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友保、結婚によせて

おめでとう

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本を書店で見かけて、なぜ誰しもが思ったことはあっても、働いていると読書の時間がとりにくくなるし、仕方ないよね、と当然のことだと暗黙に自己完結されてきたことについて研究した人がいるのだと感動して、おもしろタイトルにも見えるこの本がとても気になっているくせにまだ読んでいない。
働いているからだ。

なぜ推しが結婚するとさみしいと思うのか

金属バットの友保が結婚を発表した。
おめでとう!!
とは思うが同じくらいのさみしさも感じる。
一体このさみしさは何なのか、検証してみたいと思う。

・独身であることで、勝手に、まだみんなの友保だよねと思っていたが、伴侶ができることにより、「まずはその人のために存在する友保」 ということになる。
その人のために …とは大袈裟だろうか。
・交際相手がいるのかいないのか、きっといるに決まっているけどいなかったら夢がある、などと都合よく想像して楽しむことができなくなる。
…夢がある。この夢というのは一体なんなのか。
・ものすごい倍率になるが自分が友保と知り合える可能性、さらにそこから交際に発展する可能性が微量なパーセントでもあることに賭けてみたいという夢、気持ち。
…一体どうやって?

あの人は私だけのものでもなく、私はあなただけのものでは全くない
んだけど、というか今はこんな言い回ししないし、しらけた表現だと感じる。
ただ、推しと私の間に、他者は存在しない。介在させる理由も必要もないので、自由に想像したりそれについて語ることをここではおおっぴらにしていきたい。

なぜ我々はボケ続ける金属バットが気持ち良いのか

まじめな質問にも必ずボケて、大阪を出たくないと一貫して言い続け、ういた話を全く聞かない金属バットだが、ザ・セカンドではあんなにおもしろくて仕上がっている漫才を披露したのに優勝できなかった。
負けたことで友保は、漫才2本どぶに捨てただけでしたわと方々で愚痴っていた。テレビのゴールデンタイムに放送する大きな大会のために用意した3本の漫才。
こういった場で披露した漫才は、もう他の場では披露できないらしい。おそらくいつもよりは多くの人が見ているし、賞レースで負けたネタだし、見たことあるという理由であまりウケないらしい。そういうものだろうか?
業界の通説かもしれないし、実際にウケないこともあるのかもしれない。
しかし私はそうは思わなかった。練り上げた良いネタはいつ見てもおもしろい。
2本目のネタは今までの金属のネタではあまり見かけないようなスタイルだった。彼らには珍しく、普段より少しオーバーなアクションがあったり、二人が同じ動きをするシーンもあったり、客席に向かって話しかけるような部分もあった。それでいて話しの内容は、彼ららしい毒や刺激や軽めのdisをなくすことがなく、というかむしろ、オーバーアクションなどの要素でもって少し中和をさせて、聞きやすくすることに注力した漫才で、ものすごく優勝に向かってネタをしていると思わせた。
あの場で披露できる「最大限の完璧」を発揮した姿だったし、気持ちが良いほど振り切っていて、歪みのようなものを全肯定し、価値観を破壊しては再構築する。
このネタを見ていた「馬鹿よ貴方は」の新道さんは、自身のYouTubeだったかTwitterだったかで、この完璧なネタで勝てないってどういうこと?とブチ切れていた。
金属バットだけの漫才というものが確実にあり、こんな芸人が存在したのかと知ってしまうと、彼らからはもう離れられない。作家の町田康や女優の黒木華も大ファンだと公言している。

このニュースの前日、ランジャタイの伊藤ちゃんが未成年者との関係?トラブル?があったそうで、しばらく活動休止とあった。
冒頭のニュースと一日違いで出た話題なのでどうしても対比となるが、色っぽい噂話を全く聞かない2組だっただけに、友保の、何の匂わせもないまま突然の結婚発表は行為としてとても格好いいしクールと感じたが、伊藤ちゃんがというかランジャタイがその理由で休止するのはかなりださいな、と思ってしまった。
先月行ったミカミのトークライブで、魔人が数人の芸人と飲んだ際、その中にランジャタイの伊藤ちゃんがおり
「売れる前のほうが楽しかった」と言っていたそうだ。
伊藤ちゃんは独身だし、せめてばれないようにうまくやってくれよと思ったが、国ちゃんだけでも今まで通り見られれば今はそれでいい。
数年前、何度か行われていた2組のツーマンライブ、また見られる時を密かに楽しみに待っていたが、開催自体があやうくなってきてしまった。
そのうちまたランジャタイを見られることを望む。

なぜ友保の前髪はいつもきれいにぱつんと揃っているのか

先日見ていた金属バット無問題の英國屋で、サンドをほおばりながら友保は
「もし嫁はんもろたらこのサンド食べさして、朝作って欲しいわ」と言っているのを見た時はまだニュースを聞く前だった。その時は、友保もそのうち結婚するのかな〜、そうなったらさみしいのかな〜とか思っていた。
しかし今に思えばあのサンドを食べてる時はおそらくもう結婚することは決定しているはずで「嫁はんになる人=特定の人物」を想像しながら言ってるのだと思うと、私はなぜかもうさみしいとは思わなかった。
友保の妻になる人と私の間には、何の関係も皆無だからだ。
そして大量に食べた後、一人で食う量やないねん、妊娠してんねんわし、とか言っており、妻が妊娠するかもしれないよな〜と考えると、なんかとても楽しみになってきた。その子どもを見る機会があるかどうかもわからないのにだ。

さみしさの検証として書き出したが、今はさみしさがほぼなくなった。
お盆中に行きたいライブもスルーし、なにを一体ちまちま書いているのかとも思ったが、こうして気がすんで推しの結婚を祝福できるようになったのだから、書いた甲斐があった。

あと友保の前髪は誰がどのくらいの頻度で切りそろえているのか、ずっと気になっているので、どなたかご存じのかたがおられましたらおしえて欲しいです。