オタクが中国・重慶に海外遠征した話
2024.6.9 中国・重慶で行われたアニメイベント
「重慶TAXIアニメ文化フェス」に行ってきました。
目的は、応援している高槻かなこさんに会いにいくことでした。
お陰様で大きなトラブルなく、楽しく旅を終えることができました。
中国の海外遠征は準備がものすごく大変で、先人の知恵に色々と助けて頂きました。その恩返しのつもりで、自分の経験も誰かの役に立てばと思い、中国遠征のためにやったこと等を綴ります。
(※2024年6月時点での情報)
●Special Thanks
僕が応援しているもう一人の推し、相良茉優さんも5月に中国・長沙でイベントを行いました。相良さんのは告知が直前で、準備が間に合わず参加できなかったのですが、今回の中国遠征準備はそのイベントに参加されたべるまーくさんの記事を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
やったこと
結論から言うと、こんな感じでした。
中国遠征の経験者、行こうとして調べたことがある人が見たら、「あー、やっぱりね?」と思うんじゃないかと。ド定番です。
スケジュール
告知からイベントまでが約3週間強、パスポート未所持からスタートしたので、結構バッタバタでした。首都圏住みで、近くにビザセンターがあったからこれで行けたんですが、お住まいの地域によってはもっと時間がかかるかもしれません。
中国に行くまでの準備
告知が出てすぐやったこと
●仲間集め
告知されてまずやったのは【仲間集め】です。他に行きたい人がいるなら、協力しながらやった方が効率いいので。結果、ごんたさんとジュノンたけおさんと僕の3人で一緒に行くことに。一人じゃないのが本当に心強い…!
ごんたさんと僕はパスポート未所持だったので、即・パスポート申請。パスポート持ってたジュノンたけおさんは、パスポートがないとできないことへ一足先にチャレンジして貰いました。
また、高槻さんの海外ファンで中国人のPPXさんが、「日本から来たい人いたら協力しますよ」と手を差し伸べてくれて、現地の情報全般について助けて貰いました。
(…というか、完全にPPXさん頼みで、PPXさんいなかったら正直詰んでましたね)
調べてみると今回のイベントは、
ビリビリ動画のアニメイベント(日本で言うニコニコ超会議みたいな感じ)で、ビリビリ動画のサイトからチケットが出るらしい。じゃあビリビリ動画のユーザ登録が必要だよねってことで…。
●ビリビリ動画のユーザ登録
5/18にチケット販売開始だったので、そこに備えてユーザ登録をしました。登録自体は日本でもできて、必要な電話番号は日本の番号でもOKでした。
仮登録をしてから、正規会員になるにはテストを受ける必要があります。
「荒らしがいたらどうしますか? A.一緒に荒らす B.通報する」
みんたいな2択問題に100問中70点以上取らねばならず、全問中国語で出るのですごく時間がかかりました。。。
●チケット販売
さて、いよいよチケット販売時間、いざ勝負!
…と思ったら、チケット購入に電話番号の入力が必要なんですが、日本の電話番号を入れるとシステムに弾かれる。どうやら中国の電話番号じゃないとダメみたい。
中国の電話番号はこの時点で誰も持ってない。ダメじゃん、、詰んだ。。。
諦めかけていたその時、ごんたさんが中国在住のオタクに片っ端から連絡してくれて、なんとチケット3人分を確保してくれていました。
念のため、PPXさんに代理購入って行けそうです?と聞いたら、運営に問い合わせてくれて、「海外遠征で来る人には配慮します」とのこと。
とりあえず、入場できそうなチケットは確保できたので、安心して次に進めます!本当に周りの人に助けられてる。感謝。
※補足:後述しますが、後で中国の電話番号など必要な準備を全て整えたうえで正規手段でのチケットも購入しています。
パスポート受領~ビザ申請まで
5/16にパスポート申請して、5/24にパスポートを受け取りました。
申請受理されたのが5/17だったのでぴったり1週間。早い。
さて、パスポートが届いたので、ここからは一気に手続き系を進めます!
これから中国遠征に挑む人がもしこの記事を見ていたら【ここから先、作業順序に気を付けて欲しい】です。
どういうことかと言うと、ビザ申請をするとパスポート本体をビザセンターに数日間預けることになります。つまり、うっかり先にビザ申請をしちゃうと、手元にパスポートがないとできない手続きが全てできなくなります。
作業を数日止めるロスは大きいので、パスポートが手元にないとできないことを先にやっちゃいましょう。
まずは、AliPayとWeChatPayの登録です。中国はキャッシュレス最先端の国なので、これらがないと中国に到着してから生きていけません。
アプリをダウンロードして、支払い用クレジットカードの登録をします。このクレカ登録には本人認証が必要で、外国人の場合はパスポート番号と・パスポート本体を撮影した写真の提出が要ります。
●AliPayの登録
AliPayは日本で言うPayPay。説明するより画面で見た方が早いってことで。こんな感じ。
●WeChatPayの登録
WeChatは日本で言うLINE。WeChatPayは日本で言うところのLINE Pay。
WeChatだけなら本人認証は無いんですが、WeChatPayのクレカ登録には本人認証が必要です。
WeChatPayも、AliPayと双璧をなす現地の決済手段なので、WeChatは使わないって人でもWeChatPayは入れておいたほうがいいと思います。
ちなみに今回は3人で行ったので、現地でLINEが使えない人が出ちゃった場合の代替連絡手段として使うことも想定してましたし、中国の電話番号を取得するための「eSender」もWeChat経由で登録したので、正規手段でチケット取るために使ったりと、なんやかんや必須アプリでした。
登録はこんな感じ。
●易博通 eSenderで中国の電話番号を取得
いよいよ中国の電話番号を取得します。
eSenderは1週間なら無料なんですが、何があるか分からないので、後から1カ月プラン(500円くらい)に延長しました。中国でホテルにチェックインする時「中国の電話番号を持ってたら教えてください。持ってなければ中国人の友達を教えてください。」と言われたので、結果的に延長しておいてよかったです。
eSenderの登録は、WeChatの中にある公式アカウント(日本で言うLINEの企業さんの公式アカウントみたいなやつ)から登録します。
注意点としては、位置情報の提出も求められるので、あらかじめGPSの位置情報オンをにしておいてください。
これも、見た方が早いのでスクショ置いておきます。
●チケットの取得(再チャレンジ)
さて、これで必要なものは全て揃ったので、チケット購入に再チャレンジ。
前回躓いた電話番号は通過。決済時、クレカ払いにすると日本発行のものは国際ブランドだろうが容赦なく弾かれる。じゃあ…とAlipayを使うも、また弾かれる。なんで?(ごんたさんとジュノンたけおさんはAlipayで買えてたから、たぶんカード会社のセキュリティ的にAlipayをブロックしてたのかも)
これで駄目なら詰み。
WeChatPayで決済…通った!!!
…買えた!!!正規手段でのチケット。
(高槻さんが出るイベントの参加券のほか、会場自体の入場券も購入)
チケット購入時も本人認証がありまして、公式から「自分の整理番号確認してね」って参加者一覧のリストが後日出たんですが、そこに参加者全員のフルネームが堂々と掲載されてました。自分達の名前がちょっと浮いてた(笑)
●飛行機・宿の確保
最後に、ビザ申請する前に宿と飛行機を取りました。どっちもパスポート番号が必要です。宿はジュノンたけおさんに3人1部屋で取ってもいました。(※これが後のビザ申請でちょっとしたトラブルになります)
重慶までの飛行機は、日本から直行便が週に3便飛んでます。
毎週火・木・土の1日1本、厦門航空(アモイ航空)
関西国際空港 ⇔ 重慶江北国際空港
行きは乗り継ぎミスしたくないので、大阪から直行便を使うことにして、帰りは、重慶⇒上海⇒羽田で乗り継ぐことに。
ビザ申請・その他の準備
●ビザ申請
これで、ビザ申請に必要なものが全部揃ったので、申請に行きます。
首都圏の人は有明のビザセンターへ、
首都圏以外の方は地域で指定された最寄りの中国大使館に行くようです。
住んでいる場所によってビザ申請に必要なハードルが全然違います。
(例:北東北だと札幌、沖縄だと福岡が指定の最寄り)
僕は有明のビザセンターでしたが、申請・受取ともに本人が行く必要がありました。地方民のジュノンたけおさんが行った最寄りの大使館では、申請は本人が、受取は郵送でも対応してくれたっぽいです。
【ビザ申請に必要なもの】
・パスポート
・証明写真(有明ならビザセンターの中にも証明写真機があります)
・手数料(有明はクレカでも行けた)
・申請表(ビザセンターのホームページに申請表があります。記入箇所がめちゃくちゃ多いので、予め書いて持参するといいです。)
・往復の航空券の予約票
・宿の予約票
・(※本人以外が宿取った場合)宿を取った人の航空券の予約票
最後のやつ、これが上で書いたトラブルなんですが、知らずに一度申請に行ったら「宿取った友達のもないとダメ」と言われ、一度撤退しました。
いや、てかこれ、、、どこにも書いてないじゃん、、、
…という落とし穴もあるので、お友達と中国行く人は気を付けてください。
有明の場合、ビザセンターに入ったらとりあえず受付っぽい所へ行きましょう。そこで書類を全部チェックしてくれて、問題なければ整理券をくれます。ちゃんと日本語は通じるので大丈夫です。
待ち時間は、申請、受取、どっちも2時間くらいでした。
●その他の準備
あとは、色々必要なものを準備しました。自分がやったものを列挙します。
あ、現金はマジで要らないです(重慶は)。一度も使わなかった。
・モバイルバッテリー
出力が印字されてないと手荷物検査に引っかかるらしい。ボロボロで出力の印字が消えてたので、Ankerのを新調。
ちなみに「充電器」のほうは、コンセントの形が日本と中国で同じで、電圧は違うんだけど、ふつうは充電器側が幅広い電圧に対応しているので、いま使ってるものがAnker製とかApple純正とかなら、たぶんそのまま使えます。(ankerは使えました)
・アプリ関係
あると便利そうなものを入れておいた。※現地で使ったやつだけ掲載
①百度地图(地図アプリ)
中国ではGoogleMapだけだと情報不足なので、入れておくと便利
②大衆点評(日本で言う「食べログ」)
現地で美味しいお店を探すのに便利
・カード会社に連絡
︎︎チケット購入時にAlipayが弾かれたので、「この日からこの日まで中国行くからセキュリティ下げといて」とカード会社に連絡。調べたらAlipayやWeChatPayからの決済が多いと不正疑いをされて、中国旅行中に突然利用ブロックされるのはあるあるらしい。キャッシュレス社会の中国でそうなったら詰みなので。帰国して一応確認したら、不正はなかった。
・おしりセレブ
︎︎重慶のトイレ基本的に和式が多くて、当然ウォシュレットなんて無いので、気になる人は持っていくのが吉。幸いトイレットペーパーがない!というトラブルは重慶ではなかったけど、この旅でウォシュレット見たのは空港内だけだった。
・常備薬
︎︎持ってったのはバファリン、正露丸、太田胃散。食べ物が辛すぎて念の為に太田胃散は飲んだ。検査で引っかからないよう、市販品を新品で購入して箱ごと持参。マスクは重慶では誰も付けてなかった。街中で浮いてあらぬ誤解を招かないよう自分も外した。
・SIMカード
現地で通信使えない=死。さらに中国は通信規制で素のままだとXやLINEなどが使えないので、下記いずれか必須。僕は②と③を併用しました。
①VPNを使う
②通信規制のないSIMを買う
③海外ローミングを使う
使ったSIMカードはこれ。通信規制もなく普通に使えました。
楽天モバイルの海外ローミングも問題なく使えました。
いざ、中国遠征!
ここまでで準備完了!ここからは実際の旅行の様子です。写真多め!
重慶地下鉄の乗り方とかも書いていきます。
Day0 国内移動
関西国際空港からの直行便に乗るため、仕事終わったあと大阪へ!
着いたのが夜遅くて、たこ焼き食べたかったけどやってるお店がなかった。まあ、、、Liella!ファンミ大阪公演で来週また大阪来るから、いいかぁ…と諦めて就寝。
Day1 中国・重慶へ
いざ重慶!関西空港へ!
4時間ほどで重慶に到着。SIMも繋がり、SNSも使えて一安心。
着いてからの流れを書いていきます。
●検疫
空港着いたら、「外国人はこっち」みたいな所へ回され、まず検疫。中国語で言われたからわからなかったけど「座って」「口開けて」みたいな感じでたぶん唾液を採取された。
●入国審査
飛行機で書いてた書類を検査官に提出。最初中国語で始まって、ポカーンとしてたら英語で話してくれた。僕の場合はめっちゃ聞かれましたね。
「何しに来たの?」⇒観光。「職業は?」⇒会社員。「一人?」⇒いや、あっちのカウンターで審査受けてる友達と一緒。「どこに行くの?」⇒重慶(重慶に来て重慶って答えるのは変だったな…)「中国人の友達いる?」⇒いない。
このあとは、写真と、パスポートとビザのチェックと、指紋採取をされて、終わり。
●Transportアプリで重慶地下鉄に乗車
地下鉄の券売機で切符を買おうとしたら案内係のお姉さんから、AliPayは使えるようにしてきた?重慶地下鉄・重慶モノレールはAliPayの「Transport」というミニアプリで全部乗れるよ!…って教えてもらった。ご丁寧にアプリの設定も一緒にやってくれました。
ご参考までに、AliPay「Transport」の使い方
このTransportがめちゃくちゃ便利で、地下鉄に乗り降りする時に必要なのはこれだけ。超カンタン!
AliPay起動⇒Transport⇒QRコードを改札機にかざす⇒運賃の決済通知が来る
中国は地下鉄に乗る時に手荷物検査があり(飛行機に乗る時とほぼ同じ)、飲みかけのペットボトルとかはチェックされます。…そんな訳で、日本と違って駅構内に売店とかは無いです。自販機すら置いてある駅は少なかった。
Day2 イベント当日
いよいよイベント当日!日本の情報網ではイベントの詳細が全然分からず、朝起きてから「あれ?そういえば今日の開演時間、何時だっけ?」みたいな状態からスタート…笑。結局、全てPPXさんに教えて貰いました。感謝。
会場に着いてまずPPXさんたち、中国のオタクの皆さんと会いました。
「日本から『かなこLOVE』Tシャツ着たおっさん3人行くからー」と言ってたんですが、着いたら中国の皆さんが「わーーーっ!来た!!!中国へようこそ!!!」と暖かく出迎えてくれて、、、あの瞬間嬉しさと、仲間に出会えてホッとした安心感で、うるっと来ました。。。
日本語が上手な小悪魔641さんからも「イベントの受付した?一緒に行きましょう」「お腹空いてない?何か食べる?」と会場内で通訳してくれて、本当に感謝です。他にも日本語を話せる方がなんと多いこと…。すごいなあ。
中国勢も、北京とか広州とか上海とか四川とか、国内各地からこのイベントのために集まってたみたいでした。
●イベント内容
牧野由依さんと高槻かなこさんの、トーク(よくあるQ&A)⇒朗読劇⇒ビンゴ大会(プレゼントあり)⇒終演後にサイン会でした。
後で上がったビリビリ動画のインタビューでも言われてましたけど、中国に自分のファンがいるのかって、正直不安もあったと思うんですよねぇ。。。
でも実際これです!!!
中国のファンの皆さんもすごく優しくて、心が温まるイベントでした。
いや~来てよかった!!!
サイン会では高槻さんとお話もできたので、「来ちゃったw」と言って軽く雑談。僕からは「日本の王族のみんな、きんちゃんにめちゃくちゃ会いたがってますよ」と伝えてきました。
●重慶観光
イベントの前後でちょっと観光したのでそれを振り返ります。
重慶モノレール(2号線)
中国では珍しいモノレールに乗ってきました。これもTransportで乗れます。
そして重慶モノレール名物・李子壩駅(りしはえき)
マンションの中に駅があって、車両が建物に突っ込んでく。駅前が撮影スポットとして観光地化してて、お土産屋さんの露店が並んでました。
大都会重慶の夜景と洪崖洞
重慶の夜景は本当にすごかった…。
川沿いの高層ビルがデジタルサイネージみたいに文字やカラーが色鮮やかに代わっていく風景はまさに圧巻。中国の偉大さがよく分かった。。。
そして洪崖洞。
「千と千尋の神隠しのような世界観」と評判の映えスポット観光地。11階建ての商業施設なんだけど、中はとても複雑な迷路のような構造になっていて、「鬼滅の刃の『無限城』のほうが合ってね?」と話してました。
ところでこの洪崖洞に限らず、露店の屋台とか、お土産を歩き売りしてるおじさんとか結構いるんですけど、日本ならこういうキャッシュレス通じなさそうな相手でも、重慶では必ず決済用のQRコード(AliPayかWeChatPay)を付けてて(歩き売りの人も手首にQRコードぶら下げてる)、マジで現金一体どこで使うんだ?って感じでしたね…。
●重慶メシ(火鍋とか)
アプリで探した評判のよさそうなお店でごはん。めちゃくちゃ辛かったけど美味しかった。中国語のメニューも、Googleレンズで翻訳しながら注文。いやー便利な世の中。
ちなみに重慶メシ、食べるものはチャーハン以外、基本的に全部辛い。そして飲み物、基本的に全部甘い。サントリーの烏龍茶買って飲んだら砂糖入りでびっくりした。
あと、日本と違ったのはカップ麺の中にお箸かフォークが必ず入っていて、買う時に何も渡されないけど「あれ?お箸は?」と焦らなくても大丈夫です(焦った人)
Day3 帰国
Day3は朝から重慶⇒上海⇒羽田のルートで、1日かけて帰国しました。
中国東方航空の便で帰りましたが、こっちの機内食は結構美味しかったし、CAさんのサービスも心地よかったです。
上海での乗り継ぎは、ヨーロッパから日本に来る人が多そうでみんな空港の中で寝てましたね。平日だったからか、重慶も上海も、空港内のお店があんまり開いてなくて、食べる所が少なかった。。。
おわりに
最後に「何で中国まで行ったの?」って話なんですが。
シンプルに、高槻さんに会いたかったんですよね…。
ステージに立つ方ならどんな人でも、ファンの応援って元気につながると思うんですけど、高槻さんの場合はその伝わるパワーの次元が違うというか。というのも、僕は高槻さんてかなり繊細な人だとも思っていて。2018年とかAqoursの東京ドーム公演が終わっていよいよ劇場版…というあの頃ですら「私個人を好きな人なんていないんじゃないか」って言ってたくらいなんで(実際はめちゃくちゃいるんだけど…)。プロだからステージ上で不安は決して見せないんだけど、その反対に喜びはめちゃくちゃ見せてくれていて。ステージから「自分のファン」を見つけてあんなに嬉しそうな顔する人、僕は他に知らないです。
それが、今年の3月くらいから少しお休みをされてて。やっぱり接する機会がないと、なかなかファンの応援の気持ちって届かないじゃないですか。次は久しぶりの現場になるし、絶対行こう。行って「待ってたよ」って伝えようと決めてて。それがたまたま中国だった、っていうだけの話。(中国だったので、待ってたよじゃなくて「日本の皆も待ってるよ」になったけど)
ただ、中国遠征をやってみて、同じ高槻さんのファンっていうだけで中国の王族、オタクの皆さんに暖かく受け入れて頂いて。ああ、自分の応援している人が海外でもこんなに愛されているんだなぁ…と。推しに元気を届けに行ったはずなのに、元気を貰って帰って来たのは自分の方だったのかもしれない。そんな良き旅でした。
…ということで、中国のファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて締めくくりたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。謝謝。
おしまい。