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【The Brow Beat】メジャーデビューシングル「ハレヴタイ」リリース記念生配信レポート&SPインタビュー

俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成、PENICILLINのHAKUEIがツインボーカル&トータルプロデュースを務めるバンドプロジェクト・The Brow Beatが、7月7日に待望のメジャーデビューを迎えた。
去る6月6日、デビューシングル「ハレヴタイ」のリリースを記念して行われた生配信イベントに潜入。イベントに登壇したRyujiとHAKUEIによる軽快なトークの様子と、イベント後に実施した単独インタビューをお届けする。
彼らの活動の芯にある、ロックバンドとしての揺るがないハードさと、この令和の時代のバンドらしい最先端の感覚。唯一無二のハイブリッド感、そしてインディーズ時代から変わらぬ攻めの姿勢で走り続ける彼らの姿は、きっと現代に生きる人々の心を強く揺さぶるに違いない。

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event report

イベントのMCはビジュアル系バンド・NoGoDのVocal・団長が務めた。終始テンションの高いRyuji&HAKUEIと団長のやり取りに、会場からは笑いが巻き起こる。

Ryuji「こんにちはRyujiでーす! よろしくお願い四万十川!」
HAKUEI「こんにちは〜HAKUEIです。よろしくお願いしマイケルジャクソン」

バンド結成のきっかけについて問われると、Ryujiが「40何億年前かに地球が誕生して、それぐらいまで遡っちゃうんですけど。地球ができて、最初にプランクトン、微生物たちが……」と壮大なボケを入れ、HAKUEIも「アミノ酸がね――」と乗っかる。

ちなみに本当のバンド結成、じつはすれ違いがあったという……

Ryuji:奇跡のすれ違いだったんですよね。HAKUEIさんと食事させてもらって、ナポリタン食ってた時ですよ。「いずれバンドをやりたいと思ってるんです」って話をさせてもらって。そしたらHAKUEIさんが「じゃあ今やろうよ(プロデュースしてあげるよ)」って言ってくれて。俺は「マジすか!?(ツインボーカルか、やべぇ!)」って(笑)。
HAKUEI:はははは! そうそう。
Ryuji:そんなすれ違いが生んだ奇跡(笑)。
HAKUEI:コントみたいだったね。お互い違うこと考えて会話してる、みたいな。で、途中で「あれ?」ってね(笑)。
Ryuji:レコーディングもちょいちょい進んでる時に、俺が「どの曲2人でやります?」って聞いて。そしたらHAKUEIさんが「なに!?」って(笑)。俺も「え!?」って。
HAKUEI:はははは! そこで初めて分かったんだよね。でも面白いかもな〜って。その時すでにレコーディングで流司くんの声を聴いていて、すごくハスキーで高音になっても太くて。僕とは違う力強さがあるな〜と思っていたから、この組み合わせは面白いなと。そういう風に自然の流れで成り立ったのが、僕はすごく好きで。これはもう僕らにしかないものが自然に生まれたと思うので、神様ありがとう、と。
(『Sparkle vol.44』より抜粋)

「Ryujiをどうプロデュースしていこうと考えていたのか」という質問に、HAKUEIは「最初は本当に手探り。当初はソロボーカルだと思っていたので、Ryujiくんの声をどう活かすかということを考えて、収録する3倍くらいの数の曲を作りました。Ryujiくんは太くて通る声だから、こういうのが似合うかなと思うものを見つけて。
はっきり言いますけど、俳優さんが片手間でやるレベルではなかったですし、少しずつ僕もツインボーカルのパートをやっていく中で生まれるハイブリッド感が面白いなと思っています」。

デビューシングルの表題曲「ハレヴタイ」はそんな2人による共作。TVアニメ「遊☆戯☆王SEVENS」オープニング主題歌でもあるこの曲の制作秘話について聞かれると、

Ryuji「得意としている歌詞がネガティヴというか、そんなのばっかり書いているので。今回のような〝仲間〟〝勇気〟〝希望〟を込めた歌詞を書くのはすごく頭を悩ませました」

しかし同時に、昔から知っていたからこそ「遊戯王」にちなんだワードを歌詞に散りばめたりと、タイアップソングを作詞できる楽しさも感じていたという。

一方、ミュージシャン歴30年を誇るHAKUEI。これまでも自身のバンドでアニメタイアップを担当したことはあったが、タイアップありきで曲を作ることは意外にも無かったそうで、思いきり「遊戯王」のための曲を作れたことに喜びを感じているとのこと。
さらに「もちろんアニメを観る子供たちに喜んでほしいという思いもありながら、すごく大切なメジャーデビューシングルでもあるので。ライブで披露するときに破壊力を持たせたいという思いはありましたね」と語ってくれた。

改めてメジャーデビューに当たっての心境を聞かれ、インディーズ時代を大切に思いながらデビューに臨んでいることを語ってくれたのも印象的だ。

Ryuji「インディーズの時もやりたいことをできてましたし、楽しかったので。心持ち自体はそんなに変わらないんです。でもこうして楽曲をオープニングテーマで使ってもらえたり、いろんな人の目に触れる機会もどんどん増えていくという意味ではありがたいなと思います」

HAKUEI「今のご時世、インディーズでもしっかりと流通しているし、はっきり言っちゃうとCDも売れなくなってきている時代でメジャーとの垣根も曖昧になってきていると思うんです。僕もRyujiくんと一緒で、基本的な気持ちとしてThe Brow BeatではRyujiくんが好きな音楽を僕がプロデュースして、それを一緒に楽しむというスタイルは変わらないんです。
Ryujiくんがよく「ロックシーンを昔に戻したい」という発言をするんですけど、僕にもその言葉が響いていて。デビューはその一環でもある気がします。インディーズで好き勝手やるのもいいけど、ちゃんとメジャーのレコード会社とタッグを組んで、こういう形で世の中に広げていくのも、ロックバンドとして夢のあることだと思うので。メジャーデビューすることでそれを表現できたかなと思います」

そんな2人に今後の展望を聞くと、「バーベキューしたい」と答えるRyujiに「Ryujiくんとディズニーシー行きたい」と応じるHAKUEIに微笑ましい気持ちになりつつ(笑)、最後にはちゃんとそれぞれの胸中を語ってくれた。

Ryuji「本当に好きにやらせてもらっているので、今後も好きにやらせてもらえたらそれで満足なんですけど。何と言ってもロックバンドなので、武道館には立ちたいなと」

HAKUEI「プロデューサー的な立場から言わせていただくと、3年間培ってきたものを持って新しいステージに行くということで。楽曲の幅がすでに広がってきているのを感じています。
やっぱり「ハレヴタイ」はアニメの主題歌ということで、そこを意識しながらThe Brow Beatらしさを出した楽曲になっています。でもそれだけでThe Brow Beatを初めて知った方々に判断してほしくなくて。だからこそ、割とエグい曲をカップリングで表現しています。Ryujiくんの歌詞とかも、最初は「いいのかな?」って思うくらい凄まじい内容だったりするんですけど(笑)。そうやって、〝メジャーのステージだからもっとキャッチーに〟ということだけじゃない、本当に好きなことを思いきり追求するスタイルでやれているので。メジャーデビューして世の中にもっと出ていくということだけじゃなく、深いところまでいきたいなと。インディーズの時よりもエッジが効いていると思っています」

そして最後の挨拶では、

Ryuji「まだまだこれからもThe Brow Beatは続いてまいりますので、今後ともよろしくお願い四万十川、ということで。お願いしまーす!」
HAKUEI「The Brow Beatは非常に新しいスタイルのバンド。The Brow Beatにしかない攻撃力がふんだんにあると思っているので、これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。今後とも、よろしくお願いしマイケルジョーダン」

としっかり冒頭のボケを回収して締めくくってくれた。


major deview single「ハレヴタイ」

デビューシングル「ハレヴタイ」は全4形態で発売される。

【Type A】CD+DVD/¥1,980(税込)/06051
DVDには「ハレヴタイ」MUSIC VIDEO収録

Type Aは〝ブロビ〟ど真ん中とも言われるジャケット。
Ryuji「この衣装の撮影は中性的なスタイリングにしてもらっている。子どもたちの初恋を奪ってやろうかなぁと」
HAKUEI「(このビジュアルで)トラウマを与えてやろうかなと。小学校でアイパッチ流行らないかな?」
団長「初恋とトラウマ……盆と正月が一緒に来ちゃう感じ!」

カップリング曲「21グラム」は作詞作曲共にRyujiが担当。「インディーズの3年間を通して作詞を勉強させてもらった」と語るRyuji史上、最大文字数の楽曲となった。
心にずっしりと響く歌詞の一つ一つに注目してほしい。

【Type B】CD/¥1,980(税込)/PCCA-70557
豪華24Pブックレット付

Type Bは、2人のシルエット写真をジャケットに。
このタイプには豪華24Pブックレットが付くため、ジャケットはあえてイメージ写真(シルエット)になったのだそう。2人の写真は付属のブックレットでたっぷり楽しんでいただきたい。

カップリング曲「シンデレラ」も2人による共作。インディーズ期の人気曲「Snow White」に続く、童話をモチーフにした楽曲だが……。
HAKUEI「あんまり子供が聴いちゃダメな曲ですね。お子さんはBタイプは買わない方がいいかも」
Ryuji「売りましょうよ!!(笑)」

【Type C】CD/¥1,100(税込)/PCCA-06052
ソロエディットバージョンなど全7曲入
全7種ランダムブロマイド1種封入
Ryuji & HAKUEIをキャラクター化したアニメジャケット仕様

Type Cは2人をキャラクター化した「遊戯王」アニメジャケット仕様。
アニメを通して彼らを知った人やお子様が買いやすい、と紹介された形態だ。

【Type D】CD/¥1,100(税込)/MJSS-0929
全2曲+オリジナルカラオケ入
描き下ろしアニメジャケット仕様

Type Dは描き下ろしアニメジャケット仕様。上記3形態がポニーキャニオンからの発売に対し、こちらはマーベラスから発売。

2レーベルから同時発売という珍しい発売形態を取っているデビューシングル。ぜひそれぞれが気になったジャケット、収録内容の盤を手に取ってみてはいかがだろうか。


interview

イベントを終えたRyujiとHAKUEIに、インディーズラストライブ「Live2021 “Last indies” 〜Steal your xxxx〜 オンライン」や、デビューシングル「ハレヴタイ」のカップリング曲について伺った。短い時間の中でも濃密なトークを展開してくれた2人の言葉をここにお届けする。

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Ryujiさんはイベントの少し前に金髪にされましたが、今日のヘアスタイルが「Last indies」ライブの3日目と重なるイメージになっていて素敵だなと思いました。

Ryuji:マジ良かったです、これ。今日、ヘアメイクさんが金髪のエクステを用意してくれていて本当に助かりました。

先日のライブを終えられて、改めて感じていることを教えてください。

Ryuji:結果、実現できて良かったです。あと、(無観客だったため)MCで誰一人笑わなくても大丈夫という鋼のメンタルができましたね(笑)。

HAKUEI:はははは!

MCでは鳴風さん(gt.)もだいぶやられていらっしゃった気が……。

Ryuji:鳴さん……(思い出して爆笑)。

HAKUEI:いやいやいや、全然大したことないでしょ、あの人からしてみれば。一番〝鋼〟ですからね?

Ryuji:一番〝鋼〟ですよね、意外と。

HAKUEI:うん。一番柔らかいのは、俺はChirolynさんだと思うよ。意外と。

Ryuji:あぁ、そうですね(笑)。

HAKUEI:ふふふ。

2日目には全員が学生服を着る中、セーラー服姿のChirolynさんに誰も全く触れずに終わったことにも笑いました。

2人:(爆笑)。

HAKUEI:なかなかですよね。

Ryuji:楽屋で宣言してましたよね、「絶対に触れないでいきましょう」って。

HAKUEI:うん。触れてしまったら、なんかそういうものになっちゃうじゃないですか。

Ryuji:確かに。

HAKUEI:俺はこうだ!っていう感じでね。

あのコスプレもRyujiさん発案?

HAKUEI:Ryujiくんだね。

Ryuji:そうですね。東京初日はやっぱり……なんならファイナルより価値のあるものにしようと。ファイナルはどうやっても一番いいライブになっちゃうので。まあこれは3rdツアー「Adam」の時からそうですけど、何かファイナルに勝るインパクトを持たせられないかなと思いまして。それで今回は学ランということになりました。で、転校生がHAKUEIさんなんです。

HAKUEI:俺だけ白い学ランで、ちょっと金持ちっぽい感じなんですよね。(「うる星やつら」の)面堂終太郎風な。

Ryuji:ふふふ(笑)。

2日目のライブにはさらなるサプライズが。クジを引いてその場でセットリストを決めるという、観ていてワクワクする企画でした。

Ryuji:良かったです、あれ。

HAKUEI:あれはねぇ(笑)。

Ryuji:最後は本当にミラクルでしたよ。途中までは、当初クジ引きをやることになる前に予定していたセットリストとほぼほぼ一緒の流れだったんですから。

HAKUEI:あんまり変わらない流れでね、いい流れで引いちゃってね。ハプニングが起きないとこれをやる意味ないのにな〜とみんなで焦っていたら、ラスト〝MC〟で終わるという(笑)。

Ryuji:「さ! というわけで、これでライブ終わりですけれども!」って(笑)。はははっ。

HAKUEI:助かったねぇ(笑)。やった意味がありました。

Ryuji:あれでだいぶ助かりました(笑)。

HAKUEI:あのまま普通にラスト「メビウス」とかで終わってたら、ね? なんのためにクジ引きしたのか分からないからさ。

「睡蓮」の、いつもは会場のファンが合唱する「命は風に乗り旅をする」の部分で、HAKUEIさん、Chirolynさん、鳴風さんがフロアに降りて、お客さんの代わりに一緒に歌っていた場面も、本当に感動しました。

HAKUEI:ありがとうございます。

Ryuji:あれはグッときましたねぇ。

そして最終日にはPENICILLINの「ロマンス」をお二人で歌われて。2人での歌唱はRyujiさんの夢が叶った瞬間でもあったのでは?

Ryuji:そうですね。いつか言おう言おうと思ってたんですけど、なかなか言い出せなくて。それこそ……HAKUEIさんは覚えてないかと思いますけど、『帝一の國』の打ち上げの時に「ロマンス」をカラオケで歌ってくださったことがあったんですよ。その時にポロッと、「俺、自分のライブでもあんまり歌わないんだけどな」と言っていて。

HAKUEI:そう、普段はあまりやらなかったりするんですよ。

Ryuji:だからずっと言い出せなくて……。

HAKUEI:ふふふ(笑)。

Ryuji:満を持して、家で1人酒を飲んでいる時に、酔っ払った勢いに任せて電話しまして。

HAKUEI:うん。

Ryuji:「ちょっとお願いがあるんですけど……、今回『ロマンス』やりたいんです」って言ったら、HAKUEIさんからいつもの2トーンくらい高めの声で「いいよ〜」って返ってきて。

HAKUEI:はははは!

Ryuji:お、おぉ〜……!!って(笑)。へへ、実現しました。ようやっと。

HAKUEI:そうだね。

そして突如始まった〝のど自慢大会〟に、Ryujiさんは〝イガラシユキヒト〟としてステージに立ったわけですね。
(※アンコールのMCにて「やり残したことがあるんです」と語るRyujiが突如〝イガラシユキヒト〟と名乗り〝のど自慢大会〟にエントリー。PENICILLINの「ロマンス」が流れる中、後ろから〝ご本人登場〟のテイでHAKUEIが現れる、という流れだった)

HAKUEI:よく覚えてますね(笑)。

Ryuji:ははは! そう!

衝撃が大きすぎて忘れられません(笑)。

2人:(爆笑)。

Ryuji:あそこの情報量すごかったですよね(笑)。

HAKUEI:そうだよね。はははは! 情報量すごいよね、多すぎたよ(笑)。

Ryuji:多すぎました(笑)。のど自慢大会と、ホンモノが(笑)。

HAKUEI:はははは! 〝ご本人登場〟みたいな感じで俺が出てくるっていう(笑)。

Ryuji:でもやっぱりあれは、お客さんが入った状態で……生でもう一度皆さんにお見せしたいという気持ちがありますね。

HAKUEI:そうだねぇ。あれはウケただろうね?

Ryuji:あれはウケたでしょうねぇ。

3日間のライブはもちろん、これまでの活動を含め「昔のミュージックシーンを今の時代に」というお二人の願いは、確かにお客様に届いているなと感じました。現代に蘇ったシーン一つ一つに感動しているお客様も多かった印象です。「ロックバンドのこの感じ(流れや空気感)、知ってる……!」というような。お二人が目指すものがそうやってちゃんと届いていることが素敵だなと。

Ryuji:うん、そうですね。

HAKUEI:それは僕もすごく嬉しい。大袈裟ですけど、それこそがThe Brow Beatの使命なのかもしれないなと、今日もこういう話をしていて思いますね。Ryujiくんがそういうことを自ら言葉で発信して、僕が一緒にそれを実現させようとする。普通はなかなか、やろうと思ってもできないだろうし……そういうこともやっぱり言えないんですよね。それをドーンと、あっけらかんと言えちゃう〝強さ〟がRyujiくんにはあるので。すごくワクワクしますね。

そしてお二人の記念すべきデビューシングルについても少しだけ聞かせてください。表題曲はアニメに寄り添ったポップさを持ちつつ、カップリング曲では〝らしい〟曲を、ということをイベントでもおっしゃっていましたが、そういう意味で「21グラム」はかなりRyujiさん色の強い曲ですね。

Ryuji:そうですね(笑)。

〝魂の重さ〟とも言われる数字をタイトルに持ってきた、なかなか重たい……けれどある意味で〝救い〟のような1曲。

Ryuji:心の奥の方にある引き出しから引っ張り出してきて書きました。まあ……ずっと書きたかったことだし、伝えたかった思いでもあるので。今回は作詞と一緒に作曲もやらせてもらったんですけど、どっちかというと歌詞先行だったというか、自分の書きたい思いに合わせて曲を作ったという感じになっています。

そして「シンデレラ」はお二人の共作。「Snow White」もそうでしたが、こちらもみんなが思っている「シンデレラ」ではない感じの……。

Ryuji:ふははは!

HAKUEI:絶対そうなるんですよ。シンデレラがどうたらとか……書かないからね(笑)。

Ryuji:はははっ!

「うっせぇわ! 死ぬまで働いてもらうぞ」という衝撃的すぎるワードも(笑)。

HAKUEI:はははは! 俺もびっくりしましたよ。「うっせぇわ!」とか、歌詞で急に怒っちゃうんだから(笑)。

Ryuji:「うっせぇわ!」だけは入れたかったんですよ……!

HAKUEI:ははははは!

Ryuji:どうしても入れたくて!

そのワードを入れるために「死ぬまで働いてもらうぞ」が生まれたんですね(笑)。

Ryuji:そうなんですよ。あの、(シンデレラの)お母ちゃんのことをね。

HAKUEI:継母のことをね。

Ryuji:そう、お母ちゃんについて書きたかったんです。

HAKUEIさんが作られた「Grind age」についても。こちらもまた、全く色の違う楽曲になっていますね。

HAKUEI:僕の中では、割とストレートな楽曲ですね。AメロらしいAメロ、BメロらしいBメロにちゃんとブリッジで盛り上げて、サビで開けるという感じで。そういう曲も、カップリングに1曲くらいあってもいいかなと思いまして。「ハレヴタイ」はアニメとのコラボレーションの曲で、メジャーデビューの曲としてあの1曲だけで僕らの表現したいことというのは、なかなか真っ直ぐには伝わらないので。カップリングでバランスを取った感じですね。

最後になりますが改めて、大切なパートナーであるお互いに期待することを教えてください。

HAKUEI:ツインボーカルの楽曲については、あくまで前提としてRyujiくんのボーカルがあって、それを受けて僕が違うニュアンスで相槌していくような、そういう感覚ではあるんですね。なので、Ryujiくんが勢いよくいけばいくほど、僕はちょっとメロウにいってみたりすることができるわけで。それは僕自身にも発見があるんです。だから、Ryujiくんにはまたいろんな引き出しもどんどん増えると思うし、持ち味も出てくると思うんですけど。そういうのが更に表現されていったら、僕も自動的に広がっていく気がする。そこに期待をしてるかな。

ありがとうございます。Ryujiさんはいかがでしょう。

Ryuji:〝HAKUEIさんに期待すること〟ですよね? やっぱり「銀座 魄瑛」(ラーメン店)のフランチャイズ展開……ですかね。

HAKUEI:はははは!

Ryuji:ちょっと銀座は……。

HAKUEI:遠いもんね。

Ryuji:やっぱり新宿、渋谷にも……(笑)。

HAKUEI:恵比寿に……?

Ryuji:池袋も……?

HAKUEI:池袋いいですねぇ。

Ryuji:その辺りにもお店を展開していただけたら(笑)。

HAKUEI:「harevutai」のロビーのスペースにあったらいいよね。

Ryuji:あ、いいなぁ!

HAKUEI:期間限定出店、みたいな。えっと……IHコンロ3口と、あとは何があればいいかな……。

Ryuji:くははは!

具体的!(笑)

HAKUEI:熱量強めのIHと……後はストレートストッカーくらいでいいかなぁ。

Ryuji:ふふふ、ですかね。

「銀座 魄瑛」を池袋にフランチャイズ展開、IHコンロのご準備……ということで締めてよろしいですか?(笑)

Ryuji:うん、もうそれに尽きるかなと。

HAKUEI:はははは! ありがとうございました(笑)。

Ryuji:ありがとうございました!

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The Brow Beat are Ryuji (right) & HAKUEI (left)
Produced by HAKUEI

2018年1月1日、1st Album『ラグナロク』でデビュー。19年1月1日に2nd Album『Hameln』、20年1月1日に3rd Album『Adam』を発売。20年にはZepp TOUR & Ryuji BIRTHDAY LIVEを行い、東京凱旋となるLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での2days Liveも成功を収めた。21年7月7日、シングル「ハレヴタイ」でポニーキャニオン harevutaiよりメジャーデビュー。
thebrowbeat.jp
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撮り下ろしグラビア&インタビュー9P
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Live2021 “Last indies" 〜Steal your xxxx〜 オンライン
[epilogue 衝] & [epilogue 撃]
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写真:田代大樹
テキスト:田中莉奈

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