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【映画に出てきたモンを食う】第19回:『プリキュアオールスターズF』の「謎鍋」

 その週に見た映画。そこに出てきたメニューを食べる。

 そういう趣味の報告。

 今週は『プリキュアオールスターズF』より、「謎鍋」でした。考察は画像のあと。

【材料】
・トマト
・クルミ
・さつまいも
・しいたけ
・マッシュルーム
・えび
・バジル
・クレソン
・にんにく

 とりあえず作中でのヒントが「なんか赤褐色のスープ」と「まなつがプリキュアに変身しないと調理できない硬い素材」しかない。
 代わりに、一般的な食品知識や調理技術に関してはそれなりにマスターしているゆいちゃん/キュアプレシャスがいる、という利点がある。

 まずは赤いスープはトマトベースとして、ゆいちゃんがいるなら炭水化物はどうやっても入手してくるだろう。
 環境が整っていなくても手に入る炭水化物だと芋類、とくにサツマイモはあっても違和感が少ない(いっぽうでジャガイモは、トマトと同時に植えると互いの成長を阻害してしまうため、不適と考えた)。
 この調理をした地域では、イノシシに似た動物がいた。イノシシは土を掘って食料を探すこともあるため、「イノシシの堀跡から見つけた」という背景で説明もできる(同理由でニンニクも可とする)。

 ソラが「見るからに危ないキノコ」を食べようとしたのを制止したことから、「見るからに”危なくない”キノコ」も判別できるとしよう。いや、本来はサバイバルでキノコは避けるべきだが、ここは「ゆいちゃんの知識でなんとかなったぜ……!」で突破したい。しいたけ&マッシュルームをゲット。

 トマトのコンパニオンプランツ(一緒に植えると有利)なものにバジルがあるので採用。また川が近くにあったので、川辺で自生しやすいクレソンも見つかったことにする。

 さてタンパク質。さすがにイノシシを倒すこと自体は(プリキュアになればorスカイ神拳)でできそうだが、捌かせるのはちょっと……川があるから魚は? と思ったけど、急拵えの竿と糸と針は現実的じゃあないな……ガチンコ漁&手開きできるサイズの魚、というのは選択肢としてありだけど、一応条例で規制のあるガチンコ漁をゆいちゃんが積極的に行うか? という疑問が残る。
 ここは川エビを素手で獲ったと解釈しよう(実際に使ったのは海のエビだから、友人からは怒られそうだがw)。

 プリキュアに変身して砕かないいけないぐらい硬い食材。思いつくのは「マカダミアナッツ」か「クルミ」なんだけど、もしマカダミアナッツだったら南国に近い環境にいたまなつは知っていそう……と考えクルミを選択。
 ついでに「鍋に直接クルミは入れないよな……」と思ったので、前述のサツマイモとゆいちゃんの調理技術で「サツマイモを潰して、砕いたクルミを混ぜてお団子にする」ことにしました。

 全体的に洋風の香り(トマト、バジル、クレソン)の中でサツマイモが主張する、食べたことのない感覚のお鍋になりました。
 異世界で食ってるイメージとして、大変面白かったです。味はまぁまぁだった、チーズ入れたら化けると思う。

 映画評はこちらです。


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