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16976kmかけて通う価値がある場所。

16976km 

16976km。これは自宅から編集スパルタ塾まで1年間通った距離の合計です。これはロシア大陸をほぼ端から端までを超えた距離だそうです。(ほぼなので正確な距離がわかる人はぜひ教えてください。)

私は普段は山形にある大学に通っており、学校では小説や批評などの創作、本の編集を専門的に勉強しています。なので、編集スパルタ塾へは新幹線と夜行バスを駆使して通っていました。

なぜ、編集の勉強を専門的にしているのに編集スパルタ塾に入ったのか。

それは今の大学の授業に満足していなかったというのが最大の理由です。私は編集者になりたくて、今の大学に通っていました。しかし、編集とは名ばかりの授業…就職活動も間近に迫り焦っていました。そんな時に、このスパルタ塾の案内を見て、1秒で受講を決めました。

「本当に16976kmも通う価値は本当にあるの?」と思う人もいるかもしれません。

そんな人に私は「いやそれ以上の価値はある。」と胸を張って今言いたいです。

豪華すぎる講師陣

みなさんご存知だと思いますが、この豪華すぎる講師陣たち。菅付さんをはじめ、毎回のゲスト講師は一学生の身分では会えない人ばかり。(ましてや地方の学生では特に)そして、そんなプロフェッショナルの前で自分が考えた企画を発表するのです。菅付さんや講師の方からのフィードバックは正直かなり厳しいものです…しかし、指摘はわかりやすく、自分の欠点を洗いざらい暴かれます笑 もちろん、私も毎回のプレゼンは「企画のつめが甘い!!」「自分ならではということを企画で見せないとダメだよ」と私の欠点がボロボロ出てきました。大学でも同じような課題はあったのですが、ここまできちんと丁寧に教えてくれたのは初めてです。改めて、自分はもっと企画に対してきちんと勉強をしなければいけないと感じました。

目に見えて上達する企画スキルやプレゼンスキル

私が初めてスパルタ塾で発表させていただいたのは文芸誌『新潮』の編集長矢野優さんの課題でした。その企画はこちら!

その時は本当に噛んで噛んで噛みまくった思い出しかありません。今思えば大学の教授が文芸評論家で、その人のリサーチがあったから選ばれたようなものです。自分自身は自信があった企画でした。でも評価もあまり良くなくて、さらっとしたアドバイスで終わったのが頭に残っています。

そして、最後に発表した課題はB&Bの共同経営者でもある、NUMABOOKSの内沼晋太郎さんと博報堂ケトルの嶋浩一郎の課題。企画はこちらから

こちらは企画していた段階からアイディアが全然出なくて絞り出した企画でした。自分ではあまり感触がよくなく、選ばれないだろうと思っていたら、まさかの発表者に名前が載っていてびっくり!!急いでプレゼンの発表の仕方を考えました。こちらの方はかなり厳しいことは言われたものの、掴みが良かったと言っていただきました。最後に内沼さんに名前を出して、講評していただくことができてうれしかったです。

このように私は小さな変化ですが、回を重ねるごとに絶対に企画やプレゼンのスキルは目に見えて上がっていきます。

菅付さんをはじめ頼れるプロフェッショナルとの出会い

菅付さんは長年、編集の現場のトップランナー。菅付さんから教えられる編集術は刺激的でドキドキしました。「食べ物や情報、常に良いものを摂取し続ける」「時には情報を遮断する」「クリエイターに普通の人はいらない」などある意味編集者になるための覚悟を含め、すべてを教えてもらった気がします。

私は学生でこの塾を受けていますが、主にこの塾を受講しているのは第一線で活躍されているクリエイティブな職業の方たちです。つまり、受講生もプロフェッショナルたち。そんな方たちの発表は毎回聞いていて本当に勉強になりますし、新しい発見があります。

それだけではなく、飲み会では菅付さんや同じ塾生のみなさんには私の就職活動の相談やアドバイスまでしていただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


終わりに。

私は1年間通うことができましたが、発表させていただいたのは17回中の4回だけです。

正直終わった今でも、スパルタ塾で発表することが少なかったという悔しさはあります。

いつかこの悔しさを編集者として悔しさを晴らせるように、今は東京に引っ越しをして新天地で就職活動を頑張っています。

最後に4月から編集スパルタ塾に通う学生の方へ。
「社会人との差は大きい!だからなんだ!」と開き直って受講することをお勧めします。そうすれば、あなたもこの1年スパルタ塾をサバイブできるはずです。




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