山田悠介「キリン」
概要
2010/9/30リリースという14年前の小説。
天才精子バンクで生まれた2人の兄弟をめぐる物語が、俯瞰的に描かれている。長男の秀才と次男の麒麟。長男が算数の天才で次男があの才能があったという話。
所感
大筋のストーリーはまあまあ興味深い精子バンクで生まれた兄弟の話。更に親からも酷い目に遭わされて過ごす2人だが、なかなか感情移入できない。淡々と描画されるストーリーだからなのか、、
最後にちょっとしたドンデン返しや伏線回収などあるがどうしても距離をとってしまう。
コインロッカーベイビーズほど熱くないのはこの時代のものだからなのか?単に自分が歳をとったからなのか?わからないが。
文体★★⭐︎︎︎︎⭐︎⭐︎
テーマ★★★⭐︎⭐︎
全体★★⭐︎⭐︎⭐︎