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PFT-T3000AF 高音質の秘密(ノイズ減衰データ)

PERFECTIONチーム 開発チーフエンジニアのSparkyです。

やっと長い1週間が終わります、明日から3連休ですね。
皆様はどんな休日を過ごされるのでしょうか。

さて、今日はPERFECTIONの人気商品PFT-T3000AFがどうしてあれほど
音質改善効果が高く音質が良くなるのかその秘密に迫ってみましょう。

オーディオ機器において最近の電源事情を考察するとやはり電源ラインに
重畳(ちょうじょう)するスイッチング電源ノイズ(インバータノイズ)
が多く、この種のノイズが音を曇らせてしまいます。

PFT-T3000AFはそのインバータなどからの伝導ノイズ(電源ケーブルを伝わってくるノイズ)をANE回路とパッシブキャパシターフィルターで減衰させることであのハイパフォーマンスを発揮させています。

Sparkyは幾つかの会社で開発設計をしてきましたが2番目に勤めた会社が
世界No.1の電源ノイズフィルターメーカ(スイスのS社)の日本法人で、
インバータ機器の電源ノイズフィルターの設計をしていましたのでその道のプロフェッショナルなのです。


10KHz~5MHzまでのデータを比較した画像です。
左側がインバーター単体、右側がインバータ+PFT-T3000AFを接続。

※本実験で使用のDC/ACインバータは特にノイズレベルの高い実験用の
インバータですのであくまでも参考データとなります。
通常はインバータ単体であるレベルの規格値にノイズレベルが入るように
設計されておりそれに対してさらにPFT-T3000AFのようなAC TAPを使用することで最大の性能を発揮しますが、ここまで酷いノイズレベルの機器でも
参考データのようにノイズレベルを減衰しますので、物理的なフィルター回路が無い場合はスルーしてしまいます。

まず100KHz前後までのノイズ(AM帯域)、ここが一番音質に影響を
与える帯域です。
この帯域の電源ノイズを適度に減衰させることでPFT-T3000AFが
市場で評価される理由になります。
※この適度とはあまり高減衰でもオーディオフィルターとしてはNG

今回の一例データでは、60KHz,、120KHz,にインバータノイズのピークが
ありますが、インバーター単体ではノイズレベル88dB、99dB、
PFT-T3000AF接続時では65dB、60dBで23dB(1/14)、39dB(1/45)に
ノイズレベルを減衰させています。
そこから5MHzまでのデータをみてもわかる通り一定レベルにノイズを
減衰させています。

これらはいくら高価なACインレットやアウトレット、筐体を使用しても基礎的な回路が理論的に設計されていなければそれらの性能を生かしきれないという結果になってしまいます。

このような設計思想はPERFECTIONの全製品に共通したものですので
PFT-T3000AFに限らず他のモデルも安心して選択肢の中に入れて頂けると
幸いです。


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