み」が生まれるのだと思います。
私たちは引き続き、「ミッションに忠実なバリュー経営」を実践していくだけかな。