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【映画に出てきたモンを食う】第62回「バナナ」(『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』より)

 その週に見た映画。そこに出てきたメニューを食べる。
 そういう趣味の報告。
 今週は『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』より、「バナナ」でした。

 バナナってものが好きじゃなくて。食べられないものがほぼ無くて、ほとんどの食品が「好き」か「大好き」なんですけど、やっぱ「好きじゃない」ってものはどうしても生まれるんですよね。
 で、バナナ。別に出されれば食べるけど、こうやって自分で買って食べるなんて下手すりゃ30年ぶりとかになるかも。わざわざ房で売ってるやつじゃなくて、高級バナナ(1本売り)を選んだのも「おいしいから」じゃなくて「量が少ないから」というのは、自分でも嫌な一貫性だなと思うんですが。

 味はね、嫌いでは無いんですよ。じゃあ何が好きじゃないかっていうと……そうね同じ枠の「好きじゃない」食品にあるのが、チョコレート、長芋、ゆで卵の黄身、マヨネーズですけど、この共通点ていうのが「口内で支配的に残り続ける」なんですよね。
 つまり食品として見たときテクスチャの粘度が高いせいで、普通に咀嚼嚥下しても口の中にその食品が残り続ける。これで味が薄ければいいんですけど、いま上げたものってちょっとでも残っていると味覚に対していつまでも存在感を発揮し続ける。それぞれの味が嫌いなわけじゃあないけど、「次に口へ運ぶもの」の味を歪めてしまうので可能ならば避けたいし、そうやって避けてきたから「単体で味わう」としても忌避したくなってしまうんですよね。

 ここら辺、完全に好みでブレるっていうか、このラインナップで納豆が入ってこないのは自分でもおかしいと思うんだけどw(いや納豆は納豆で「食べるときどこかに糸がつかないかめちゃくちゃ気をつかう」という理由で、味は好きだけどあんまり食べないんですが)まぁ食べ物の好き嫌いなんてそんなもんよね。

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