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【映画に出てきたモンを食う】第67回「ツナ缶とパックのごはん」(『夏目アラタの結婚』より)

 その週に見た映画。そこに出てきたメニューを食べる。
 そういう趣味の報告。
 今週は『夏目アラタの結婚』より、「ツナ缶とパックのごはん」でした。

 たぶん人生における「シーチキン摂取量」がだいぶ低い方だと思うんですよね。
 恐らく現代日本でもっとも手軽かつ頻繫にシーチキンを食べれるのって、コンビニのツナマヨおにぎりだと思うんです。

 このランキングで見ても大手コンビニエンスストア3社とも、おにぎりの売り上げで全部1位になっている……けど、私ほとんど買ったこと無いんですよ。
 というのも一番好きな食べ物が「梅干し」なので、おにぎりを買う時はまず梅干しを手に取る。そこから組み立てていくとトラディショナルな「鮭-昆布」ルートか、混ぜ物系の「鳥五目-お赤飯」ルート、あとは変化球の「チャーハン-スパム」ルート、あとは海系で「辛子明太子-いくら」ルート。このあたりが立ち上がってくる。
 そうなると「おにぎりとしては新参だけど、新規性はすでにない」ことでトラディショナル/変化球ルートから漏れ、混ぜ物でもなく、マグロ肉であるにもかかわらず海系の印象もない。つまりどの方向性からも「ツナマヨ」に辿り着くことが無いんですよね。
 じゃあ家でシーチキンを食べるとなれば、サラダとかサンドイッチとかのたぐいになるわけですが「不燃ごみである缶詰を処分するのは、可燃ごみより手間」「その割にはごみになったときに油と臭いで存在感がデカい」という理由から、どうしても避けがちになってしまう。
 そしてそのハードルを越えれるほど、シーチキンのことを好きではない。今回も久々に食べて、いやねシーチキンに醤油をかけて食う白飯には独特の旨さがあるんですけど、それで満足して「しばらくはいいかな」って気分になるんですよね。
 じゃあねシーチキン、次は5年後くらいかな?

 映画評はこちら。


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