MOMO3号機打ち上げまでに知っておくべき5個のこと
インターステラテクノロジズが開発している観測ロケットMOMO3号機の打ち上げが2019年4月30日に決まりました。この記事では、MOMO3号機打ち上げまでに知っておくべき5個のことをお伝えします。
目的は?
MOMOは宇宙空間である高度100キロメートルを目指す観測ロケットです。
「MOMO」の名前の由来は?
MOMO3号機は宇宙空間である高度100キロメートルへの打ち上げを目指しています。100を漢字で書くと「百」ですが、「百」は「もも」とも読み、これをローマ字で書き「MOMO」としたのが、名前の由来になります。
1号機/2号機はどうなったのか?
MOMO3号機というからには1号機は2号機があったわけですが、それらの打ち上げはどちらも高度100キロメートルには届きませんでした。詳しい成果については以下をご覧ください。
■初号機
打上日 2017年7月30日
打上場所 北海道大樹町
到達高度 推定約20km
結果 部分的成功(打ち上げから約66秒後にテレメトリーが途絶)
動画 https://www.youtube.com/watch?v=5cuOol0kPVo
■2号機
打上日 2018年6月30日
打上場所 北海道大樹町
到達高度 推定約20m
結果 失敗(離昇直後にエンジンが停止し落下、炎上。)
動画 https://www.youtube.com/watch?v=RJ4LK50TwVs
https://www.youtube.com/watch?v=J11R_fVi1-o
何を打ち上げるのか?
ロケットに積み込む荷物のことをペイロードと言いますが、MOMO3号機では、ペイロードスポンサーである株式会社 GROSEBALが販売する「とろけるハンバーグ」を搭載して打ち上げます。ロケット打ち上げ時の熱で、ハンバーグは美味しく焼けるのでしょうか?
株式会社GROSEBAL
クラウドファンディングでいくら集めたのか?
インターステラテクノロジズはMOMO打ち上げのたびに打ち上げ費用をクラウドファンディングで集めてきました。MOMO3号機も例外ではありません。今回特別なのは、複数のクラウドファンディングサイトを通じて支援を集めてきました。さて、クラウドファンディングではいくら集まったのでしょうか?
MOMO1号機/2号機ではクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を集めていましたが、MOMO3号機では「CAMPFIRE」だけでなく、クラウドファンディングサイト「ACT NOW」でも支援を集めていました。2つ合わせて2200万円以上の支援を集めました。
さらに大樹町が行なったIST支援を目的としたガバメントクラウドファンディングでは4200万円以上の寄付を集めています。これを合わせると、6400万円以上の支援が集まったことになり、支援者からの期待の高さが伺えます。
■支援額詳細
CAMPFIRE:19,810,897円(募集期間:2018年08月11日-2018年10月29日)
ACT NOW:2,461,800円(募集期間:2018年12月01日-2018年12月31日)
ふるさとチョイス:42,110,000円(募集期間:2018年12月14日-2019年01月31日)
最後に
MOMO3号機の打ち上げ予定日は2019年4月30日の平成最後の日です。打ち上げが成功するよう、みんなで応援しましょう!
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