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#019 製造業でも情報をコンパクトに見せる

海外製造業Webサイト観察、今日はネットワーク機器や光学部品メーカーACACIAです。マガジンフォロー嬉しいです♪

どうやらもうすぐCiscoに買収されるようで、トップページにお客様へのレターとしてその内容が書かれています。

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(https://acacia-inc.com/)

基幹技術や部品を製造しているところでは、だいたいApplicationsというメニューを持っています。これは、自社の技術や製品がどのような業界/製品で利用されているかを紹介するページです。

幅広い分野で利用されますが、ユーザが知りたいのは自分の業界周りのことだけです。そのためアプリケーションを見せることは非常に重要だと思います。

ACACIAのアプリケーションのページでは、情報が「READ MORE」でまとめられていました。

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(https://acacia-inc.com/applications/)

READ MOREをクリックすると、別ページに遷移するのではなく、さらに詳細な説明が出てきます。

製造業というと、文章長くても必要な人は読みますし、不足するよりはずっと良いと思ってきました。でも、このように、簡潔な説明を出し、さらに見たい人向けのボタンを用意するのは良いですね。そのアプリケーションに興味のない人は簡単に読み飛ばしができます。

考察

考察というか、感想です。このアプリケーション、顧客サイドできちんと分類されている場合は問題ありませんが、中小製造業ですと、たいがいまとまっていません。その場合、直近1年くらいの案件をヒアリングすることになります。ちょうど今、お客様のWebサイトでこのアプリケーションを分類しようと四苦八苦しています。ヒアリング時間は3時間を3回に分け、直近20案件分くらいをヒアリングできました。

その後、その情報をニーズ、業界、製品、課題などで分類することを試みます。この時、課題や製品は意外とすんなり出てきますが、ニーズと業界が意外と難しいんですね。なぜかと言うと、そこまで教えてくれないことが多いからです。(顧客の顧客が)

そういう時に役立つのが、英語で検索して世界のWebサイトを見ることです。情報を論理的に整理してまとめているWebサイトは、日本よりも海外の方が多く見つかります。これは単純に英語人口と日本語人口の差ですね。そしていろんなWebサイトがどのように情報を分類しているのか?、また動画やウェビナーなども海外の方が進んでますので視聴させていただいて、情報収集しながら、体系化していきます。

大変ですが、これを行う過程で顧客業種に最低限の基礎知識が得られます。基礎知識がないと、ユーザニーズが分からず、ユーザ目線のWebサイトは作ることができない。それが製造業ホームページ制作の一番むずかしいところ、かつ面白いところでしょう。

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