田畑の大冒険【富山ソウルパワーアンステ復活企画編】#4
箱に戻ってきて、楽屋でどうしようか話していたところ、
この日出演のthe cellsの古野くんが
「俺アコギありますよ!」とのことで、
貸してくれることになった。
the cellsも富山出身バンドで、
ソウルパワー支援アルバム「-tomoshibi-」にも参加している地元バンドだ。
また、古野くんは
2007.02.10恵比寿リキッドルームにて行われた
newtypes vol.1に当時お客さんで来ていたらしく、
アンステとの対バンを楽しみにしていたらしい。
この日スペボもトップバッターでライブをしていた。もう17年前のことだ。
この日はスペボにとってもデカ箱で初めてやれるってことで、当時すごい楽しみにしていたなぁ。
古野くんからアコギを借りて、
どうにか前座のステージに立つ準備ができた。
この時点でもちろん何やるかは決まっていない。
そして思ったより長尺でお客さん0の状態から弾き語りを始めた。
とにかくリクエストされた曲は全部やろうと決めていた。
call my name
star runner
education
バルディリス
荒波翔
ロッテ根元
空も飛べるはず
アンリミッツのグーチョキパー
seeoff (ブラフマン)
deep(ブラフマン)
rusty nail(x)
CRUCIFY MY LOVE(x)
rusty nail二回目(x)
覚えてる限りで上記は歌ったと思う。
全力でやらせてもらった。
何にも聞いていなかったお客さんは、
きっと驚いたことだろう。
得体の知れないデブが、カバーとオリジナルと野球の応援歌を交えて歌っていたのだから。
結果、みんな楽しんでくれていたようで良かったです。
ライブが始まり、地元バンド2バンドが楽しそうにライブをしていてほっこりして見ていた。
RIDDLE出番前のミーティングで、
たかひろさんとしゅんさんから
「こーすけコード言うから覚えて
C G D E んで、C G D Bで次が、、
おっけー?じゃ弾いてもらうから頼むわ。
呼ぶから横いて。」
それだけ伝えられて颯爽と準備にいく先輩。
ようへいがこの日リクエストしていた
【accelerator】のギターを途中から弾くことになったのである。
そしてRIDDLEのライブが始まった。
ドラムあっくんのRIDDLEも当然かっこよくて最高だった。
ようへいもなおやもたくみもステージ横から見ていて、きっとおんなじ感情で見てたと思う。
そして時はきた。
たかひろさん
「ここでスペシャルゲスト、spaceboys孝輔!」
ギターを受け取ろうした時、
たかひろさんが見るからに高そうなギターを自分に向かって天高く放り投げて来た。
皇帝から位を授かるかの如く、
丁寧に両手でそのギターを受け取り、
そして少しでも見栄えが良くなるようパーカーのフードを被り、その瞬間はやって来た。
-父さん、母さん、信じられるかい?
俺、RIDDLEでギター弾いてるんだぜ。-
また一つ思い出ポイントが増えました。
アンステの出番前にがっつり楽しませてもらいました。嬉しかったなぁ。
そしてこのあと、いよいよあの男達の復活のステージが始まるのである。
#5へ続く