南米チリのサンチャゴ日本人学校で「宇宙の話」3回開催!
サンチャゴ日本人学校で「宇宙の話」
今から8年ほど前に南米チリのサンティアゴ市に赴任していました。
赴任前、故郷の山梨県では県内の小中高校や市民会館・科学館・公民館などで「宇宙の話」をしていました。
その経験を活かして、駐在直後にチリのサンチャゴ日本人学校で2回の宇宙の話を開催することになりました。ところが、南米チリに来たばかり何もわからない状態でした。地名やバスの乗り方などなど、片言のスペイン語で、バスを乗り継いでドキドキハラハラです。
日本の場合は、小学校でも中学校・高校でも見れば直ぐに学校だって分かります。日本と違って治安が悪い為に、不審者侵入を防ぐために可能な限り、学校だと分からないようにしてあります。サンチャゴ日本人学校も外見からは学校だとは分かりませんでした。
日本では小学生が一人や数人で町を歩いているなんて普通ですよね、バスや電車で通学している小学生や中学生は当然です。
大人と一緒に歩かなくても安全な日本では考えられませんが、南米では子どもだけでは大変に危険です、ましてや日本人の子どもはお金を持っていると思われ狙われます。
写真を見て頂くとお分かりのように、町や住民の皆さんを見ただけでは治安が悪いなんて分からないことが多いです。ですから、その辺の事情を知らない日本人が南米に観光に行って日本と同じような対応をするので、持ち物が無くなったり事件に遭遇するのです。
日本の場合は地域の皆さんの目も子どもさんを守っていますが、日本の警察官の姿勢や対応も他の国とは違います。こう言った地域の皆さんと警察官の皆さんの日ごろの努力が、世界一と言われている治安を維持しているのです。ぜひ関係者である地域の皆さんや警察官への感謝の気持ちも忘れないようにしたいものですね。
こんな状況ですが、それでもチリは南米で一番治安が良いと言われています。
それからチリの人たちは、日本のことを良く思ってくれている親日国です。
ですから、生活はしやすいですが、頭の端に「ここは南米なんだ!」と思っていないと危険であることは確かです。
南米ばかりではありません、まぁ世界に日本みたいな治安の良い国ってないんじゃないでしょうか。
そんなこんなで、どうにか学校にたどり着きました(笑)!入口に着きましたが、表札は見つからないし、すき間から中をのぞきましたが学校のようには見えません。インターフォンで「すみません、サンチャゴ日本人学校でしょうか?」と確認したところ、そうですと言われカギを開けて中に入れて頂きました。
サンチャゴ日本人学校での宇宙の話、1回目は小学校1年~3年生の17人、2回目は2週間後に再び伺い4年~中学部の18人でした。
その模様を、山梨県の地域新聞に記事にして頂きました。
さらに約半年後にも、今度は全校児童生徒(35人)を対象に、今回はよりユックリと時間をかけて、子どもたちに宇宙の世界に浸ってもらいました(*^-^*)!
子どもたちは「南十字星」が大好き
サンチャゴ日本人学校の子どもたちは宇宙が大好きな元気いっぱいの礼儀正しい児童生徒でした。
全員一番好きな星は、やはり「南十字星」でした。
特に盛り上がったのは宇宙クイズ、学校での講演会で小学校1・2年生を担当するのは初めてでした。
聞き逃したら答えられない問題ばかりでしたが、全問正解でした。
驚いていたら、今度はたくさんの質問攻め、ますます嬉しくなって夢中で応えていたことを思い出します。
お話の後には、児童生徒が頑張ってついてくれたお餅をご馳走して下さいました。
さらに学校新聞に「宇宙の話」の様子を掲載して頂いたり、お礼に言葉やたくさんの手紙を頂き嬉しかったです。
なれないスペイン語で、苦労しながら伺ったかいがありました。
それから、子どもたちのお父さんお母さん方は、チリに炭鉱・漁業・観光などの仕事の関係で赴任されている方々がほとんどでした。
地球の裏側で頑張っている日本人がいることに感動しました。
こんな縁で後日、私が山梨で子ども達向けと言うか、ご家族向けテレビ番組をスタートした時には、応援メッセージまで送って頂きました。全て番組内で紹介しました。その時の番組の様子は、こちらの動画で見てください。
それでは、次回の投稿もご期待下さい、また会いましょう!
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