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【コラム】ヤマハ・パシフィカのモデル名の見方について(知ってて良かった初歩の初歩)
初めてエレキギターを買うとき「そもそも、何を選べばよいのか?」という悩みありますよね。
詳しくなってくると徐々に「見るべきポイント」が分かってくるようにはなるのですが、どんなジャンルにおいても、最初は全く違いが分からないから、「ぶっちゃけ、専門家目線で何を買えば良いか、ズバリ教えて欲しい」というのが本音かと思います。
しかし、楽器屋の店員さんに聞いても、専門用語が羅列された説明で、イマイチぴんと来ない。。。
店員さんがズバリ言えない理由は、意地悪ではなくて、「何をやりたいのか?」「妥協できないポイントは何か?」「予算はいくらなのか?」によって変わるからなんですが、これでどんどん複雑化してきますよね。。。
というワケで、一つ一つの項目に分けて、分かり易く説明していきたいと思います。
今回は番外編的に、今大人気を博している「ヤマハ・パシフィカ」のモデル名についてです。
パシフィカ・レギュラーライン(PAC100/200/300/600シリーズ)のモデル名は「PAC612VFM」やら「PAC611HFM」やら、パッと見、違いが分かり難いですので、あらためてその見方をまとめてみました。(「そんなの知ってるよ」という声が聞こえてきそうですが・・・)
![](https://assets.st-note.com/img/1725192514894-e32RhIYeMp.png?width=1200)
まず、最初の「PAC」は、言うまでもなくパシフィカの意味。
続く3桁の数字がポイントですが、
1個目(百の位):シリーズを表します。(1なら100シリーズ、6なら600シリーズなど、数字が大きいほど上位機種になります)
2個目(十の位):ハムバッカーピックアップの数を表します。(1ならハムバッカー×1個、2ならハムバッカー×2個)
3個目(一の位):シングルコイルピックアップ [P90タイプ含む] の数を表します。(1ならシングルコイル×1個、2ならシングルコイル×2個)
![](https://assets.st-note.com/img/1725192540275-A6tAs8147f.png?width=1200)
そして、3桁の数字の後に続く「V」もしくは「H」はブリッジのタイプを示しています。
Vならトレモロ・ブリッジ、Hならハードテイル(トレモロ無し)になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1725192557774-2FVI1bho6J.png?width=1200)
さらに、その後に続くアルファベットがある場合は、「FM(フレイムメイプルトップ)」「M(メイプル指板)」など、その他の区分事項となります。
つまり、以下の例の様に読み取れるというワケです。
![](https://assets.st-note.com/img/1725192573969-v7RKWfPJku.png?width=1200)
(例1)PAC612VFM
・パシフィカ600シリーズ
・ハムバッカーピックアップ×1個
・シングルコイルピックアップ×2個
・トレモロブリッジ搭載
・フレイムメイプルトップ
![](https://assets.st-note.com/img/1725192590029-xYLH1vbVc5.png?width=1200)
(例2)PAC311H
・パシフィカ300シリーズ
・ハムバッカーピックアップ×1個
・シングルコイルピックアップ×1個
・ハードテイルブリッジ搭載(トレモロ無し)
![](https://assets.st-note.com/img/1725192606406-FCII0fNk51.png?width=1200)
(例3)PAC120H
・パシフィカ100シリーズ
・ハムバッカーピックアップ×2個
・シングルコイルピックアップ無し
・ハードテイルブリッジ搭載(トレモロ無し)
※注:今回の記事ではPACPAC100/200/300/600シリーズをご紹介しています。上位ラインナップのの「Pacifica Professional」「Pacifica Standard Plus」では一部名称ルールが異なりますのでご注意ください。
いかがですか?
ぼっち・ざ・ろっく! でも登場し、今大人気を博している定番の「ヤマハ・パシフィカ(YAMAHA PACIFICA)」。
様々なラインアップが発売されていますので、ご自身に合ったギター選びの参考にしてみて下さいね!
![](https://assets.st-note.com/img/1725192623256-uKmT08gTAo.png?width=1200)
Pacificaシリーズは、多くのセッションギターリストのニーズに応えるためロサンゼルスのカスタムショップと共同で開発されました。現在では様々なピックアップやハードウェアのオプションにより、多様性のあるサウンド、優れた演奏性、確かな品質を提供し続けています。
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