コピー機 11/5(木)
今日の夜はマックを食べることに決めた。マックで持ち帰りをし、家でテレビを見ながらゆっくり食べるという最高の夜だ。家の近くのマックは8時半に閉まるらしい。明日の大学で使う資料も印刷しなければならない。そこで、僕は7時15分に家を出て、コンビニで印刷を済ませ、スーパーで買い物をし、その帰り道にマックに行くという完璧な計画を立てた。自分の計画性の高さには毎回驚かされる。僕は、予定通り家を出て、コンビニに寄った。このコンビニをコンビニAとすることにする。USBを刺した時、小銭がないことに気がついた。店員さんに言ったら、両替してくれるだろうが、僕はスーパーにもコピー機はあるだろうと、スーパーのコピー機は5円でできるかもしれないとスーパーに向かった。
スーパーに着き、買い物を済ますせると、コピー機は予想通りの場所にあった。しかし、驚いたことに、そのコピー機はコピーは5円、USBからの印刷は20円という謎設定のコピー機であった。僕は、そこで印刷するのをやめ、コンビニBに向かった。
コンビニBに着き、コピー機にUSBを差す。しかし、また問題は起きた。USBのファイルを機械が読み取ってくれないのだ。僕は、すぐに諦め、コンビニCに向かうことにした。
コンビニにCに着くと、おじさんが印刷していた。しばらく待ったが、そのおじさんはスマホを使いながら操作をしており、時間がかかるタイプだと僕は考え、コンビニAに向かった。
コンビニAに着くと、いつも通りUSBを僕はぶっ刺した。すると、ここでもファイルが読み取られない。「しばらくお持ちください」がずっと出ている。このコンビニではよく印刷するので確実におかしい。一回やり直そうとはじめからやり直した。すると、USBを入れる前の一番最初の状態からでさえ動かなくなった。僕は、怖くなって、コンビニCに走った。
コンビニCに着くと、おじさんはいなくなっており、僕はUSBをぶっ刺した。しかし、ここでも「しばらくお待ちください」から動かない。そこで、僕は、天下一品のカップラーメンにお湯を注ぐ店長に声をかけた。僕はコンビニでバイトした経験があるから、わかる。あの雰囲気は確実に店長だ。すると、店長はバイトに対応させるように言って、消えていった。バイトもどうすれば良いのか分からず、ただ二人で待つ時間になった。僕は怒ってないし、接しやすいお客さんだと示すために、「他のコンビニでもこうなったんですよ。そういう日なんですかねー」と笑いながら言った。愛想笑いしながら何か返してくれるかと思ったが、彼は「わかりません」ときっぱり言った。ちょっと、焦った。「なんかAIが暴走し始めて、今日から人間対AIの戦争が始まりそうですね」って言わないでよかったと思った。しばらくすると、バイトは「ちょっと抜きますね」とUSBをぶち抜いた。データが安全な状態ではないのにぶち抜かれ、だいぶ焦った。USBを抜くと、最初の画面になり、初めからやり直した。しかし、結果は変わらない。どうしようもなくなっていると、二人目のバイトが出てきた。彼は、その状態を見て、「初めからやってみていいですか」と聞いてきた。みんな自分の手でやったら、結果が変わるとでも思っているのか。指先からの力でUSBの何かが変わると思っているか。マックの時間が迫っている僕は、ちょっとイラついてきた。しかし、僕は紳士だ。「お願いします」と言った。しかし、結果は同じ。すると、天下一品を食べ終えた店長が出てきた。彼は、その状態を見ると、「初めからやり直していいですか」と聞いてきた。僕は、マックに向かった。
マックはなんとか閉店5分前で間に合った。マックを時間内に買えた自分の計画性の高さに満足し、僕は家に帰った。
この文章を書いていて、わかったことがある。僕の計画は失敗したようだ。