SPARKLE LEGAL サマー・インターン生 インタビュー vol.1(2023年度)
スパークル法律事務所では、司法試験受験者を対象として、サマー・インターンを開催しております。
最終日に、サマー・インターン生2名にお話を伺うことができました。
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Q1 どのように、スパークル法律事務所のサマー・インターンを知ったのでしょうか。
S.T.さん:司法試験終了後、すぐにロースクールの先輩に「就活始めます」って相談しました。その先輩は、昨年スパークル法律事務所のサマー・インターンをされた方で、 「こういうインターンシップがあるよ。先生が企業法務をメインでやっている事務所で、とてもいい経験だったよ」って説明していただきました。
私は、元々、司法試験直前期に全く就職活動をしておらず、インターンシップが1個も決まっていなくて焦っていた状態でした。そんな時に、紹介していただいて、急いで応募させていただきました。
Y.Y.さん:私は、大学院の掲示板で募集情報を拝見して、サマー・インターンの存在を知りました。私は、依頼者に寄り添いたいっていう気持ちと頼りがいのある弁護士になりたいという自分の中の2つの柱があって、スパークル法律事務所のホームページを見た際に、事務所の価値観が合うのではないかなっていう風に思って、ぜひ参加させていただきたいと思ったのが、応募理由です。具体的には、「クライアント・ファーストかつクライアント・フレンドリー」という部分と「ITなどのテクノロジーの活用」を打ち出している点に惹かれました。古きを守るだけでなくて、IT とか新しいものへの意識に敏感な部分のある事務所なのだなと思いました。
また、私は、ホームページの弁護士の顔写真も結構見てしまうんです(笑)。 事務所によっては、弁護士の方が並んでいる写真の顔が、結構怖いなっていう風に思うことがあります。しかし、スパークル法律事務所の写真を見ると、皆さんがにこやかで、親しみやすい雰囲気が伝わってきて、一緒に働いてみたいと思いました。
Q2 サマー・インターンは、来る前の想像と違いましたか。想像通りでしたか。
S.T.さん:私は法律事務所のインターンシップに行ったことがなかったのでリサーチというものが、実際にどれぐらいの量の成果物を作らないといけないのかという不安がすごくありました。リサーチの内容なども、質問できない雰囲気だったら、怖いなとか色々思っていたのですが、実際には、全ての面で問題ありませんでした。
私に出された課題は、発信者情報開示請求だったのですが、実務としての観点を知れて面白かったです。課題を少し勘違いしており、答え方を間違えてしまった点もあったのですが、大学院では扱わないテーマについて、学ぶことができましたし、発表後のフィードバックも丁寧にいただけて、大変学びになりました。
Y.Y.さん:私も始まる前は、不安だったのですが、充実したインターンシップだったというのが感想です。私たちが普段の生活でSNSを見る機会が多い中で、トラブルになってしまえば、削除請求や開示請求という形で関わり得る分野であったというのも、楽しめた要因だったと思います。
Q3:4日間のサマー・インターンでは、何を、どのように進めましたか?
S.T.さん:プロバイダ責任制限法の令和3年改正時の資料を見ながら経緯や条文の立法趣旨をまとめながら把握して、裁判例を調査しました。4日間という期間には、過去の事件記録も見させていただくこともできて、これもまた良い経験でした。発表資料を作る時間も、事件記録を見る時間もあって、大変という気持ちは、あまりなかったです。
サマー・インターンでの課題は、仮想事例で、依頼者へのメモを書くというものでした。実務的に依頼者にどのようなメモを出すべきか、依頼者の社内調査がどれくらい信用できるんだろうとか考えたつもりでしたが、発表に上手く落とし込むことが難しかったです。依頼者の視点は、やっぱり自分が知らない視点だったので、その知らない視点を考えていくのは難しかったですが、いい経験でした。
Y.Y.さん:私は、司法試験で倒産法選択なので、破産管財人を先生がなされた際の記録や刑事裁判の記録をお願いして見させていただいたのが印象的でした。
以前、別のエクスターンに行った時は結構色々な所に連れてってもらうことが多くて、事務所にいるっていうよりは破産管財人の依頼者のもとへ行ったりとか、介護施設に行ったりといった経験をしたのですが、事務所内の雰囲気は、よく分かりませんでした。今回のスパークル法律事務所のサマー・インターンでは、逆に事務所での弁護士の業務の雰囲気を知れて楽しかったですし、弁護士になった際のイメージを膨らませることができました。
Q4:本日、最終日の発表は、どうでしたか?
S.T.さん:弁護士の先生方の前で発言する機会は中々ないので緊張しました。私が喋る時に結構早くなりがちだったことや、もう少し対話のように発表できればもっとうまく伝わったのではないかという点は、反省点です。ただ、先生方の雰囲気は、優しくて、温かかったです。事例を読んでどのような情報が足りなくて、どのような情報を依頼者に聞いて取りに行くべきか、実務の視点からフィードバックしていただけたので勉強になったなっていう風に思いました。
Y.Y.さん:実務において依頼を受けるべきかどうかとか、依頼者の方に きっと勝てると思うとか、 負けるかもしれないとかを伝えなければならないというのは、当たり前なのだと思いますが新鮮な視点でした。
Q5:来年度以降の後輩に伝えることがあれば、是非教えてください。
Y.Y.さん:どんな事務所か一言でいうと、「優しい事務所だよ」 っていう点は絶対に伝えたいです。弁護士事務所にインターンシップに行くとなると学生は恐縮してしまうところがあると思うんです。ただ、事務所全体で、すごく優しくしてくださって、「聞きたいことや困っていることはない?」とか声をかけてくださいます。しかも、こちらの緊張がほぐれるように色々工夫してくださるので、まず、「緊張はしないでためらわずに応募して」と伝えたいです。
また、業務のイメージができることで通常の授業とか勉強にも役立つと思います。実務的なイメージができないまま、教科書をただ読むだけでなくて、「この話は、サマー・インターンの時に教わったあの話だ」といった新たな学びや視点を得られるよっていうところを紹介したいですね。
S.T.さん:Y.Y.さんがおっしゃってくれた 通りなんですけど、事務所の方々が皆さんとても優しく、またお茶の水や淡路町近辺のグルメで美味しいお店に連れて行っていただけます(笑)しかも、コーヒーブレイクがあります!普通ならリサーチ途中で集中力が切れてしまうと思いますが、コーヒーブレイクがあるので 、集中力を持続できました。
Y.Y.さん:実は、私は、桃のケーキ(近江屋洋菓子店)の存在を以前より知っていて、いつか食べたいなと思っていたのです。まさか、スパークル法律事務所のサマー・インターンで頂けるなんて思いもよらなかったです。
S.T.さん:また、先生方との距離感が近い環境で作業できたのもとても良かったです。サマー・インターン生は、別部屋で作業をするのですが、完全に隔離されているわけではないため、事務所の雰囲気感も伝わってきましたし、先生方もよく様子を見に来てくれるので、気軽に質問ができました。
Y.Y.さん:事務所の会議に参加させて頂いたこともよい経験でした。事務所の運営やクライアント獲得を進めていくのかの雰囲気を見させていただいたので、すごく勉強になりました。とても貴重な経験をさせていただきました。
お二人とも、4日間お疲れさまでした!