まず自分の心に問うマーケティング Vo1.32
型を知るで終わらせない
マーケティングについて様々な書籍が発売されています。
何十冊を読んできましたが、様々な角度や考え方から多くの「型」を学んできました。
でも、学んできたけど、事業は思った以上に成長しない。
これも事実。
確かに「型」とか「フレームワーク」を学び、社内で共通言語化されれば簡単に議論を重ねることはできる。
でも、ターゲット(本当に喜んでもらいたいお客様)を定めてみても、お客様の生活環境は変化するし、もちろん、ライフスタイルが似ていても性格や抱えている課題なんて十人十色。
教科書どおりのフレームワークでお客様を感動させるような戦略を描き実行することは並大抵のことじゃない。
そんな風に思いながら、それでも解決したいと思い、グロービス経営大学院で講座を持たれていた鹿毛さんの講義に参加しました。
消費者として自分の購買行動を論理的に説明できない
『お客様を理解する前に自分の今日の購買行動を論理的に説明できてないよね。そんなんじゃ、お客様の心なんてわからないよね。』
この言葉にハッとした。
過去、日本BE研究所の行徳先生の訓練を受けたことがあります。
その時の言葉が同時に浮かんできた。
『自分を鮮やかに生きていない人間が人を鮮やかには絶対しません。現代人の多くは〝紛れもない私〟を生きていない。』
そうだよね、自分の感情を自分が理解できるようにならなければ他人の感情は理解できないし、他人を感動させることは難しい・・・そう感じた。
前期(16期)末に鹿毛さんの講義は終わり、半年が経過しようとしている。
寝る前に今日の自分の購買行動を振り返り、今日の自分の選択に何が影響しているのか、どんな心情だったのか、考えてみるけど、論理的に説明できないのだから、まだまだ。。。
心から喜んでもらいたい
よく、経営者だから、マーケティングは担当部署の責任者とか、マーケッターを雇って任せてみれば?とか言われたりする。
でも、私は学びを経て、経営者もパートさんも関係なく、マーケティングはマーケティング部門だけがやるわけじゃないし、企業として喜んでいただきたいお客様を決めて、そのお客様に選ばれ続けるために全部署がお客様に感じていただける価値を高めあっている組織を目指している。
そう、真のバリューチェーン経営を目指して各部署と議論していく。
今夜も今日を振り返りながら寝ることにする。
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