愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。の「歴史」とは?
わたし今までですね、この格言の「歴史」って本当にHistoryだと思っていたのです。歴史は繰り返されるといいますから、明治維新とか鎖国とか、歴史を紐解くことで現代の事情も良く理解でき、それがビジネスに活かされるという格言だと思っていました。
ところが、オットー・ビスマルク、ドイツ人の言葉でして、もともとのメッセージはドイツ語。わたしはドイツ語が分かりませんので、英訳を見ると、
Fools say they learn from experience; I prefer to learn from the experience of others.
となっていました。
愚か者は経験から学び、わたしはむしろ他者の経験から学ぶ。
えっ?
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
と全然違いません?
the experience of othersを「歴史」と訳した人は、ビスマルクが初代ドイツ帝国宰相であったからではないかと思いますし、ビスマルクにとっては「他者の経験」が立場上「歴史」の中にある、ということになろうかと思います。
しかし、わたしのように一般のビジネスマンにとっては、学問的な歴史を知ることではなく本を読んだり、人と話したり、YouTubeを見たりすることの方が近そうです。
この言葉の意味は、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。という両者を天秤に書けるのではなく、自分の経験からも学び、他者の経験(特に失敗の経験)からも学ぶという意味合いでしょう。
製造業、BtoB ホームページ制作で重要な7つのポイントにポイント2「ユーザに専門家だと思わせる、しかし、ユーザー主体のコンテンツ」を追加しました。
これを7まで書き上げたら、また海外製造業ホームページの分析に戻ります。