スパルタ塾で、プレゼンまでこぎ着ける方法

『スパルタ塾を受講してみたいけれど、なんだか不安』
『講座が始まったけれど、なかなかプレゼンまでたどり着けない』

そんな方に向けて、私なりに徐々に掴んでいった、コツのようなものをお伝えしてみたいと思います。(優秀な成績を残したわけでもなんでもないのですが、反省も込めて)

全部で4つあります。こういうのは本当は5つのほうがキリがいいのでしょうが、あと1つ考えるのがめんどくさ・・・いや、難しかったので、4つです。根性なくてすいません。


①人と違うことをする。

『それができれば苦労しねぇんだよ!』

と、いきなり突っ込まれそうですが、2回ほど他の人達のプレゼンを見れば、きっとわかるかと思います。自分の戦うべきポジションが。

クレバーが自然と溢れ出てしまっている受講生がとにかく多く、特にデジタルやカルチャー系に詳しい人の発表は、「すごい」ということは理解できても、半分以上意味が不明でした。コンポジットってなに?よーかんちゃんって誰?彼らの中にはイケてる共通言語的なものがあって、毎回受講後にこっそり検索フムフムを繰り返していました。

ただ、世の中そんなハイセンスな人達だけで廻っているわけではないので、安心してください。毎回プレゼンをしている人達は、自分の得意分野や興味関心ごとをよく理解していて、それと課題を上手に結び付け、提案している人が多かったように思います。

私の場合は、自分が「色んなことに対して異様にリテラシーが低い人」なのだと、1回目のプレゼンで気がついたので、「賢くない人ならではの、人の気を緩ますような提案」を心掛けることにしました。というか、賢くないのでそれ以外できませんでした。


② アナログ領域の講師陣(どことなく失礼)にはデジタルな提案を。デジタル領域の講師陣にはアナログな提案を。

とくに、デジタル領域を専門とするゲストたちに、ガチでデジタルな施策の提案をすると『その事例は既に存在するよ』とか『新しいデバイスをつくる必要性が理解できない』とか、専門家ならではの厳しい突っ込みが入りやすいように思いました。

ですが、アナログ⇒アナログ、デジタル⇒デジタル

で真っ向勝負していく人のほうが、ハマった時の力は強いな~とも感じました。結局どっちなんだよ、という話です。すいません。


③ 大風呂敷提案はほどほどに。

「交通体系を大々的に見直す」とか、「大型複合施設をつくる」とか

時間もコストも膨大にかかるような提案(自分もモリモリ出しました)は意外性があるのでプレゼンまでは漕ぎつきやすいですが、1番をとるのは難しいのかな、と思いました。スパルタ塾では「企画に実現性がある」ということも重要な評価軸で、菅付さんはそれをよく、〝ロマンとソロバン〟という言葉で表現されていました。


④ 性格がネガティブでも、提案はポジティブに。

「○○業界は危機的状況」「もう若い人達は○○なんて見ない」

そんなネガティブなことは、ゲストご本人が普段から死ぬほど考えていることだと思うので、できるだけ楽しませてあげられるような、『そうだよね、俺たちまだまだイケるよね!』と夢を見せてあげられる提案を心掛けるとよかったのかな、と思います。

相手のことを考えて、愛情を持ってプレゼンされている受講生の提案は、やはりゲスト講師陣にとても喜ばれていたように感じます。



以上4つを考慮したような、しなかったようなで私が唯一ゲスト賞をいただけたPARTY伊藤直樹さんの課題はコチラです。(4人同時受賞というカタチでしたが)



長々と姑息な技のようなことをお伝えしてきましたが、プレゼンまで漕ぎつけたとしても、企画全体をまるっと褒められることは、なかなかありません。だいたいは『もっとこうした方がいい』とか『ここが甘い』とか『そもそもコレやる意味あるのか』といったコメントをもらいます。悲しい。。。

ですが、スパルタ塾では、そこからがスタートなのでした。プレゼンができなければ、評価をしてもらえなければ、土俵にも立てない。自分を知ってもらうことも、恥ずかしい思いをすることもできない。たとえ「あれ?私のこと嫌いなのかな?」と思ってしまうような厳しいことを言われるのだとしても、プレゼンができたほうがずっといいはずです。その機会を得るために、この姑息メソッドが少しでもお役に立てれば、とてもうれしいです。


最後に

『スパルタ塾』という名前に怖気づいてしまう方も多いかと思いますが、私はどちらかというと『ドM塾』(受講生が)だったなと思います。

休日の時間を割いてまで企画をし、わざわざ厳しい評価を受けるために講座に通う。これはドM以外の何ものでもありません。毎回、選ばれてなかったらどうしよう・・・とドキドキしながらB&Bに向い、発表者リストに入っていれば入っていたでオエッとなる。もうたまりません。

我こそは真正のMだ!という方は、ぜひ受講されてみてはいかがでしょうか。

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