#023 これまでにない新しい概念を伝える場合
海外製造業ホームページ観察23です。これまでにない新しい概念を伝えるビジネスの場合、トップページはどうあるべきなのか?マガジンはこちらから♪
QUIDはデータ分析サービスを提供しています。Turn text into contextというトップのメッセージが素晴らしいコピー。
(https://quid.com/)
スクロールしていくと、余計なデザイン要素がありませんので、QUIDが伝えたいメッセージだけが目に止まります。
お客様と、とある分野について、長々とヒアリングと議論を重ねてきました。中小製造業やBtoBビジネスにとって、「その会社独自の発想に基づくビジネス」の認知を広げないといけないシーンはよくあります。
すごくニッチな市場で、新しい独自の考えと技術があり、でも知られていないので、啓蒙が必要である、という場面です。
このQUIDのトップページを見て、ピピッときました。ここは、AIを使ってデータの繋がりをもとにインサイトを見出す分析を行っており、比較的に新しい分野です。ですので、まず最初に、
●それって何なのか
●それによって何ができるのか
●どういう価値があるのか
を、トップページ1ページ使って伝えるという試みだと思いました。そしてデモ請求へ一直線へつなげる。
新しい概念を扱うビジネスの場合、ユーザーがトップページを見ても、「まず何なのか」分からないとクリックしようがないこと、あると思うのですね。潔いトップページだと思いました。
考察
なかなかこういうトップページって勇気がないと作れないなと思います。たくさんメニューも並べたいですし、たくさん語りたい。でも、新しい概念を扱うビジネスの場合、トップページで基本的要素を知ってもらう、そして出口への誘導をおいておく。同時に、もっと詳しく知りたい人のためにヘッダーメニューを用意しておく。お客様にも提案してみたい。