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小金持ちのための惑わされない金融資産形成講座 04 NISAの爆発力

 今年の年末に向けて、何本かの投資信託を解約してキャッシュを確保する結果となりました。
 理由の1つめは、2015年の一般NISA枠で購入し、2020年にロールオーバー(RO)した投資信託の非課税期間が2024年以降は延長不可のため、非課税期間内における解約換金です。理由の2つめは、今年の収入・所得状況における所得控除の想定から損益通算を見越した解約換金です。前回はiDeCo関連でしたが、今回はNISA関連です。
所得控除を勘案した損益通算はここでの説明を省きます。
※以下に具体的な投資信託の商品名記載がありますが、実例として掲載
 するものであり、決して保有・購入等を推奨するものではありません。

 2015年一般NISA枠購入⇒2020年ロールオーバー(RO)⇒2024年末解約の実際例を掲示します。(本人名義)

RO=ロールオーバー

当初買付は毎月1万円×12か月+個別88万円=100万円、9~10年運用した後の受取額はなんと約3.3倍に資金成長!! 収益額約233万円を非課税で受取となりました。解約の約定日がFOMC後の株式相場下落と重なったのがとても残念でした。しっかり運用できれば、NISAはとても有効な運用手段となります。

 2015年一般NISA枠購入⇒2020年ロールオーバー(RO)⇒2024年末解約の実際例をもう一つ掲示します。(家族名義)

RO=ロールオーバー

当初買付は個別50万円、約9年運用した後の受取額は見事に約3.5倍!! こちらも収益額約125万円を非課税で受取となりました。本人名義より解約日を後ろにずらしたのが好結果につながりました。
NISA制度の非課税メリットを長期運用による爆発力として実践した事例として紹介いたします。 

 実は昨年末も同様のNISAの利益確定を実践していました。
2014年一般NISA枠購入⇒2019年ロールオーバー(RO)⇒2023年末解約の実際例を掲示します。(本人名義)

RO=ロールオーバー

当初買付は個別50万円+47万円=97万円、約9年強運用した後の受取額は約2.5倍!! こちらも収益額約151万円を非課税で受取となりました。運用期間と運用対象(日本株、世界株)は違いますが、運用成果に満足です。

 NISAについては、世間でも多くの方が話題としていますが、読者の皆様は、あやふやな情報に振り回されずに賢明な判断をされることを願います。
1.正確な知識と的確な判断のできる人を指導者として選定してください。
  相応の金融知識・理解力と提案・販売経験が必要と考えます。
2.ご自身の目指す金融資産成長に合わせたリターンを確保してください。
  少額の利益確定を繰り返しても、大きな資産成長につながりません。

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