話題の音声型SNS「Clubhouse」で、いま和歌山がアツいらしい。
こんばんは。
和歌山出身、スペイン在住のやまひだかです。
皆さんは「Clubhouse」をご存知でしょうか。昨年3月にアメリカでリリースされた招待制のSNSで、日本では今年1月頃から急速に浸透し始め、世間の話題をかっさらいました。
招待制という特別感や、有名人やインフルエンサーと直接話せるという希少性、音声だけで会話するという手軽さから人気となり、TwitterやInstagramで拡散。招待枠が某フリマアプリで売買されるほどになりました。
そんなクラブハウスで今、和歌山がかなり盛り上がっているというのです。
気になったので色々と調べてみました。
▶︎ 2021年3月5日の大転換
クラブハウスについて簡単に説明すると、ユーザーは「ルーム」と呼ばれる部屋をいつでも開くことができ、自由に会話を楽しめます。他のユーザーは各ルームのタイトルや話している人を見て、気になるルームに入室するというシステム。
各ユーザーの関心がありそうなルームがおすすめで表示されるのですが、ルームを検索する機能がないため、せっかくクラブハウスを開いても興味のあるルームが見つけづらいこともありました。
そこで使われていたのが「クラブ」機能です。共通の趣味などを持つ人が集まるクラブが色々あり、ルームを開く時にクラブ名を設定すれば、そのクラブをフォローしている人に通知がいく仕組みです。
ただ、クラブを作るためには運営への申請が必要で、クラブの目的や運営体制などを詳細にしかも英語で申請しなければならず、日本人が使えるようなクラブはほとんどありませんでした。
それが今月5日、誰でもクラブを開設できるように仕様が変更されたのです。
この仕様変更を受け、日本人ユーザーによるクラブが一気に誕生しました。
八百万のクラブが乱立する中で、和歌山県民が作ったとあるクラブがかなり盛り上がっているらしいのです。
こちらの表をご覧ください。
これは、各都道府県単位で作られた、地域内交流を目的とした主要なクラブの参加(メンバー+フォロワー)の数をまとめたものなのですが、人口比に対して和歌山県のクラブへの参加者がめちゃくちゃ多いことがわかります。
一体何が起こっているのでしょうか。
この謎の巨大クラブ「和歌山サロン」について詳しく見ていきましょう。
▶︎ 和歌山サロン【WAKAYAMA SALON】
「和歌山サロン」は、和歌山に住んでいる人や和歌山が好きな人、和歌山をもっと知りたい人などが集まるコミュニティーとして誕生し、開設してから数日で200人を超えるユーザーが参加しています。
参加者は経営者、農家、メディア関係者、お笑い芸人、モデル、学生など様々で、和歌山をテーマに交流を広げ、より多くの人の情報交換ができる場として使われているのです。
このクラブと関連づけたルームが連日開かれており、多くの人々が人脈を広げたり、趣味や仕事に活かしています。
さらに今後は、「和歌山サロン」で開設したルームに県外で活躍する人々を招待して話してもらうなど、和歌山の人たちの仕事や学びにプラスになるような仕組みづくりを進めていくそうです。
僕自身、1月に招待してもらったもののイマイチ楽しみ方が分からず、スペイン語の勉強くらいしか使っていなかったクラブハウスですが、これからどんどん面白いことになっていきそうですね!
※3/13追記
クラブのシェアができるようになったため、リンクを置いておきます。
https://www.joinclubhouse.com/club/%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3wakayama-salo