メモer向け・応援広告制作の覚え書き

こんにちは
この度、駅メモが応援広告の受付をしていただけるとのことでしたので、10年の節目のお祝いに応援広告を制作・掲載させていただきました。

応援広告の作り方はいろんなところで詳しく書かれていますが、私の体験も踏まえながらメモer向けに紹介してみようと思います。
せっかくの機会なので、でんこの誕生日や公認化祝いなどで今後もたくさんの駅メモ応援広告が掲載されるといいなと思っています。

準備について

必要な物
・お金
とても根本的なものになりますが、多額のお金がかかります。
東京在住の人なら北海道や九州に2泊3日できるくらいです。
媒体や掲載場所によって金額は様々です。
詳しくはCheering adさんのHPに各駅・各媒体の金額が記載されています。
とても明朗会計ですので、事前にしっかり確認しておきましょう。

広告枠の購入は完全前払いとなります。
あとでクラウドファンディングでお金を集めるから大丈夫と思っていたら全然集まらなくてヤバい!となっても、返金は基本出来ません。
クラファンの入金も後になります。
「全額自腹で広告枠を買うんだ」くらいの気持ちで臨んでください。
ちなみに今回のクラウドファンディング収支は
支出
広告費+印刷費
57,860円
収入(クラファン集金額)
30,500円
手数料(10%)
-3,050円
振込手数料
-275円
残額
27,175円
よって自己負担
30,685円
になりました。
クラファンはミンサカというサービスを使っています。他のクラファンサイトと比べて応援広告・フラワースタンド特化のサイトです
https://www.sakaseru.jp/mina

・団体名の作成と新しいメールアドレスとXアカウント
フリーメールで問題ありません。
Xアカウント名は駅メモの応援広告とわかるもので、常識の範囲なら何でもいいですが、次回も応援広告の主催をやるときは同じ団体名で出さなければならないので、特定のでんこ名を団体名にするときは気を付けてください。
アカウントを新しく作らない限り、そのでんこの応援広告しか出せなくなります。

・運営団体構成員
応援広告は個人では出せません。
主催含め2人以上の団体で活動することが出稿の条件になります。
今回は主催の私がほとんど全ての手続きを行いましたが、デザインの確認などの細かいチェックは2人の知人にお願いしました。
・Adobeソフト
広告のデザインおよび、出稿データ作成に使います。PhotoshopかIllustratorのどちらかがあればOKです。私はIllustratorを使いました。
Photoshopは月3000円ちょいのサブスクがあります。
フリーソフトだと解像度が低かったり、印刷用のカラー設定ができないなどの制限があるので、Adobe製品を使った方が無難だと思います。

また、操作に慣れるまで時間がかかると思います。
遊び感覚で良いので、Photoshopで何ができるかgoogle先生にいろいろ聞いてみてください。

…団体員を頼める人もいないし、Photoshopのサブスクを買うには高すぎるし、操作を理解する時間を作れないから誰かにお願いしたいけど頼める人がいない…?

ばっかお前
私がついてるだろ

私でよければ上記のご相談に乗ることができます(駅メモの応援広告限定)。
イラストを描くことはできませんが、団体の構成員になったり、デザインや出稿データの作成のお手伝いができます(後述しますが、デザインはCheering ad様のオプションで付けることもできます)。
お気軽にお声がけください。

申し込み前の手配

まずは誰を応援(お祝い)するのか・どのようなイメージで見てほしいのか・イラストにするのか・応援広告にするのかなど、ざっくりでいいので考えてみてください。
応援広告は遅くても2ヶ月前までには準備しなくてはなりません。
今回は二次創作イラストは使いませんでしたが、イラストを絵師さんに頼んだり、デザインを頼んだりする場合はもっと期間を長く見積った方がいいと思います。

・二次創作イラストを使用する場合
今回使ってないので憶測の部分もあります
イラストを頼む場合はCMYK出力・100dpi・サイズの単位は「mm」の環境で描ける絵師さんにお願いしましょう。
頼みたい絵師さんに上記の条件で描けるか聞いてみてください。
また、他コンテンツの応援広告はキャラクターデザインを担当したイラストレーターさんに依頼することを禁止されております。
聞いてはいませんが、おそらく駅メモもその例には漏れないと思います。
どうしても知りたい、という場合はCheering ADさんに聞いてみてください。
間違ってもイラストレーターさんご本人や駅メモ公式に問い合わせるんじゃないぞ。絶対にだぞ!!!!!
上記の条件をクリアした絵師さんと、納期や謝礼のご相談をして、イラスト依頼が完了になると思います。
応援広告のイラストを描くには時間がかかりますので、申し込み前に打診した方が時間的な余裕ができますが、希望の広告媒体・広告枠が取れないアクシデントが発生する可能性もあります。
他の広告枠を考慮するなど、代替案をいくつか用意しておくと良いでしょう。

・おでかけカメラを使用する場合
今回の応援広告で使用した画像になります。
クラウドファンディングで私を入れて27名の写真を使いました。
お持ちのスマホによっておでカメの解像度は異なりますが、どのスマホも印刷に耐えられる画質は担保されていると思います。
クラウドファンディングでの募集に1週間・写真のデータ提出に1週間の合計2週間程度あれば集まりましたので、イラスト依頼よりも時間的なハードルは低いと思います。ただし、別途デザインの時間は必要なので、デザインを依頼する場合は二次創作イラスト依頼と同じ手順の方が良いと思います。
また、クラウドファンディングの募集はお金を頂く行為ですので、賛同者の方々には誠意のある行動を心がけましょう。

問い合わせ

ここまでできましたら、あとは駅メモ応援広告窓口のCheering ad様の規約を隅々まで目を通して、お問い合わせをするだけです。
駅メモはすでにCheering ad様が応援広告の窓口となっていますので、版権利用の許可依頼の手順を省くことができます。

公式素材を使いたいときは、この時にCheering ad様に伝えておくのがベターです(私の場合は美子さんでした)。
後でキャラの追加や変更は難しくなると思います。ラッピングや表情の指定など細かい要望はここで出してください。
運営様や交通広告の表現の可能な範囲で応えていただけると思います。

オプションとしてCheering ad様にデザインをお任せしたり、印刷をお願いしたりすることもできます。
今回デザインは自前でできるのでお願いしませんでしたが、印刷はミスや折れたり破れたりするのが怖かったので、印刷オプションを付けることにしました。
おかげさまで印刷に関する心配は一切しなくて済んだのでおすすめです。

Cheering ad様にデザインを頼まれる時も、具体的なイメージをお伝えすることは大事かなと思います。
応援対象のでんこをどう応援・お祝いしたいかは主催次第ですし、それが一番の応援広告制作の醍醐味だと思います。
表現の制約はありますが、その中で最大限の応援の気持ちを表現してみてください。

制作開始

Cheering ad様に問い合わせ後、平日なら即日~3日くらいでお返事が届くと思います。
必要な素材などもこのあたりでお借りできます。
納期の連絡・提出データ先の連絡等、順を追って説明されますので、その通りに行動すれば問題ありません。
質問等ありましたら都度連絡しましょう。
これは私が悪いのですが、データ提出後にミスを見つけてしまったことが多々ありましたので、再度提出し直してその旨を連絡したところ、修正データで印刷して頂けたということがありました。本当にありがとうございます…
チェックも大事ですが、何かやらかしたときは報連相を徹底してください。

規格や規約さえ満たせれば、どのようなデザインをしてもかまわないのですが、サイズについてはテンプレートがあるので、それを使ってデザインすると断然楽になります。

期日までに広告原稿を提出すると、審査に入ります。
交通広告として問題ないかの審査と、権利元の審査になります。
アイドルやVtuberの応援広告ならサプライズでお祝いすることができますが、駅メモはソシャゲなので権利元審査で内容がバレます。
なのでサプライズはできません。あしからず。

審査は大体遅くて1週間ほどかかります
修正があると再提出になります。理由は明記してくれるので、しっかり対応しましょう。

デザインと同時並行で、SNS告知用画像と文章も作ります。
Cheering ad様から希望していた駅のどのあたりに広告が出るかも教えてくれます。
そちらを参考に必要な文章と地図を作り、審査にかけます。
なお、告知は当日の12時まで誰にも言えません。主催だけ知っていればいいと思いますが、念のため団体構成員には口の固い人にお願いしましょう。

https://help-cheering-ad.jeki.co.jp/hc/ja/articles/14166660214041-SNS%E5%91%8A%E7%9F%A5%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB

印刷

先述の通り、こちらはcheering ad様のサービスを利用しました。
なので、デザインの審査さえ通ればあとは掲載を待つのみになります。
掲載は昼12時から開始がセオリーらしいので、当日一番乗りしたい場合は有給を申請しておきましょう。主催者の特権です。

完成!

掲載完了の連絡はありません。
自分の目で見られるなら、やはり当日直行して掲載を確かめてもいいと思います。
掲載当日の12時以降にSNSも告知しましょう(多少掲載が遅れることもあるそうです)
この時も不明点はCheering ad様に問い合わせると良いと思います。
とにかく悩んだらチアアドさん!
丁寧に対応して頂けますよ。
掲載は一週間がデフォですが、相談(とお金)によっては延長の対応とかもできるかもしれません。

後は思いっきり撮影や鑑賞を楽しみましょう!
もちろん、ご通行の皆様の邪魔にならないように気を付けてくださいね。

最後に

今回の件を冷静に考えると、純粋に応援広告を楽しんでいただけた方(ほんとにありがとうございます)の他に、時期的に東京駅のグッズ販売やでんこの里帰りイベントでニャッシュとダッチューが対象の駅になった関係で、ついでに見ていただける方も多くいらっしゃったので予想以上に反響が多かったと思います。
他コンテンツと比較すると拡散の規模が劣ってしまうのは否めませんが、それを踏まえても圧倒的にアットホームな雰囲気で、他の推しよりもでんこがより身近な存在に感じられるのが駅メモ応援広告の個性と魅力と思います。
おでカメで推しでんこと一緒に応援広告を撮ってもらえるのがとってもエモくて良かったです(語彙力)
あくまで応援広告なので集客目的でデザインしていませんが、誰かしらに駅メモを知るきっかけになってたらいいなと思います。

僭越ながら私が駅メモの応援広告第一号となりましたが、どなたか機会がありましたら、応援広告製作の楽しさを味わってもらいたいと思っています。
その時、この記事があなたの一助となりますように。


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