魔法にかけられた町・クエンカ。
断崖にしがみつくように中世の家々が建ち並び、不思議な景色を生み出しているクエンカ。
日本ではガイドブックで紹介されたり、アニメ作品のモチーフになっていたりするので結構有名です。
個人的には『水曜どうでしょう』の伝説のシーンを見て絶対に来たかった場所です。笑
今回の記事では、美しいクエンカの街並みをご紹介します。
ー 自然が生み出した絶景
フーカル川、ウエカル川という2つの川に挟まれた岩の上にあるクエンカの旧市街。〝歴史的城塞都市〟として、1996年に世界遺産に登録されました。
マドリードから電車で行く場合、町の中心部から約4km南の駅に着くため、そこからはバスかタクシーを利用する必要があります。
数キロくらいなら歩こうかと思っていましたが、訪れた日は生憎の雨。
普通列車の駅までタクシーで行き(10€)、新市街を抜け、断崖に浮かぶクエンカの旧市街に入って行きました。
ー クエンカの旧市街
旧市街の中心部にそびえるのが、スペイン唯一のノルマンディー・ゴシック様式であるカテドラル。
12世紀から13世紀にかけて建設されましたが、現在も改良が続けられており、いまだに未完成と言われています。ステンドグラスから差し込むオレンジ色の光が美しかったです。
その他にも町の象徴である〝宙づりの家〟など、世界遺産として保存されている独特の景観がそこかしこにありました。
時間があったので旧市街にある科学博物館も見学。初めての1人プラネタリウムにも挑戦しました。笑
ー クエンカの夜景
夜には街全体がライトアップされ、展望台からは幻想的な風景が楽しめます。展望台までは車で来ることができるため、カフェやレストランが軒を連ねていましたが、天気のせいか人影はまばらでした。
だんだん雨が強くなってきて寒さも増してきたので、早めに退散。
近くの山の上には巨大なマリア像があり、それもライトアップされていました。
ー ラ・マンチャ地方のニンニク
実はクエンカのあるラ・マンチャ地方は、スペイン有数のニンニクの産地。
せっかくなのでクエンカの郷土料理「モルテルエロ」をいただきました。
煮込んだニンニクとジビエ肉などを合わせてペースト状にしたもので、パンにつけて食べます。日本ではあまり知られていませんが、ニンニクの香りで肉の臭みが消えて美味しかったです。
以上、天気は少し残念でしたが、独特のクエンカの街並みを満喫できました!