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#014 見積もり依頼、質問、すぐ購入。3種類の行動へのアプローチ。

海外製造業ホームページ活用事例を紹介するマガジン014。本日も良い事例を見つけました。医療用ステンレスチューブなどメディカルデバイスを製造しているMicroGroupの事例です。マガジンはこちら。フォロー嬉しいです♪

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(https://www.microgroup.com/より引用)

まずMicroGroupのトップページを見ると、ここには3種類のニーズを持った人が訪れると分かります。見積もり依頼(中央のオレンジボタン)、すぐ買う(その右のオンラインショップ)、質問をする(右下の水色チャット)。

これまで見てきた事例、例えば温湿度メーカーのMACや、電気めっきのSPCでは、「ターゲットの業界」が多岐に渡ります。このようなビジネスの場合、業界ごとに打ち出すメッセージを変えないとユーザーに刺さらないのですが、MicroGroupの場合、医療業界に特化しています。

そこでこのように、ユーザーの行動にストレートに応えるWebサイトの作りになっているのでしょう。

ロゴの横にあるオレンジ色のマークはISO認証のようです。医療という特殊な分野においてこの認証があれば、文章で説明するよりも品質のエビデンスとなるのでしょう。

オンラインショップを見てみます。

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ここにも非常に長いスペック表がありますが、スクロールしても表の見出し部分と、カートに入れるボタンは常に固定されて表示されています。これは非常に見やすいですね。

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上の赤枠部分は固定で表示されています。

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(https://www.microgroup.com/products/stock-fittings-parts/small-diameter-cut-off-saw/より引用)

縦書き?の表見出しも面白いですね。日本語の場合も使えそうです。

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(https://www.microgroup.com/products/stock-fittings-parts/brazetyte/より引用)

製品紹介では、形状の違いが分かりにくいものについては、図解されていて、クリックすると仕様が分かるようになっています。モノによっては写真を並べられても小さすぎて全部同じに見える場合があります。図解が理解を助けています。

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各製品紹介ページでは、ページ移動しなくても見積もり依頼ができるように、右側に見積もり依頼フォームが置かれています。これも便利ですね。フォームの各項目を、入力欄に表示することでシンプルなフォームとなっています。

考察

BtoBビジネスが取り扱う製品を分かりやすく表現することは、とっても地味な仕事ですが、そこに手を抜くと「全然分からない」となります。ここで問題なのは、Web制作会社にとっては、BtoBビジネスというのは、毎回新しい技術との出会いですので、何をどう表現したら顧客にとって「分かりやすいか」が分からないということです。

そのギャップを埋めるためには、顧客ヒアリング、競合調査などが必要ですが、これもまた地味な仕事です。MicroGropのWebサイトでは、製品について、非常に丁寧な詳細情報が表示されており、Web制作会社の執念を感じました。


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