Bayern Zone3 Attack Play Idea
今回は21-22シーズンのBayernにのZone3のクロスの1つのパターンを紹介します。
注目して欲しい点は2つです。
①クロスを上げているエリア
②シュートを打っているエリア
①クロスを上げているエリア
PAかなり深く侵入したエリアまでいきクロスを上げています。
俗に言うポケットやDゾーン、ニアゾーン、ゴールデンゾーンなどと入ったりします。
そのゾーンのことを
Josep Guardiola は『絶対に守れないゾーン』と言っています。
なぜ守れないかと言うと
”マークとボールの同一視がしにくい”からです。
タッチライン際のクロスも同一視するのに苦労しますが
ボールが遠いのでクロスが到達するまで時間がかかります。
よって”ボールの距離”は守りにくくしている要素です。
②シュートを打っているエリア
シュートをしているエリアはニアポストとゴールエリアを結んだあたりで打っています。
私はこのエリアを”ニアマイナス”と呼んでいます。
なぜニアマイナスでシュートを打てるのか解説します。
以前から『絶対に守れないゾーン』への侵入するチームは多数いました。
そこからの狙いはDFとGKの間に早いクロスを上げてファーで合わせる形が主流でした。(同一視できない究極の場所がファーだと思っています。)
しかし戦術も発展して守る術を作り始めます。
その術がニアストーンとGKのスペースケアです。
この守備によってDFーGK間は狭く、守れるようになりました。
もうお分かりですか?
そうです。よって”マイナス”が空くようになりました。
あとは①で話た距離と掛け合わせれば必然と狙う場所は
”ニアマイナス”になりますね。
現在はニアマイナスとファーにどちらも入り、選ぶのが主流になっています。