【イギリスの単位を覚えよう!②】
前回はイギリスの単位についてご紹介し、特に「ヤード・ポンド法」の長さと距離に関してお話しさせていただきました。今回も引き続き覚えておくべき代表的な単位をいくつかご紹介したいと思います。英語の単位を覚えて会話の中に盛り込めるようにしましょう!
・重さ
ヤード・ポンド法では、重さの単位を「ポンド」と「ストーン」で表します。
ちなみに、
1ポンド=約454g
1ストーン=14ポンド=約6.4kg
となります。ポンドと聞くとイギリスの通貨の単位が思い浮かびますよね。たしかに、どちらも綴りは同じ ‘pound’ です。これは元々は通貨として使用されていた銀の重さが起源となっているので、実は元を辿ると同じなのですが、実際の単位の表記は通過が ‘£’ なのに対し、重さのポンドは ‘lb’ と表記します。こちらは日本ではほとんど見かけることがないので馴染みがないですよね。ちなみに、ストーンは ‘st’ と表記します。
重さということで、スーパーの量り売りなどでよく見かける単位となっておりますので、ぜひ覚えておいてください。
・液体
次は液体の容量の単位についてご紹介します!日本で使われる単位といえば ml(ミリリットル)か l(リットル)が一般的ですよね。
こちらはイギリスでは「オンス」と「パイント」が一般的で、
1オンス=約28ml
1パイント=20オンス=約568ml
上記となります。
特に、パイントという単位はビール好きの人は絶対に覚えなくてはいけない単位ですね!なぜならイギリスでビールを注文する際は、1パイントが基本単位となるからです。ですので、パイントを知らないと注文の際に手こずることになってしまいます。また、イギリスではジョッキなどに1パイントを示す目盛りが引いてあることが多く、1パイントのビールをしっかり出さなければならないという法律まであるんです!お店側もテキトーな量で提供すると法律違反になってしまう可能性があるんですね。
・温度
最後に番外編として簡単に温度の測り方についてもご紹介したいと思います。こちらはヤード・ポンド法とはまったく別物ですが、日本は「摂氏」、イギリスは「華氏」を採用しています。これを知らないと、イギリスでの天気予報や体温計の温度のわけがわからないことになってしまいますので、合わせて覚えておきましょう!
摂氏の単位はおなじみの℃ですが、イギリスやアメリカで採用されている華氏では℉となります。また、この二つではそれぞれ凝固点と沸点の温度が違い、
摂氏は、凝固点0℃、沸点は100℃となりますが、
華氏は、凝固点32℉、沸点は212℉となります。
摂氏に慣れ親しんでいる私たちからすると、こちらの温度についても非常に中途半端に映りますよね。
ちなみに、こちらに関しては計算方法があり、
(華氏℉−32)÷1.8=摂氏℃
となりますので、海外の天気予報などを見ていまいちピンとこない方は、こちらで摂氏の温度を出すとわかりやすいかと思います!
いかがでしたか?前回と今回は非常に簡単ではありますが、イギリスで使われている単位についてご紹介しました。アメリカではまた違う基準を持っていたりと、国によって微妙に単位の基準は変わってきますので、自分が行く国や興味のある国はどれを採用しているかなどぜひ調べてみてください!特にイギリスは、歴史の関係もあってか、他の国よりも入り混じっている傾向にありますので、今回のものも参考にしていただけますと幸いです。