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メタバース地域情報誌、すしとぴOPEN。メタバースは「世界じゅうご近所さん計画」だと思う。

こんにちは、SUSHI DAOというメタバースプロジェクトのファウンダーの一人、GardenBeeです。現在、メタバースプラットフォームの一つであるSpatial.ioにて、仮想の町をつくり、そこに住民がすみながら「働き方の多様化」と「メタバース経済圏の可能性を実験する」ことを行っています。

メタバース上にあるタウンの出来事を紹介するローカルメディア

すしとぴは、そのタウンでの出来事を紹介するWebメディアです。

現在約60人が居住していますので、おもにその「おうち」での出来事や新しい発見を日々アップしていきます。住民も募集中です。

SUSHI DAOとは何か?

生成AIが世の中を賑わしていますが、「やり方」と「あり方」があったとき、「やり方」はどんどんAIができるようになるでしょう。でも人を動かすのは「あり方」です。

例えば事業主やプロジェクトリーダーには、「人の気持を動かし、一緒にゴール達成に向かおう」という一体感、気持ちの醸成がないと、その事業は成功しません。

世の中のほとんどの問題は「人の問題」であり「心をもった人の問題」です。「正しさ」や「論理」だけでは、人の感情は動かせないのです。生成AIが進展すれば、「やり方」を知っている人は増えるでしょうけど、「それを実行する仲間」をどう創るのか、仲間とどのようにエンゲージメントを作っていくのか。その求心力となるビジョンや「あり方」をどう創るのか。

それは、人間が考えるしかないことであり、AIが人間の仕事を精査すればするほど、より「あり方」が重要になるのではないか。

「あり方」を考えたとき、SUSHI DAO設立の中心軸となっているのは、「働き方の多様化」とそれによる「メタバース経済圏」の実現です。

働き方の多様化

週5日×最低8時間、働くことができないと正社員となれず、正社員になれないことは、日本では、イコール低所得と繋がります。もっと複数の仕事を選んで仕事するようなことは可能にならないのか?たとえば、週3日はこちらで、それだけで良い週もあれば、週4日をほかのところで仕事する、つまり7日フルで仕事することも可能、というような選択肢を増やせないのか?

そのためには、「新しい仕事の創出」が重要であり、それをメタバースというバーチャル上でできないのか実験するDAOです。

わたしがなぜ「働き方の多様化」を掲げたいかと言うと、自分自身、20歳で結婚し、22歳で出産。若いときから社会と繋がっていない不安、社会経験がないまま過ごし、子供が大きくなったときに、自分に何かできるのだろうか、と考えてきたことがあります。

幸いなことに、わたしの場合は、ちょうど日本にインターネットが導入されたタイミングであり、それ以来、「Web制作」という道を見つけ、デジタルマーケティング、コンサルティングと、「企業勤めの経験がない」まま、なんとか生きています。

その中で、「仕事は創ることができるもの」と分かるようになりました。自分で、仕事は創ることができるのです。

そのアイデアを良いと思ってくれる仲間が必要

SUSHI DAOというコミュニティでは、「働き方の多様化」「メタバース経済圏の可能性」を模索するために、プロジェクトが立ち上がります。基本的には、住民はどこかのプロジェクトに所属するか、自分で立ち上げます。

同時に、SARAという独自トークンを使って、お互いのスキルややりたいことを交換できるシステムがあります。

これらを通じて、まず「お互いを良く知ること」そして、そのコミュニケーションが取れた基盤を使って、「プロジェクトを推進」していきます。

新しい仕事の創造を考えたとき「アイデアをひらめく」だけでは足りず、それを「価値あるもの」として認識できるコミュニティが必要です。

もちろん、創造的批判も重要です。しかし現在、身近な人に「メタバースでプロジェクトをやろうと思っている」と言うと「頭おかしいのではないか」と言われることも多くあるでしょう。それは、「価値観が違う」からであって、どちらが「正しい」か、という話ではないのですが、

自分のアイデアを否定される環境のみでは、アイデアは育っていきません。挑戦を応援し、それいいね、と言える、似たような価値観を持つコミュニティが、アイデアの育成には必要です。

バカみたいなアイデアでも、やってみないと分からない

メタバースの良いところは、「バカみたいなアイデアでもやってみないと分からない」という空気があるところです。それは、誰もやったことがないため、安易に批判できる人が少ないのと、

「実行」にそれほどコストがかからないからです。これは、メタバースSpatial.ioの良さです。知識もスキルも無くても、ある程度の実験ワールドが作れる環境があります。

SARAを使って、サポートしてもらえれば、もっと良いです。「やってみようよ」と言ってくれる環境。そんな実験場から、さまざまなアイデアが実現していくといいなと考えています。

ご近所さんに呼ばれたかのような

「ちょっと新しいことがやりたくてね、話がしたいんだけど」と、徒歩10分くらいに住む友人に声をかけられたら、会いにいくでしょう。でも、電車で1時間かかると、相手との関係性と、自分の時間を天秤にかけるかもしれません。新幹線で往復5時間かかるとなると、時間以外に交通費も気になりますね。

全員が徒歩10分圏内に住んでいたら?
もっと気軽に人と会い、話ができるのです。

メタバースでの「距離を越える」とは、「全員ご近所さん計画」のようなものです。

昨日、世界で活躍される建築家のHajimeさんのお話会が、Spatial上でありました。ワールドに入ると、SUSHI DAOメンバーが並んで座っていて、わたしも「知っている人がいた」という気持ちで隣に座りました。


わたしが真ん中で、あと4人は、実際に顔も知りませんが、友達です。この講演会の途中で、Hajimeさんがわたしに話を振り、前に上がりませんか?とおっしゃるので、舞台のうえにあがりました。

人前で話すことに緊張するわけではないのですが、突然振られたということと、この広い会場で…という気持ちと、英語ですし… という気持ちとで、大変緊張しました。

このように、場所はバーチャルでも、人が感じるこころは「現実」です。

この講演会も世界中から人が参加していまして、距離を超えて人と出会うことで、より多様な人と「ご近所さん感覚」で会うことができます。その中でアイデアが生まれ、「それいいね」と言ってもらえる環境があり、実行を助けるSARAシステムがある。

そんなSUSHI DAOの日々を、すしとぴでは紹介していきます。
お楽しみに!


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