ブラックジャックはロマンスか
最先端の画期的な診療方法により、他の病院では発見できない状態を発見し、摘出手術を実施していた医院は、実は診療を行っていたのは、医師免許が無い者だったことから社会問題に発展した。
非医師が手術など医療行為を行うことは犯罪だが、この事例の後も、診療所に長年勤務していたり、美容整形でヒアルロン酸を注射したなど、ニュースは後を絶たない。
本物のブラックジャックはいるのでしょうか。
フィクションか
医療診断関係において、無資格診療という問題が取り沙汰されるケースがあります。医師免許を持たない者が診断や治療、手術などの行為を行っていることは犯罪行為ですが、実際に診療所で長年勤務していたり、手術を行ったり、美容整形の注射をしたり行っている者が報道されることは後を絶ちません。
闇医者という言葉はフィクションの世界だけの言葉かもしれません。映画や物語には登場するものの、実際の医療現場では、十分な知識や技術を持っていたとしても、適切な医療設備のない場所では十分な対処ができないと、ある医師は述べています。
電力資格と実務
電力の分野でも資格の重要性が浮き彫りになります。 無資格者が業務を行うことは法的な問題になりますし、逆に、有資格者でも技術が低ければ、実務上問題を生じかねません。
そこで電力に関しても資格を早く取得し、実務能力を高めることが、仕事として自分の将来をしっかりと進めるために重要となるのです。
他の業界と同様、電力の世界でも、能力や資格だけでなく、安全かつ確実な仕事を一定の品質で実行する能力が求められます。
優秀な頭脳を持っていても、手作業が極端に苦手な医師に手術を受けるのは不安ですし、電力の有資格者でも、事故や大きな故障が発生した時、あわてて誤った対処をすると、被害を拡大してしまうかも知れません。
私が電力会社の技術部門にいた頃「無冠の帝王」と、自ら発言していた先輩がいました。冗談としての発言ですが、気持ちの中に、自信と自虐の両方があるように思います。
彼は、資格者ではないものの、実務能力は高いことは周囲も認めていました。逆に、本社から来た優秀な上司の中には、現場の作業や事故対応時には、あてにならず、現場経験の長いベテランが取り仕切ることもよくありました。
資格は重要
資格取得はスタート地点であり、実務では、試験には出題されることのない、現場の実務に基づいた経験や、対応力を身に付ける必要があります。
何歳であっても、電力の分野で自分の将来を築くためには、必要な資格を早く取得することと、実務での経験や知恵の取得を両立させる必要があります。
それぞれの方が目指す資格への道のりは、試験での一発合格を繰り返すのでなければ、時間がかかります。自分なりのルートを見つける余分な期間が少なくて済みます。
ここに書いた図が参考になるでしょうか。私自身、こんな図があれば、もっと効率的に資格取得ができたと思い作ってみました。