台風の記事②
今日は予てから楽しみにしていた内覧の日だが、昨日、先方から電話がかかってきた。
「あの、道路が土砂で埋まって先に進めないので、日を改めませんか?」
なるほど、内覧予定の家の隣には川が流れていて、その川の下流では泥水が氾濫しているとニュースでやっていた。
インスタを覗くとその土砂で埋まった場所より奥では橋も壊れているようだ。
「わかりました。では来週にしましょう」
聞けば市内の住宅街に住む売主の家のそばでその川は氾濫したらしく、ご自宅は無事らしいとのことだが、その付近は泥や流木などで片付けも大変であろうと察する。
ただその物件が心配で、朝、月子が物件の隣に住むTさんへ様子を伺おうと電話をしてみた。
「別に被害はないよ。橋は壊れたけど別のルートを使えば来れるし問題ない」
ほっとしたけど、別の人のインスタで付近の様子を見ると、川は濁流だし土砂は所々道路に流れ出している。どこかの家では土砂崩れで流れてきた木が壁を突き破っている写真もあった。
僕の家の近くを流れる利根川も第一堤防から水が溢れ出して第二堤防まで水が来た。田んぼや畑が広がる広大な敷地だが、いつも利用する道路や大学のグランドも水没してしまった。
こんなことは30年ぶりだ。昨年も罠猟で狙っていた河川敷を根城にしているイノシシたちもどうやら逃げ出して付近の畑を走り回っているらしい。(その映像はツイッターでバズってた)
今回は稀に見る災害であったために内覧はお預けになったけど、来週まで楽しみが伸びたんだから、ま、いっか。
写真)30年ぶりに第二堤防まで水が来た。写真中央にある看板の下には地域のバイパス的な道路が走っている。(利根川・柏市)