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【取り戻すための音楽回想録】プロローグ 音楽の力で軽トラから落ちた荷物を取り戻したい

はじめまして。
僕はフリーランスで映像ディレクターをしているキクチと言います。

ご縁あって、音楽チャンネル・スペースシャワーTV 通称スペシャには15年ほど前からお世話になっておりまして、WEBの更新スタッフとして働き始めました。

のちに番組ディレクターとして「エレキコミックの音楽禁止令!」や「爆烈★エレキングダム!!」のレギュラー番組、ほかいくつかのアーティスト特番、最近だと「ハンバート ハンバート 愛のひみつSPECIAL」を担当させてもらいました。これはほんとに楽しかった!(←この時の話もいつかここで)

「ハンバート ハンバート 愛のひみつ SPECIAL」

ちなみにスペシャで働く前は、フリーターをしながらお笑い芸人さんのライブ用の映像を作ったりしていたのですが、現在もお笑いコンビ・エレキコミックや彼らと片桐仁さんのユニット・エレ片のライブの幕間映像など、ライブの度にお手伝いしています。

まあそんな流れもあり、音楽かお笑いにまつわる映像のお仕事がメインになっています。

そんな僕が先日スペシャに久しぶりに立ち寄ったところ、こちらのnote「スペシャタイムズ」の担当・アツオさんに遭遇しまして、唐突に
「あーキクチちょうどいいな。多分ちょーどいいわ。何か書く?」
と言われて、その唐突に負けじと二つ返事で訳もわからずOKしました。このノリ、なんだか12、3年前にまだWEBの部署にいた僕に番組のディレクターをさせてくれた当時のスペシャの自由な空気を思い出して懐かしくなってしまいました。

「ちょうどいい 〜Feel so good〜」かせきさいだぁ

何がちょうどいいのかわからないまま、アツオさんからのお題も特になかったので、こちらで連載されているスペシャ黎明期を描いているマンガ「ミュージックとれじゃー」と同時期の1989年頃を、スペシャとは全く所縁のなかった頃の僕の音楽にまつわる出来事を振り返って書いていきたいと思います。

これを読んでいる皆さんは、1989年に何をしていたんでしょうか?

まさに当時スペシャを観ていた人が多いんでしょうか?

それともまだ生まれていなかった人が多いんでしょうか?

「想い出がいっぱい(セルフカバー)」中沢堅司

僕は現在44歳で1児の父。昔から記憶力がかなり悪い方でして、そのイメージは過去の記憶を軽トラの小さな荷台に山盛りに乗せて、ボロボロと溢しながら砂利道を走っている感じなのです。

認知症の予防や治療などには過去の記憶を思い出してみる回想法という手法も有効だと聞きました。

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この連載を使って、自分が思い出をどんどん失っていく事に歯止めをかけるべく、当時聴いていた音楽の力を借りて脳を刺激し、思い出を取り戻していきたいと思っています!

タイトルは
「取り戻すための音楽回想録」

長い前フリと硬いタイトル、ちょうどいいとは思えないかもしれませんが
次回からよろしくお願いします!!
(たぶん、今週末には1回目をお届けできると思います!)

キクチ

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