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レベルB1.2とparo

スペイン生活 155日目

スペイン語に限らずヨーロッパ内ではA・B・Cの段階で言語のレベルを表すCEFRと言うのがある。
私が今いるレベルB1.2は英語で言うと大体Intermediate=英検2級くらい。
レベルが上がると教室内で変わることがある。
それは議論が生まれると言うこと。

レベルが低い(A2.2)時はみんな言いたいことをスペイン語で話すことが出来ないので、そもそも話があまり盛り上がらなかったりする。
私のスペイン語の先生は授業中、ほぼ英語話さないのと、英語を理解しない生徒もいるので、英語を話す機会がほぼゼロ。
基本的に生徒同士の会話もずーっとスペイン語。
時制とか人称が間違っていたとしても、それはお互い様で何とか分かり合えるからすごい。

しかしレベルが上がってくると、みんな言いたいことを話せるようになってくるので、たまに授業が脱線することがある。
今日はスペインで失業中または失業手当をもらっていることを表すParoが話題になった。
スペインの失業率は2021年12月で13%くらいらしく、ただ、25歳以下の若者に至っては30%くらいある。

ちなみに同じく日本のデータを見ると、2021年12月の時点で日本の失業率は2.8%らしい。スペインに比べるとものすごく低い。

スペインの若年層は失業率30%になっているけど、実際はnegro(ブラック)と呼ばれる非合法に雇われている人たちも含まれていたりするので、実質どうなのかは疑問らしい。

先生曰く、スペインでは2年働くと、失業保険が2年もらえるそう。もちろん金額は100%フルではないし、金額の上限があるらしいけど、2年ももらえるなんてすごいと思う。

日本は離職日以前の2年間のうち、雇用保険の被保険者期間が12か月以上あり、なおかつ積極的に転職活動をしていることが条件(自己都合退職の場合)だそう。
そして日本は勤務期間にもよるけど、20年以上働いていても最長150日(=約5か月)しかもらえない。
(会社都合の退職の場合はもっと長い)
スペインの失業率が高いの、Paroが2年ももらえるからなんじゃ・・・と思ってしまう。

同じく年金の話も。スペインも日本と同じく高齢化社会の問題を抱えているらしい。
日本の平均寿命は男女平均で85歳、スペインは83歳。

長生きするのも大変である。
でも私たちの世代は今のおじいちゃん、おばあちゃんたちほどは長生きしないのではないかと個人的には思っている。

今日のトップの写真はグラシア地区のストリートアート。
髪の色変えたいなぁ


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