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ワールドコインから未来を考える

こんにちは、FPおたまです。

「ワールドコイン」という暗号資産が誕生しましたね。
チャットGPTを開発したオープンAI社の創始者、サム・オルトマン氏が手掛けたことでも注目を浴びています。
なんでも、ワールドコインを入手するには「オーブ」という名の目玉親父みたいな機械を通して、瞳の虹彩を登録する必要があるそうです。
虹彩には遺伝的な影響がなく、双子であっても同じ虹彩ではないため、なりすましなどの不正防止に役立つのだとか。

あれっ、なんかどっかで虹彩認証やってる人いた気が…と思って脳みそフル回転したら、ルパン3世がそんなことやってたのを思い出しました。
虹彩を照合させてドアを開錠していたのですが、どうやらその回では特殊なコンタクトを使っていたみたいです。
今の技術ではできるかどうか謎ですが、未来の技術ではそんなことも可能になっているのかもしれません。

さて、オープンAI社が虹彩情報を取得しているのは、「ベーシック・インカム」の普及を見据えてのことと言われています。
自動化もそうですが、同社が提供しているようなAIシステムによって私たちの暮らしや仕事は現在進行形で便利になっています。
でも一方で仕事が奪われ、収入を得られなくなる人が現れることは避けられません。つい最近、ハリウッドでもAIの採用に関してストライキがありましたよね。
そうして減少した収入を保障するシステムがベーシック・インカムであり、ワールドコインを通じた虹彩情報取得はいわばその準備段階に当たります。

でも、ベーシックインカムはあくまで生活の補助になる程度での一定額支給の位置づけで、あとはいくら稼いでも個人の自由という考え方が強いようです。
実験的に導入されている国もあるようですが、各国賛否の声があり、まだ本格施行には課題を残しているのが現状です。


「40年ギャップ説」という言葉を耳にしました。
先日参加したセミナーに登壇していた教育関係の方の話の中に出てきたもので、子どもたちが大人になる20年後と、親世代が20年前に受けた教育では40年のギャップがあることから、親が自分の経験をもとに教えるのは必ずしも正しいわけではない、とのことでした。
当たり前といえば当たり前な話ですが、それでも自分の20年前の記憶と現在を比較すると、実社会では未だに20年前から変化できていない部分が多くあると感じます。
果たして、いまの日本の教育は20年先を見据えたものになっているのかな。。。

いま、私は地域の子どもたちにマネー教育をしています。
最初は「なんかAIに仕事とられるっていうじゃん? 親として何ができるかわからないけど、自分で仕事を考えてお金を稼げるようになってほしい。
そんでもって、私みたいにお金のこと何も知らない大人になって損してほしくない~!」という思いがあって、そこまで深くは考えず知育代わりにマネー教育を始めました。

ただ、自分がFPの仕事を通じてお金と深く関わるうちに損得やノウハウといった、小手先の知識だけではなく、「お金の本質」を理解することの必要性を感じるようになりました。

お金の制度はすぐに変わるし、何ならキャッシュレス然り、お金の形だって変わろうとしていますよね。
でもお金自身の仕事(役割)は昔から変わりません。

①物と交換する役割、②価値保存をする役割、③価値尺度を表す役割
教科書的に言えば、この3つの役割ですが、そもそもお金は夢を叶えたり、幸せになるための道具です。
それは古くから変わらないはずです。

子どもたちには時代が変わってもお金に振り回されずに生きていくための知識、姿勢をぜひ身につけてもらいたい。
そんな想いでお金の知識の普及に取り組んでいます。
どうか子どもたちの歩む未来が、明るいものでありますように。。。
ナムナム。

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