信仰と芸術の街・レオン。
中世レオン王国の首都、レオン。
古くはローマ時代に遡る2000年近い歴史をもつ大都市です。
今回は、そんなレオンのオススメスポットをご紹介したいと思います。
ー レオン大聖堂
サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すサンティアゴ巡礼道の重要な中継地であるレオン。この街にはヨーロッパ中から多くの巡礼者が訪れました。
大聖堂は緻密かつ壮大なステンドグラスが有名で、なんと壁の面積よりステンドグラスの面積のほうが大きいそう。
元々ここにはローマ時代の大浴場があったそうです。ローマ人のお風呂好きは映画『テルマエ・ロマエ』でも描かれたりして有名ですが、実際に訪れるとその巨大さを想像するだけで驚きです。
現在の大聖堂は13世紀に作られ始めました。
ー カサ・ボティネス
バルセロナのサグラダ・ファミリアがあまりにも有名な建築家アントニ・ガウディ。彼が作品はほとんどがカタルーニャ州にあるのですが、それ以外にも3ヶ所だけ存在します。
その一つが、レオンにある「カサ・ボティネス」です。
元々は個人の家として建てられ、その後は銀行の建物として使用されたため、長い間公開されていませんでした。
2017年から博物館として公開されており、ガウディ設計の美しい空間の中にこの建物の歴史などが展示されています。
ー サン・イシドロ・デ・レオン教会
かつてのレオン王国の王族が代々埋葬された、レオンの歴史の中で超重要な建物。内部はガイドツアー付きで見学することができます。
最近になって、この教会にあった古い杯がキリストが最後の晩餐で使用した伝説の聖杯という説が提唱され、この教会を訪れる人が殺到したそうです。
ツアーでも熱心に説明されていました。
ー パラドール・デ・レオン
元々は修道院として使われていましたが、1964年に国営ホテル「パラドール」として生まれ変わりました。
パラドールの中で最高の5つ星の格付けがなされており、レオンに来たら一度は泊まってみたい場所です。
老朽化対策工事のため、現在は残念ながら営業を停止しているそうです。
ー 美食の街・レオン
レオンはまた、セシーナ(牛肉の生ハム)や、モルシージャ(血入りソーセージ)など美食の街としても有名です。
夜にライトアップされる街並みを眺め、美味しい料理に舌鼓を打つのも素敵ですよね。
今の時期は朝晩-3℃くらいまで寒くなるのが文字通りマイナスポイントですが。
皆さんもぜひレオンへの旅をお楽しみください!