SOUND OF WHISKY VOL.11 TENDREお勧めの楽曲とウイスキー
【第45夜 ウインチェスター ザ・オリジナル】
本日もはじまりました、サウンドオブウイスキー。
この番組は、私、TENDREがKiss FM KOBE のスタジオからお送り致します。
2月になりましたね。まだ外はだいぶ寒いんじゃないでしょうか、ほんとにね。節分が近いというのか節分の思い出って台本に書いてはあるんですけど、節分の思い出…なんですかね。まぁ父親がよくやってくれましたよね。鬼のお面付けて豆を投げつけてくれというのか、もうほんと子供ながら、多分すごい怖かったんでしょうね。鬼というものが怖すぎて泣きながら、ほんとに出てけ!みたいな感じで豆を投げてた、なんかそんな思い出を今なんとなく思い出しました。まぁほんとに寒い季節が続きますけれども、もうちょいで春かな?っていうとこではあるので、この寒さももう少し楽しみつつ、この夜中を過ごしていけたらなと思います。
さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。 ウイスキーと過ごす時間に合う曲、こんな 1 曲はいかがでしょうか?Bobbing feat. Kieferで「Crosstalk / Orbea Bloom」。
楽曲:Bobbing「Crosstalk / Orbea Bloom」
ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、 そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。
いつも、元町 WHISKY さんにウイスキーをピックアップしていただいております。
本日はこちら。 【ウインチェスター ザ・オリジナル】です。
2 月も、「ブレンデッド・スコッチウイスキー」が続いてますね。
それだけ種類がたくさんある、ということですね。
それでは、【ウインチェスター ザ・オリジナル】 をご紹介していきましょう。
「ウインチェスター」と検索すると、「ライフル」が出てくるように、 西部劇でよく見る「ウインチェスターライフル」あの長い銃ですね。それがどうやら名前にも関係しているようです。
さて、ウイスキーの「ウインチェスター」を手掛けるのは フランスの「ラ・マルティニケーズ社」で、1934 年の創業。
ラム酒の輸入、販売を手掛ける為に設立されました。
フランスなんですね。今までたしかにフランスって出てきてないかもしれません。
1946年頃から、コニャックやマディラワイン、ポートワインなど、多くの種類のお酒を販売するようになり、1969 年には、今やフランスで大人気のブレンデッド・スコッチウイスキー「ラベル5」を発売します。
その後、この「ラベル5」と同じスペイサイド地方の「グレンマレイ」をキーモルトに使用し、「ウインチェスター」が誕生します。
スコッチの特徴であるピート香は弱めですが、ブレンデッドウイスキーでありながらクセのある香りがあり、アルコール特有の香りも感じる事ができるウイスキーです。
冒頭に出てきた西部劇のライフルの話ですが、そのライフルを装備する男たちが良く飲ん でいるウイスキーをモチーフにしているということで、コストパフォーマンスがいいのも 特徴。
「ウインチェスター」のおススメの飲み方は、ハーフロックもしくは水割り。独特なクセを抑えつつフルーティーな香りと甘さが引き立ちます。また、ハイボールにすると独特のクセを楽しみつつ、さっぱりとした味わいとなる為、食中酒に最適だそうです。
さぁ手元に今ありますのでさっそく頂いてみようと思います。
(香り嗅ぎ中)うんうんうん、先週の甘い香りのものとはまたたしかにちょっと違ってピート香の少し香ばしさを感じるような香りがするような気がします。
(試飲中)うーん、まぁ甘さというふうにも捉えられますけど、僕の表現だとちょっとスモークな感じもするし、独特なクセというのかなこれは。でも思ったよりは飲みやすいですけど、なんか喉の奥に残るものがちゃんと匂いが継続して残ってるというのか、味わいを長く楽しめるような印象がありますね、ウインチェスター。でもこのクセのある香りっていうところがすごく今回のポイントになるかなと思いまして、僕の中でのクセあるけれどもずっと飲んでいたいとか親しみやすいクセというんですか、そんな印象を感じた僕がすごい好きな曲を今回は選曲させて頂きました。私が選んだのはこの曲です。Mk.Geeで「You」。
楽曲:Mk.Gee「You」
お聴き頂きましたMk.GeeというLAを中心に活動しているアーティストなんですが、宅録っていう自宅でパソコンを使って音楽を作るスタイルでやっている方で、最近だとベッドルームプロデューサーっていう言葉があるらしいですけども、部屋で聴いていて心地よいような温度感の曲を作るプロデューサーっていうのかな。ご紹介させて頂きました。
このMk.Geeっていうのもそうですし、いわゆるローファイサウンズの界隈だっていうのもそうですけど、適度なクセっていうのがあるんですけど、それが生活に馴染みやすいとかさっきのお酒でいう飲んだ時にクセはあるけど、それがすごい親しみやすかったりとか居心地が良かったりとか飲み心地が良かったり、なんかそういうところがすごくリンクさせやすいものではあるのかなと思って、今回この曲を選ばせて頂きました。
ここでTENDREのお知らせが実はありまして、3月26日、春になってるのか暖かいのかわからないですが、大阪城音楽堂にて『Grooving jam』というイベントに出演させて頂くことが決定しました。大阪今年初ライブになるんですかね。こちらはバンドの編成で伺おうかなと思っております。大阪城音楽堂って僕初めてなので、どんな光景がそこで見れるのか、ご時世的にもちょっとまだ油断できないとこもあるので、安全を期して全力で楽しんでいけたらなというふうに思っております。
そして、ステッカープレゼントがありまして、KissFMホームページのリクエスト&メッセージから「SoundofWhisky」を選んで頂き、ステッカー希望!とメッセージを送って頂いた方にはステッカーをプレゼントさせて頂きます。どうぞふるってメッセージ送ってくださいませ。よろしくお願い致します。それではTENDREでした。
【第46夜 スコティッシュロイヤル】
2月12日。はい、バレンタインが近いですね。2月14日、女の子が男の子にプレゼントとしてあげるとか、義理があったり本命があったりとか色んな意味合いありますけれども、時代的には別に女の子があげないといけないというわけでもないですもんね。僕もこの前実家に帰った時に母親が「あんたちょっとバスクのチーズケーキの作り方くらい覚えときなさい」みたいなことを言って、ちょっと教えてもらったので、誰に渡すとか何も考えてはないですけど、バスクのチーズケーキをバレンタインだし作ろうかなとか、そういうことをなんか勝手に思っているそんな夜中バレンタイン目前の日でございます。
さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】です。 ウイスキーと過ごす時間に合う曲、こんな 1 曲はいかがでしょうか?Alam Hsiaoで「Okay Far Away」。
楽曲:Alam Hsiao「Okay Far Away」
ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、 そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。
本日も、元町 WHISKY さんにウイスキーをピックアップしていただきました。
本日はこちら 【スコティッシュロイヤル】。
引き続きブレンデッド・スコッチウイスキーです。 ご紹介していきましょう。
先ずは、名前の由来です。
1707 年に「イギリス王国」を形成するまで、勇敢に国を導いた、スコットランド君主の偉大な歴史からインスピレーションをえて、「スコティッシュロイヤル」と名付けられています。 スコットランド王室、という意味ですね。
「スコティッシュロイヤル」を手掛けるのは、アンガス・ダンディ・ディスティラリー社。 ロンドンに拠を構える家族経営の企業です。
同社は、スペイサイド地方の、爽やかな香りが特徴的な「トミントール蒸留所」と、ハイランド地方のとてもクリーミーな印象が強い「グレンカダム蒸留所」を所有しており、このトミントールとグレンカダムを、キーモルトとして使用しています。
最低でも3年熟成された、ハイランドやローランド、スペイサイド地域の25種類以上のモルトやグレーンを匠にブレンドした、ブレンデッドウイスキーとなっています。
柔らかい柑橘系の香りとモルト独特のまろやかで芳醇な味わいが感じられ、スムーズで飲みやすく仕上がっており、程よい余韻とエレガントさがフィニッシュに広がります。
クセがなく大変バランスの良いウイスキーです。
おススメの飲み方は、 まろやかで芳醇な味わいをまずはロックで、ハイボールや水割りでは、スムーズで飲みやすく、バランスの良い味わいを楽しめます。
ということで、こちら本日も手元にありますので、さっそく頂いていきましょう。
(香り嗅ぎ中)うんうん、たしかに柔らかい印象、香りはフワ~っと広がってくるような甘さがありますね。柑橘だからちょっと爽やかさはたしかに感じられますね。
(試飲中)う~ん、あっすごい!最初飲んだ時はちょっとまろやかさが先行するんですけど、舌に広がったと同時に甘さがジュワっと広がってくるような印象があります。
おもしろい!「程よい余韻とエレガントさ」っていうのはこれのことなんでしょうかね。
甘さというのかいい香りが身体にスーッと馴染んでくるような印象がありました。
今回ポイントとしては「エレガントさ」っていうところがポイントになるかなと思いまして、僕がすごく気に入ってるシンガーで、まさにこの方の声はエレガント、そんなふうにずっと感じて好きで聴いている方を今回ご紹介しようかなと思います。
私が選んだのはこの曲です。Laufeyで「Like the Movies」。
楽曲:Laufey「Like the Movies」
お聴き頂きましたのはLaufeyというシンガーでございました。
こちらのLaufeyは中国系のアイスランド人の方みたいで、現在はボストンを拠点として活動しているシンガーの方、ボストンだとおそらくバークリー音楽大学に通いながら活動している方なのかもしれません。聴いて頂けたらわかると思うんですけど、エレガントさというのか、いわゆる昔のシンガーを彷彿とさせるような印象もあったり、だけども歌声がジュワっと心に広がってくるような、そんな印象を持ったのが今回のお酒ともすごい近いかなと思って、このシンガーを選ばせて頂きました。
いいですよね、こういう声を聴きながら朝聴くのももしかしたらいいかもしれないですけども、夜に浸りながらお酒を片手にってのはまさにすごくいい時間なんじゃないかなというふうに思います。
さて、TENDREのお知らせがあります。4月23日「SLOW DAYS」というイベントが決定致しまして、こちら大阪は服部緑地野外音楽堂。以前も2年前になるのか、「SLOW DAYS」というイベントに出させて頂いたんですけども、まぁ2年越しといいますか、春に開催されるこのイベントに出演することが決定しました。このイベントは3人編成、いつもだと僕含めて6人でよくやるんですけど、今回はドラム、サックス、そして僕という3人編成でお届けしようかなというふうに考えております。一度やったことありますから服部緑地野外音楽堂、すごく気持ちいいとこでしたし、僕前やった時は西日がすごかったんですけど、心地よい空間を作れたらいいなというふうに思ってますので、ぜひ楽しみにして頂けたら幸いに思います。
そして、ステッカープレゼントですね。KissFMホームページのリクエスト&メッセージから「Sound of Whisky」を選んで頂き、ステッカー希望!とメッセージをぜひお送りください。送って頂いた方にはステッカーをプレゼントさせて頂きますのでどしどし送ってくださいませ。よろしくお願い致します。
それではTENDREでした。
【第47夜 エデュー シルバー】
2月19日。いや~ほんとに寒さがそろそろきついんじゃないかなぁみたいなことを思い始めてますけども、この録ってる段階ですと、それこそ大寒というのがきていて、こんな寒いか!?みたいな、そんな時期が続いてますし、きっと今日もさぞかし寒いでしょうから、なんでこういう話をするかというとですね、この後に選ぶ曲にも関係するんですけど、そろそろ暖かさというか暑さ、そういうものが欲しいなというところから、あえて寒さの話を出してみたというところです。
さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】。 ウイスキーと過ごす時間に合う曲、こんな1曲を選んでみました。寒さもまぁ好きですけど、そろそろ夏の暑さがちょっと恋しくなってきたそんな気がする。お聴きくださいNIKIで「Every Summertime」。
楽曲:NIKI「Every Summertime」
ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、 そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。
いつも、元町 WHISKY さんにウイスキーをピックアップしていただいています。
本日はこちら。 【エデュー シルバー】。
なんと、これはフレンチウイスキーだそうです。
【エデュー シルバー】、ご紹介していきましょう。
産地は、フランスのブルターニュ地方。
フランスの北西部に位置する、大西洋に面した地域です。
「エデューシルバー」の「エデュー(EDDU)」は、ソバの意味で、このウイスキーの原料にソバを使用しているため、この名前になっているとのこと。
ソバ!日本のあの蕎麦ですかね。これは結構新しいジャンルがやってきたんじゃないかなと思います。台本に敢えて先に試飲してみますかというところで、ちょっと先にいただいてみようかなと思います。
(香り嗅ぎ中)おっ、なんか香りはこれ完全僕の表現ですけど、上級というかすごく上等なチョコレートみたいな匂いがしますね。香りに甘さがあるんですけど、只者じゃない甘さというのか、そんな印象を受けました。
(試飲中)へぇ~なんだろう?ソバっていう言葉を聞いたからもっとすっごい香ばしさが前にくるかなと思ったんですけど、意外とマイルド。結構飲みやすいような口当たりだけど、なんか口の中に後から独特の香りが広がってるような気がしますね。
こちら紐解いていきましょう。
1921年から、りんごのお酒「シードル」や「ランビーグ」を作っていたメンヒル蒸留所で すが、1986 年、現在の経営者である「ガイ・ル・レイ」氏が蒸溜所を新設し、新たな挑戦が始まります。
リンゴ果汁にシードルを加えた「ポモー・ド・ブルターニュ」を皮切りに、1998年には、さらに新たな一手として、ブルターニュ独自の全く新しいウイスキーづくりをスタートします。
それは、大麦をベースにするのではなく、ブルターニュの特産品であった『ソバ』を使用したウイスキー。2002年、ついに、世界初、『ソバ』の実を原料にしたウイスキーが誕生します。
原料となるそば麦芽の殻等を除去し粉砕、天然水と酵母を加え発酵させます。その後、2回蒸溜され、アルコール度数が約70°になった状態で、フレンチオークの樽で熟成。
ソバを原料とした独特の香りがし、ワイン樽熟成されたスコッチのシングルモルトっぽさ もどことなく感じる事が出来ます。フルーティーで蜂蜜やバラの様な甘さ、特にマーマレ ードやスパイシーなナツメグといった香りが印象的。バニラオークの味わいがビロードのようなウイスキーです。
そんな「EDDU(エデュー)」のおススメの飲み方は、ストレートに少量の加水。ソバ独特の香りを楽しめます。
ということで、なるほどソバ独特の香りだったわけですね。なんだったんだろう?たしかにチョコレートって一概にいうと甘さというふうにすごくシンプルに捉えやすいんですけど、たぶん上等なチョコレートっていったところは、ビターなチョコレートというのかな?そこがちょっと只者じゃない甘さっていうところの印象に繋がったのかもしれません。
非常におもしろいお酒だなと思いまして、ソバの香ばしさっていうところもすごく特徴的ではありましたし、その中に感じる、先程もお話したマーマレードだったりとかフルーティーとか蜂蜜とかバラとか、この甘さのバランスがすごく重要かなというところで、そんな印象をギュッと詰め込まれた楽曲を今回は選んでみました。
意外と選んでたかなぁと思ってたんですけど、選んでなかった僕のすごいお気に入りの楽曲をご紹介しようと思います。
私が選んだのはこの曲です。Nei Palmで「Have You Ever Been」。
楽曲:Nei Palm「Have You Ever Been」
お聴き頂きましたのはNei Palmというシンガーでございました。このNei Palmというシンガーもしかしたら名前を聞いたことある方もいるかもしれませんが、実はオーストラリアの「ハイエイタス・カイヨーテ」というバンドがいるんですが、超絶技巧のめちゃくちゃカッコいいバンドがいまして、そこのボーカルが出しているソロアルバムというんですかね、弾き語りではないんですけども、ギター1本と多重録音で作られたすごく気持ちのよいアルバムでして、このNei Palmの歌声もそうですけど、歌声が甘さを感じるだったりとか、だけどギターだけっていうオーガニックさ、そのギターの音の香ばしさっていうんですかね、それがもしかしたらソバに繋がるかなぁってところで、そこのバランス、いわゆる弾き語りってだけではなくて、色んな声が重ねられて作られている、色んなバリエーションを感じられるというんですかね。そんな味わい深い音楽、味わい深いお酒というところで今回はリンクさせて選んでみました。
やっぱおもしろいですね。音楽とお酒って作り方ひとつでもほんと色んなことが繋がってくるとこもありますし、ウィスキーをこうやってご紹介させて頂いてもう少しで1年くらい経つのかな?色々勉強させてもらってますし、音楽作りにもすごく反映されてるような気がしております。改めて元町ウイスキーさんいつもありがとうございます!
リスナーからのメッセージもどんどんお待ちしております。お酒のことにまつわることでもいいですし、私に対しての質問だったりとか、例えば何だろうなぁ?夜中の過ごし方だったりとかそういうテーマを持って色々送ってくださるのもおもしろいかもしれません。
質問も受け付けておりますので、どしどしメッセージお待ちしております。
それではTENDREでした。
【第48夜 ヴァン・ブラント・バーボンウイスキー】
ということで2月26日、まだ寒い日が続くんでしょうかね。個人的に今思いついたのが春に何したいかなってことで今ずっと考えてまして、僕どちらかというと春と秋がめちゃくちゃ好きで、むしろ一番好きなのは秋なんですけど、やっぱ暖かくなってきたくらいが一番居心地がいいというんですかね。もちろん夏も楽しいし好きですし、冬も沁みるものがあって好きなんですけど、やはり春になったら着るものも少し減ってきてシャツ1枚とかコート1枚くらいで出掛けて、なんでしょうね…ピクニックしたいですね!
さて、この番組のテーマは、【ウイスキーと音楽】。
今夜の1曲目ですが、ウイスキーと過ごす時間に合う曲、こんな1曲を選んでみました。
これはもうまさにウイスキーと一番合うんじゃないかというグルービーで、だけどずっと聴いていて心地よいそんな曲を選んでみました。こちらです。Radiant Childrenで「Rare」。
楽曲:Radiant Children「Rare」
ここからは、世界のウイスキーブランドをひとつ、ピックアップして、そのウイスキーに合う珠玉の一曲を私 TENDRE が選曲する、というコーナーです。
いつも、元町 WHISKY さんにウイスキーをピックアップしていただいています。
本日はこちらです。 【ヴァン・ブラント・バーボンウイスキー】。
バーボン・ウイスキーだそうです。これはまた原料に特徴がありそうな予感がします。
では【ヴァン・ブラント・バーボンウイスキー】、ご紹介していきましょう。
産地は、アメリカ・ニューヨーク州のブルックリン地区。
2012 年、酒作りの夢をどうしても諦めきれなかった元テレビマンで職人気質の「ダリック・シュルセルマン」が妻と二人で立ち上げたのが、ヴァン・ブラント蒸溜所です。
2009 年に酒類製造法の規制緩和があったニューヨーク。
特にブルックリン地区は、ハンドメイド・少量生産をこだわりとしたクラフト系の蒸留所で 注目を集めますが、ヴァン・ブラント蒸留所もその一角を担います。
職人気質のダリックがマスターディスティラーとしてスピリッツを蒸溜する中で、彼の考えるレシピは、すばらしい独創性をもたらし、ユニークな製品を開発してきました。
ニューヨーク州で収穫されたコーンを中心に、大麦、小麦、ライ麦と4種類の穀物を原料とし、ドイツ製のオー・ド・ヴィー・スティルで 2回蒸留。アルコール度数が約80度になった状態で加水し、60度まで落とした上で樽詰し熟成させます。
樽は、内側を焦がしたホワイトオークの新樽を使用。サイズと熟成期間の異なる11の樽を ブレンドし、ユニークな個性を引き出す為にカラメルは使用せず、無濾過でボトリングされ ています。香りはチョコレート、バタースコッチ、メープル、バナナが感じられ、フルボデ ィですが口当たりは滑らかなウイスキーです。。
そんな「ヴァン・ブラント・バーボンウイスキー」、
ストレートやロックで飲むのがおススメです。
バナナってワード出てきたの意外と初めてですね。色んな甘さがありますけど。
今回も手元にありますので、まずは香りから失礼します。
(香り嗅ぎ中)うんうん、めちゃくちゃ抽象的な言い方なんですけど、オシャレな匂いしますね、なんか(笑)。なんだろう…う~ん、フルーティーって言葉が出てきましたけど、僕の中でのフルーティーっていうのは柑橘系だったりっていうイメージがありますけど、今回のこの甘さってのはたしかにバナナだったりとか結構ナチュラルな甘さに近いような印象があるかもしれません。こちらいただきます。
(試飲中)う~ん…あっ、おもしろい。思ったより少しパンチがあるような印象があります。たしかにバーボンってそういうものか。口の中で広がっていく時にすごい口当たりが滑らかだったんですけど、思ったよりボトムがあるというのか、思ってたよりグッとコクがあるって言ったら言い方変ですけど、ズシッと重さがちゃんとあるようなそんな感じがあります。ですし、香りのさっき言ったバナナだったりバタースコッチっていう甘さもそこが相まってバランスが取れたっていうんですかね、段階を楽しめるような印象があるような気がします。このお酒のおもしろいところとしては甘さは甘さでも色んな要素、色んなキャラクターがあったりとかその中でズシッとくるものがあったりとかまさに今回選んできた曲にすごい合うんじゃないかなと、でこれも意外と選んでたようで選んでなかったそんな曲、色んな甘さ、色んなアーティストがフィーチャリングで参加しているこんな曲を今回は選んでみました。
私が選んだのはこの曲です。Jacob Collierで「All I Need(with Mahalia & Ty Dora Sign)」。
楽曲:Jacob Collier「All I Need(with Mahalia & Ty Dora Sign)」
聴いて頂きましたJacob Collierそして、Mahalia& Ty Dora Signこのフィーチャリングの織りなす色んな要素っていうのは、まさにこのお酒をすごく体現してるんじゃないかなというふうに思いました。エンディングで流れているのもJacob CollierとDaniel Caesarという2人がやっている曲ですけども、意外とそういえば選んでなかったなっていう。でもなんか今回の色んなキャラクターがいるっていうところと、ビート自体は途中からずっしり鳴ってくるビートが出てくるんですけども、そこがやっぱバーボンの適度な重さというのかしっかりとした部分がすごく相まっているような気がしたので、今回ちょっと選んでみたんですけど、結構いいチョイスだったんじゃないかなと個人的に思っております。
まさに今日職人気質っていう言葉が出てきまして、Jacob Collierなんかもほんとに職人っていうところにすごく値する人でしょうけれども、僕もやっぱり音楽作りにおいて職人と自分で言うのもちょっとおこがましいですけど、結構拘ってしまうというか僕自身も色んな楽器を自分で演奏して曲を作るんですけども、いわゆる物作りでいうディテールだったりってのはですね、曲の終わり方とか曲の始まり方とか歌と歌の間の接続の部分とかそういうところに結構意外と職人の色気が出てくるんじゃないかなっていう気がしていて、物作りは細かい所がパッとみえてなくても、その知識がなくても感じるものだとは思うんですよね。この細かい部分があるから自然とこの大々的なテーマを受け入れられるというのか、この話口調も段々職人みたいな感じになってきちゃうくらいのことはあるかもしれないですけど、やはり細かいディテールがあってこその大きいテーマ、細かいディテールが支えるじゃないですけど、ほんとお酒作りっていうのはまさにそういうものの賜物というのか色んな要素が相まって色んな熟成があって色んな方法があってこのお酒の味がようやく出せる、まさに職人気質っていうのはこういうところに現れるんじゃないかなと改めて考えさせられるものがあります。
メッセージもまだまだどしどし質問なども含め、お待ちしております。
それではTENDREでした。
■Kiss FM「Sound of Whisky supported by 元町WHISKY」
OA 毎週土曜 24時~24時15分
■元町WHISKY