自力留学の人向け用、スペイン生活のすすめ
スペイン生活 196日目
せっかくなので、自力で留学した身として、来てからやるべきこと、やったことをまとめてみたいと思う。
事前準備編
スペインへ来る前に自力留学者が一番最初に考えなければいけないのは語学学校とビザ!
語学学校はまぁたくさんあるので、値段と内容次第だと思う。ちなみに私は今の学校は特に問題なく通っているし、ゴシック地区にあって帰りに色々寄れて便利なので、結構好き。日本人も少ないって言うか、ほぼいないし。
そして学費も他に比べるとかなりお安い。ぜひBCN LIPで探してみて。
ビザに関しては、私が調べた2021年当時は短期学生ビザと長期学生ビザがあった。ちなみに日本人のパスポートなら、下記の3種類のビザでスペインに来ることが出来る。
観光ビザ:シェンゲンビザで他のシェンゲン協定国も含めて、6か月間内に90日まで滞在が可能で、なおかつ学生ビザ取らなくても、語学学校に通える。でも例えばスペインに90日いた後、ドイツやフランスに旅行に行ってから日本帰るとかはダメ。
短期学生ビザ:91日以上~180日までの場合はこの短期学生ビザを取って、語学学校へ通える。ただ、短期学生ビザで注意しないといけないのは、現地に行ってから延長が出来ないこと。
もしスペインに来てから延長したい!と思っても、一度日本へ帰らないといけないことに。
長期学生ビザ:181日以上の滞在を希望する場合は、この長期学生ビザを申請することになる。短期学生ビザと違って、現地に着いてから、延長の申請が可能。
ただ、短期学生ビザよりも必要な書類が増える。過去5年以内に住んだ国の無犯罪証明書と健康診断書も必要。着いてから30日以内にNIEの申請が必要。
スペイン到着後編
家探し:まず最初にやらないといけないのは家探し。IdealistaやFBのバルセロナ在住者のページに色々出てるので、片っ端からコンタクトしてみる事を勧める。
Idealistaは電話番号載っているものは直接Whatsappで連絡すること。
そして必ずエンパドロナミエント(住所登録)が可能かどうかを聞いてから内見に行くこと。
これが出来ないと正直、その家に住む意味がない。NIEの申請にマスト。
家主によっては、又貸しでエンパドロナミエント不可だったり、6ヶ月以上の契約じゃないと不可だったりするので要注意。
エンパドロナミエント:家が決まったら、近くのAyuntamientoに予約を取って、Empadronamientoの申請へ。私のように家主が付いてきてくれたらものすごくラッキーだけど、そうじゃない場合は賃貸契約書とパスポートとかを持って、申請に行かないといけない。
ちなみに登録すると日本みたいに住民票の紙をくれるんだけど、ついでなので3枚くらいもらっておくと良いかも。3か月有効だし。
NIEの申請:私の時はこれが一番ハードルが高かった。長期学生ビザの場合、着いてから30日以内にNIEの申請をしろと言われたけど、そもそも警察の予約が取れない上に、取れても2ヶ月先とか。語学学校に聞いたら、みんな30日以内で出来ないから心配するなって言われるし。笑
NIEの申請に必要なエンパドロナミエントですら、3週間目にようやく取得出来たのに。30日以内って無理だろ。
NIEの予約はお金を払って、予約を取ってもらうビジネスもあるとかなんとかだったけど、何だかんだ私は自分でネット予約出来たし、申請自体は警察に書類持って行って、指紋を取るだけなので難しくない。
申請した後については色々あるみたいだけど、私の場合は予約不要だから、5週間後に取りに来いだった。90日かかってようやくNIE取得。
Targeta Sanitariaの申請:基本的に学生ビザで来る人は保険カード要らない気もするけれど、コロナのワクチン接種を日本でやった人はこれを申請しないと、EUのデジタルワクチン証明のQRコードの取得が出来ない。(これも今はレストランで見せる必要なくなったけど)
そして予約を取って、家の近所のCapオフィスで登録するんだけど、エンパドロナミエントとパスポートが必要だった。
登録して1週間もしないうちにカードが届くし、登録すると公立の病院で無料でお医者さんに診てもらえるらしい。ただ、学生ビザを取得しているみんなはお金払ってプライベートの保険入ってきていると思うので、プライベートの病院で診てもらった方が早くて良いかも。
ただ、これを登録しておくと、ブースター接種の案内も来るし、接種した後に証明書もダウンロード出来る。
バルセロナではすっかりワクチン接種証明書を見せる機会はなくなったけど、他の国に旅行する時にたまに見せる必要があるので、あると便利。
とりあえず来てからすぐに行動に移した方が良いのはこんなところだと思う。今はましになったと聞くけど、とにかく予約に時間がかかるので、まずは予約が取れるかどうかを確認してからにしよう。NIEはオンライン予約のみだけど、EmpadronamientやTarjeta Sanitariaは電話して予約取る方が早い。
図書館カード:これはまぁなくても良いけれど、あるとたまに入場料が割引になったりする施設があるので、すぐ作れるし、本も借りられるようになるし、作っておいて良いかと思う。
Gaudir Mes:こちらも同じく。作っておくと、グエル公園が無料で入れたり、他にも無料&割引施設があるので、作っておくと便利。
補足
家探しでもう一つ。思いっきり個人的な意見だけど、同じくアラフォーで留学しようとしている人に伝えたい。
これはシンガポールに住んでいる時もそうだったけど、ルームメイトと言うのはものすごく重要である。
ちなみに私はファミリーといつも相性が良く、シンガポールではシンガポール人家族(夫婦+小さい子ども2人)と住んでいた時は4年半お世話になった。しかし、その後、スイス人、ドイツ人、フランス人、フィリピン人、インド人、アメリカ人とルームシェアした時はどこも半年でサヨナラした。半年ごとに引っ越すのも大変だけど、一緒に住む人ってかなり重要である。
今はスペイン人の母&中学生くらいの娘と住んでいて、ものすごく快適。
お母さんはいつもEmpadronamientやTarjeta Sanitariaの申請の時に助けてくれるし、2人とも夜寝るの早くて、静か。
あと、シャワーの時間やごはんの時間がかぶらないのも良い。
ブラジル人&スペイン人とルームシェアしている韓国人の友達は、ブラジル人の子が、朝5時に帰ってきてごはん作り出して、ものすごく困ったと言っていた。自分と同じ生活スタイルの人と住むのは大事。
週末はクラブ行って、朝5時くらいにしか帰らないわ!みたいな人なら良いけど、もはやクラブとか興味ないし、夜の12時過ぎたら静かにして欲しい身としては、家族はとてもありがたい。
ただ、私はとてもレアケースだと思う。ルームシェアって言うかホームステイのごはん無しが正しい感じ。
参考までに私の家賃はゴシック地区の学校までdoor to doorで20~25分くらい。WIFI込の家賃460€+光熱費が35€。探そうと思えばもっと安いところはあると思う。
ただ、最寄りのメトロの駅は徒歩1分だし、お部屋が結構広くて、バルコニー、ダブルベッド、タンス、テレビ、クローゼット、デスク&チェアが付いている。
シンガポールでずっとダブルベッドだった身にとっては、今さらシングルベッドでは寝れないし、テレビっ子としてはテレビは外せないし、おかげで寝る前は毎日めざましテレビを見ている。(スペイン語のニュースも見てるよ)
まぁ文章で書くとなんだか簡単そうに思えるけど、一つ一つ色々あった…
留学予定の人もぜひ色々乗り越えて頑張って欲しい。
今日のトップ写真は最近ハマっているメルカドーナのお菓子。
さくさくしてチョコレートかかってて美味しい。
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