マドリードの休日。
スペインのほぼ中央にあるマドリード。人口300万人を超えるヨーロッパを代表する巨大都市です。
メセタと呼ばれる枯れた大地に囲まれ、海からも数百キロ離れており、自然の中でのんびり過ごすことはできないというイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
しかし、東側には巨大なエル・レティーロ公園、西側にはマドリード最大の自然公園カサ・デ・カンポが広がり、さらにバラハス空港の近くには広大なファン・カルロス・プリメロ公園があります。
今回は、マドリード市民たちの休日の過ごし方をご紹介します。
ー エル・レティーロ公園
市街の東に広がるエル・レティーロ公園(Parque de El Retiro)。
400年前、スペイン王フェリペ4世が隠居する際に作られた広大な公園で、周囲約4kmのエリアに15,000本の木々が植えられています。
ここにはボートに乗れる巨大な池や、のんびりできるカフェなどもあり、休みの日にはたくさんの人で賑わいます。
ー カサ・デ・カンポ
マドリード最大の自然公園、カサ・デ・カンポ(Casa de Campo)。
市街のすぐ近くにある1700ヘクタールの広大な公園で、元々は王室の狩場として使われていました。
公園内には人工池や遊歩道、展望台に至るロープウェイ、さらに遊園地や動物園まであり、休日にはたくさんの人々で賑わっています。
ー ファン・カルロス・プリメロ公園
マドリード郊外、バラハス空港の近くに広がるファン・カルロス・プリメロ公園(Parque Juan Carlos Ⅰ)。
前スペイン国王の名前が冠せられたこの公園は、広大なエリアの中に人工池や川、のんびりできる芝生や遊具などが整備されています。
色んな国の植物が展示されている植物園や、様々なテーマで作られたモニュメントなど、一日いても飽きないような見所満載の公園です。
ー マドリードの休日
今回ご紹介した他にも、マドリードの西側を流れるマンサナーレス川(Manzanares)沿いの公園や、夕陽の美しいオエステ公園(Parque del Oeste)など人気のスポットがたくさんあります。
スペイン人にとって、家族や友達と過ごすプライベートの時間はとても重要で、仕事は仕事でしっかりやって、平日の夜や週末は大切な人との時間を過ごすようです。
そうやって仕事とプライベートを割り切って、人生を楽しむというのがスペイン人の生き方なのでしょう。