アラフォー留学の心得
スペイン生活 197日目
アラフォーにもなって語学留学する人なんているの?って思われそうだけど、フツーにいるよ。日本だとなかなか見かけないかもしれないけど、カナダ、台湾、スペインのそれぞれの国で見かけた。
台湾の時は、会社を定年退職してから来た人だっていたし。
ちなみに私は20代前半でカナダ留学、20代後半で台湾留学、30代後半でスペイン留学している。
海外に来ると、会社から辞令を受けてきている駐在員、自らの意志でやってきた現地採用組、海外の大学で学んでいるもしくはMBAで来ている人、ワーホリ、旦那さんの都合で引っ越してきた人、子供のサッカー留学のために来た人、それぞれ色んな目的で来た人がいるけれど、私のスペイン留学での目的はただ一つ。
自分が何をしていたら楽しかったか、ハッピーだったかをもう一度確認することだと思う。これまで訪れた国の中で一番好きなスペインに来て、人生の楽しみ方をまた習いに来てるみたいな感じ。
まぁスペイン語を話せるようになると言うのも目的ではあるけれど。そんなのすぐに話せるようにならないし。
シンガポールでのコロナ禍、在宅勤務で周りはリストラされて人は減るし、友達には会えないし、外食は出来ないし、日本には帰れないし、かといって近隣のアジアに旅行も出来ないし…とコロナ鬱みたいな感じになっていた。
今振り返っても、私、最高のタイミングで仕事を辞めてスペインに来たんじゃないかと思ってる。
ちなみに20代の留学とアラフォー留学の決定的な違いを言うと、やはり資金力の差だと思う。
カナダに留学していた時もケベック・モントリオールやニューヨーク行ったりしたし、台湾いた時は台南、高雄、ついでにカナダのウィスラーにスノボしに行ったりしたけれど、アラフォー留学はあの頃よりも断然お金の心配がない。
9年間、シンガポールの会社で働いたおかげで、スペインに7か月住むには十分な貯金をしてきたし、独身なので他に心配しないといけないものがない。
旦那さんに相談する必要もなければ、子供の学校の心配をすることもなく、親も元気だし、身軽である。アラフォー留学するのに諦める理由が見当たらなかった。
金の余裕は心の余裕。
世知辛いけれど事実。世の中、お金が全てではないけれど、あると選択肢が広がるのは間違いない。あって困るものでもないので、アラフォー留学を検討中のみなさまは自分の家計簿をしっかり眺めて、お財布と相談してから期間や留学スタイルを決めよう。
ちなみに私はスペイン留学の予算を決めてきた。だらだら目的もなく居続けるのは嫌だったし、この予算内の間は自分の好きなことを好きなだけやるのだと決めたおかげで、ほぼ毎月旅行に行って、最後は怒涛の旅行月間が始まるのだけど。
アラフォー留学で一番心配なことって、その言語が出来るようになるかなーとか、現地での生活に慣れるかなーとかよりも、留学が終わった後なんじゃないかと思う。
仕事を辞めて思い切って来たは良いけれど、留学が終わった後、アラフォーで仕事が見つかるかなーって心配が一番大きいのではないかと思うし、私もそうだった。
でもこれもまた同じく金の余裕は心の余裕で、スペイン留学が終わって日本へ帰っても、急いで仕事を探して働かなくても良いと思っていると、心に余裕が生まれて、あっさり仕事が見つかるものなのかもしれない。
しばらく実家に住んでのんびり温泉行ったりすれば良いやーとか、やりたいビジネスがあるから起業してみよう!とかでも良いし。
既に仕事が見つかったからこそ言えることかもしれないけれど、自分を信じるって大事。転職活動やってる時の志望動機や自己PRで話す内容を考える時って、以前のnoteにも書いたけれど、スティーブ・ジョブズのスピーチにある、過去を振り返ってドットを繋げる作業をやってる感。
しかし、コロナのおかげ?で転職活動の全てをオンラインで済ませることが出来てホントに良かった。
日本人の平均寿命は84歳らしいから、アラフォーなんてまだまだである。何かを諦めるには早い。
まぁ独身じゃなくても語学留学やMBA留学は相手の理解があれば出来るし、実際に奥さん連れて来てMBAやってる人もいたりするそう。
ハードルは上がるかもしれないけれど、不可能じゃない。
私の母はもう60歳オーバーだけど、1年くらい前から中国語やり始めたし。
It's better late than never.
人生は一度しかないのに、何でもやってみないともったいない。何が起こるかわからないのに。
明日はいつもと違うことをやる予定なので、楽しみ!
今日のトップ写真は学校帰りに見かけたデモ。
すっかり見慣れた感あるけれど、学校で教える言語の率についてのデモだと思われる。カタラン100%からカステジャーノが25%に増える予定とか何とか。難しいのはカタルーニャを出ると基本的にカステジャーノなところな気もする。でも言語って話す人がいなくなると廃れてしまうとも思う。今日も熱いカタルーニャ人でした。
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