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Aqoursに長年届け続けた地元からの愛

 本当はこちらの記事を先に投稿するつもりだったのですが、、、

 嬉しいことに「最近Aqoursを知ったよ」という方と話す機会がとても増え、気が付いたらAqours初期の歴史を振り返る記事を書いていました。

 …そして、もともと先に出そうとしていたこっちの記事の投稿タイミングを、逸してしまいましてね!!!!

そんな時に、永久hoursのPVが公開されました。

 地元・沼津の皆様、地域と一体になったAqoursにしか到達しえない、素晴らしいPVだと思います。

 そしてタイトルの通り、ちょうど関連する内容の記事をカキカキしていました。。。

 もともと、地元愛まつり2024で変わらぬ地元の皆様からの愛を垣間見たことをきっかけとして(さらに今「永久hours」のPVを見て、Aqoursの到達点が沼津の皆様と共にある光景であったという事実に改めて感動を覚えつつ)、これほどまでに沼津の皆様がAqoursを愛して下さることについて、自分の知見も交えつつ考察していく、そんな記事になっています。

 今しかない…YARUSHIKANAI…ということで、ようやく眠っていた記事の投稿ボタンをポチリと押すのでありました。


●沼津地元愛まつり2024

 今さらですけど。楽しかったですねぇ。。。

 2022年に始まった地元愛まつりも早いもので3年目。
 イベントも盛り上がりましたし、何より沼津市内のホテルが満室で予約が取れないほどの盛況ぶりは、やっぱり凄まじいものがあります。

 特にDay3のナミオトリフレイン…良かったですね。Aqoursがこれまで駆け抜けてきて、もうじきFinaleを迎える、そんなこの時期だからこそ余計に刺さるものがあったように思います。

 個人的には、Day1の花丸ちゃんの生歌を聴ける機会が異次元フェスぶり(ハナマルちゃんなら幻日のヨハネのライブぶり)だったので、それがもう嬉しくて、とても満たされた1日でした。

●ところで皆さん、こちらはご覧になりましたでしょうか?

(※)バルーンスタンド以外にも、
地元・沼津の皆様からは他にもたくさんのフラワースタンドが届いていました

 「あっ、地元からのバルーンスタンドでしょ?知ってるよ。会場でよく見るよね」…と思う方もいると思います。

 製作されているのはこちら、沼津の「ふうせんやさん」です。風船で模られたキャラクターの可愛いバルーンアートが特徴的ですよね。

 …ここでちょっとクイズです。

 このバルーンスタンドが地元から贈られるようになったのって、いつからだと思います?

1stの会場で撮りました

 自分が知る限りでは、2017年2月25,26日開催のAqours1stからです。この時は安田屋旅館さん欧蘭陀館さんの2基が届いていました。

 1stの会場でこのバルーンを見た時「地元・沼津の聖地からこんな素敵なお祝いが届くなんて、すごいなぁ…」と感激した思い出があります。以後も色々な会場で目にしてきました。

 そうなんです。1stからずっと地元・沼津の皆さんからの愛、Aqoursの大切な節目に届いていました。それが7年経った今でも変わらず続いているんですよね…。

※バルーンスタンドとフラワースタンドを総称してこの記事では以後「フラスタ等」と呼ぶことにします。

 ちなみにこれは余談なんですけれども、お花と違ってバルーンはそれなりの期間、日持ちするものになります。
 そのため、地元の方がバルーンスタンドをお届けすると、終演後にバルーンスタンドを「おうちに帰す」ということをやっていらっしゃるようです。

 イベントの全日程終了後に、バルーンを出されたお店に行くと、会場で見た子に会える…かもしれません。

1stの会場行く直前に撮りました

 さらなる余談ですが、Aqours1stの頃は、会場とお店の両方にキャラバルーンを飾っていたみたいで(この曜ちゃんは双子ちゃん)。

 Aqours1stの当日、自分は沼津に一度寄ってから横浜アリーナに向かったのですが、ライブ会場へ向かう前に寄った曜ちゃんの実家の聖地・欧蘭陀館さんで「この子と同じ子が会場にいるから、探してみてね!」と言われたのが、上記のバルーンスタンドを見に行くきっかけだったのでありました。


●そもそも、地元からフラスタ等が届くこと自体が奇跡

 今は沼津の聖地からフラスタ等が届くのは「お馴染みの光景」で、見るのを毎回楽しみにしている、そんなファンの方もいるかもしれません。

 …でもね、冷静に考えて下さい。
 この記事の読者の方なら、会場に届いたフラスタ等を見て
 
 「えっ!!?ファンがお花を贈るの!?!?」
 
 という驚き方をすることって、無いと思うんですよ。それは僕らがオタクだからです。オタクとしてお花を贈るという文化が身に染みているから。

 いくらアニメの聖地とはいえ、文化の異なる方々から「ライブがあるからお花を出そう」という発想なんて普通は出ないんですよ。

 じゃあ何で出たの?って言うと、繋いだ人達がいたんですよね。詳しい事は書きませんが、ざっくり言うと「こういう文化があるらしいから出してみようよ」⇒「いいね!やろう!」みたいな感じで、たまたま聖地の方々とオタクの文化を繋ぐことができる地元の方々がいて、そして人と人とのつながりを通じて偶然の産物としてバルーンスタンドの形になって届いたようです。

 それが1stライブの1回で終わらず、ずーーーっと続いている、これが凄い。

 それだけラブライブ!サンシャイン!!という作品と、Aqoursのことを多くの地元・沼津の方々が愛して下さらなければ成立しなかった奇跡だと思います。


●沼津の方がAqoursにここまで深い愛情を注ぐ理由は何なのか?

 沼津市民ではない外様の僕ですが、2016年頃からよく沼津には行っていて。コロナ前は誇張じゃなく本当に週1ペースくらいで行っていました。

 そこで色んな方とお話をして感じたのですが、地元の方とお話すると、もうみんな嬉しそうにマウントを取ってくるじゃないですか(笑)

 自分がよく言われるパターンはこれです。

・私はね、長井崎中学校の出身なんだよ!つまり、Aqoursの先輩なんだ!
・アニメの●期●話に出てた場所はね、私が子供の頃遊んでた場所なんだよ!
・この前、アニメに出てた(店名)の店長は、私の同級生で友達なんだよ!

他所から来たオタクには勝てる訳がない地元マウントの数々…(笑)

 こういうのを、若い人だけじゃなくて、おじいちゃん、おばあちゃんまで言ってくるんですよ。特に2017年頃は、地元の方のほうから声をかけて頂くことが多かった気がします。
 そしてね、これらのマウンティングの後、だいたいこう言うんですよ。

・昔はねぇ…何もなかったんだよ…

 きっと、これなんでしょうね。これが、地元の方がAqoursを愛してくれる理由なんだろうなぁと思うのです。つまり…
 
 自分がこの街で過ごした時間が、他人に自慢できるものになった。

 自分が子供の頃遊んでた公園が、通っていた学校が、よく過ごした場所が、誰かに語れる自慢の場所になった。自分の街に誇りを与えてくれた、そういうことだと思うのですよ。
 もっと正確に言うと、昭和の頃は大いに繁栄していた沼津ですから、若いころに自分の街が自慢だった方ほど、再び自分の街を誇りを感じるきっかけを得たのが嬉しいのではないかと考えます。

 もちろん「沼津」を舞台にすると決めてから聖地になる場所へ丁寧に説明に回っていったサンライズの皆さん、リアルな「沼津」の街を現実世界ほぼそのままの形で作品に取り入れていった製作の皆さん、「沼津」という聖地をどんな場面でも語り続けてきたAqoursの皆さんがあってのこと。でも、それを1回限りではなく、ずっと続けてきたこと。それが現在の関係性に繋がったのかなと考えます。

 だからこそ、「地元」の方々からの「愛」が絶えなかった。そんなことを感じた地元愛まつり2024でした。

 そしてそんな、長い年月をかけて完成された地元愛の集大成が、「永久hours」のPVなのではないのかな…と、そんなことを思うのでありました。


●おまけ:Aqours 1stから抱いていた小さな夢

 Aqours1stの会場であのバルーンスタンドを見た時…

「地元・沼津の聖地からこんな素敵なお祝いが届くなんて、すごいなぁ…」と感激すると共に、「いつの日か、自分も出してみたいなあ…」と、密かに思ったものでした。

 当時はリア友以外のお友達がいない、ぼっちオタクだったので、フラスタ等の企画をするなんて遠い夢のように感じていたのですが。。。

 今回の地元愛まつり2024では、自分の主催で「ふうせんやさん」にバルーンスタンドの製作をお願いして、1基お贈りせて頂きました。

キービジュアルにちなんで、びゅうおを作って頂きました
9周年をお祝いする9色の花火を打ち上げてます

 高槻さん、花丸ちゃん、ハナマルちゃん、シシノシンと、キービジュアルの「びゅうお」を再現したバルーンを作っていただきました。すごく大胆かつ丁寧な仕上がりに、感動しました。ありがとうございました。

 地元愛まつりの数日前に沼津を訪問して、ふうせんやさんと企画やデザインの打ち合わせをしつつ、Aqoursについて色々熱く語ったのも、いい思い出です。(というか、ほぼAqoursについて熱く語り合う時間でした。めっちゃ楽しかった。。。笑)

 そしてもうひとつ。

 これまでにもフラスタ等の企画は何度かやらせて頂きましたが、フラスタ等って「応援する気持ちを届ける」ためのものだと思いつつも、「お金が運営に落ちない」ということに、引け目を感じることがありました。

 そういう意味で、今回のバルーンスタンドは一番、自分の気持ち的にもスッキリと出すことができた気がします。

 だって「地元愛まつり」だから。
 運営にお金を落とすことはできないけど、地元のお店に製作をお願いすれば、地元にお金を落とせるから。

 会場に花を添えると同時に、地域に少しでも還元ができたのかなと思うと、地元愛のイベントで運営の皆様が祝花を受け付けて下さるのはありがたいことだと感じます。

 そして、製作を色々と手伝ってくれたオタクの友達、仲間がいなければ、こういう企画を立てることも無かったでしょう。
 Aqoursや推しの高槻かなこさん、花丸&ハナマルちゃん、沼津の街を通じて得た、大切な繋がりに改めて感謝の気持ちを伝えつつ、この記事を締めくくりたいと思います。
 
 どうもありがとうございました。


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