アイソレーションタンク施設インタビュー①Sel Flotte 東京〜その1〜
はじめに
以前から長い間、アイソレーションタンクについて詳しく話したいと思っていた、『Sel Flotte (セルフロッテ)東京』の霧城さんにインタビューさせていただきました。
僕が奈良県に在住していて、起業準備や家屋の賃貸手続きや改修で忙しいということもあり、当初はオンラインでのインタビューを予定していましたが、関東に行けるタイミングが偶然できたので、直接お話しに伺いに行きました。同じ空間で、直接顔を合わせてお話しできるというのは、現代では貴重だなとひしひしと感じています。
今回の記事では、『Sel Flotte 東京』を10年間運営されているオーナーの霧城さんや、アイソレーションタンクとの出会いについて書いています。
そもそもアイソレーションタンクって何?って興味を持った人は、下記の記事を読んでもらえると、インタビューがより楽しめるかと思います。
BingAIにも、聞いてみた結果が↓。薬機法に触れそうな表現があるので、こういう生成した文章を利用するときは気をつけないといけないですね。
霧城さんについて
安井:
こんばんは。何度かタンクを利用させていただいてますが、今回は改めて、インタビューアーとしてアイソレーションタンクや霧城さん個人のお話を伺えればと考えてます。
タンクの話の前に個人的な質問をさせていただきたいのですが、霧城さんはどちらの出身なのでしょうか?
霧城さん:
僕は宮崎で生まれました。生まれてすぐ東京に引越しをしたのですが、小学校の時にまた宮崎に引っ越しをして、就職を機に再び東京に移住して、その後はずっと東京に住んでいます。
安井:
九州の生まれなんですね。それは想定外でした。九州と東京というと、かなりの距離がありますね。
年齢が予想できないんですが、現在おいくつなんですか?
霧城さん:
今54歳です。最近循環器系クリニックで血管年齢を計測してもらったのですが、血管年齢が31歳との結果が出ました。
安井:
マイナス23歳!!アイソレーションタンクや、食にも気をつけていらっしゃるとそんなに若さを保つことができるんですね。
霧城さん:
はい。タンク+正しい食事は素晴らしい結果をもたらします。あと安井さんにもお伝えした〇〇療法の効果が異次元なのです。
※○○療法は裏メニューのため、残念ながらここでは書くことができません。気になった方は是非、『Sel Flotte 東京』へ一度足を運んでみてください。
アイソレーションタンクに出会ったきっかけ
安井:
『Sel Flotte 東京』はアイソレーションタンクの老舗というイメージなんですが、そもそも霧城さんがアイソレーションタンクに出会ったのはいつなんでしょうか?
霧城さん:
アイソレーションタンクのことを知ったのは大体20年前ですね。そこから色々と勉強して、10年前にこの店をオープンしました。
安井:
20年前ですか、34歳ってなると、僕がアイソレーションタンクと出会ったのと同じくらいの年齢ですね。このお店を始める前は、どんな仕事をしていたんですか?
霧城さん:
研究職についていました。といっても、なんちゃって研究員という感じの仕事でしたけど。
安井:
いえいえ、霧城さんから前から感じていた、研究者的な雰囲気の謎が解けました。物事を突き詰めて考えたり実験するのが得意なんですね。
アイソレーションタンクの歴史
安井:
アイソレーションタンクって開発されてから、どのように世界に広まってきたんでしょうか?
霧城さん:
アイソレーションタンク発祥の地である米国では1950年代から研究が始まり、1970年代に少しずつ使われ始めたというのが元々の流れですね。
1980年代にはマイケル・ジャクソンやカール・ルイスなど多くの著名人がアイソレーションタンクを所有していてたのは有名な話しで、ジョン・レノンは薬物治療に使っていたとの記事もあります。
安井:
マイケル・ジャクソンが持っていたんですか!Wikipediaを読んでカール・ルイスが所有していたのは知っていましたが、マイケルジャクソンは知りませんでした。
カール・ルイスが持っていたというのは情報として知っているんですが、どのような感じで使っていたんでしょうね。
霧城さん:
カール・ルイスのような、複数競技で金メダル取得するような人には、アイソレーションタンクの存在は不可欠でしたでしょうね。タンクを利用して集中力の強化や体力のスムーズな回復を行ったり、イメージトレーニングをしていたと思います。
安井:
カールルイスは走るだけでなくて、幅跳びもしていたんですね。アイソレーションタンクの中では身体を忘れて意識だけに集中できるので、イメージトレーニングをするのには確かにピッタリな装置な気がします。
話の舞台を日本に変えさせてください。日本ではサブカルチャー全盛期の1990年代頃の雑誌に、アイソレーションタンクの記事が載っているイメージがあります。
日本でアイソレーションタンクの施設ができたのはそのあたりなんでしょうか。
霧城さん:
そうですね、1990年前後にも日本に住んでいる外国人が京都や東京で個人所有していたりして、スポーツジムに設置されていたりと、存在は知ってました。都内では用賀や神田、吉祥寺にタンクがあり、2000年代も個人で細々とやっているサロンは数件ありましたが全て無くなっています。
アイソレーションタンク施設として成功したサロンが初めて出てきたのが1990年代初期なのですが、それでもまだまだ未熟なサービスで課題山積の運営でした。
安井:
なるほど、そういう流れながあったんですね。ネット検索では出てこない情報なので、非常にありがたいです。
タンク本体の値段って、今に比べて昔は安かったりしたんでしょうか?
霧城さん:
タンクの値段は、昔に比べると上がっています。この店に設置しているタンク「Samadhi Tank(サマディタンク)」は、アイソレーションタンク研究者のジョン・C・リリー博士とエンジニアであるグレン・ペリー氏が、なんと19年の歳月をかけて商業用として共同制作したものです。
縦型の水槽にマスクをして浮いていた実験装置から比べると、信じられないレベルの超画期的な感覚遮断装置が完成したのです。
安井:
ジョン・C・リリー博士と協力して作ったんですね。そう聞くと、色々存在するタンクメーカーの中で、開発者の意図に一番近そうな雰囲気を感じますね。20年をかけて開発したというのも初めて知りましたが、僕からすると途方もない熱量に感じますね。
(縦型でマスクをつけるタンクとなると、ドラゴンボールを連想するなあ…)
霧城さん:
そうですね。ペリー氏とは今も交友があります。
現在ペリー氏は生涯最後になるであろう最新版のアイソレーションタンクの製作中で、老体に鞭を打ち命懸けで制作に当たっています。
設計はほぼ完成していますが、細部のデザインや濾過装置の各種パーツ、ボディの素材など、コストとの兼合いで悩んでいるので、僕の改造経験も踏まえアイデアを提供してます。
安井:
今でもペリー氏は開発を続けられていらっしゃるんですね。尊敬です。開発者の人にアイデアを提供できるほど、霧城さんはアイソレーションタンクを深く研究されているんですね。
ではそろそろ今回僕が一番聞きたかった内容の、霧城さんが10年間アイソレーションタンクに向き合い続けた集大成である、セルフロッテのタンクについて伺いたいですんですが良いでしょうか?
つづきます
次の記事では下記の内容について書く予定です。
・セルフロッテのタンクは常に進化している
・どのような人がアイソレーションタンクを利用するのか
・断食について
施設情報
名前:Sel Flotte(セルフロッテ)東京
設立年:2013年
設備:アイソレーションタンク1台、シャワー、トイレ
定員:基本1人(貸切プラン、深夜プランあり)
基本料金:タンク利用90分9,900円(税込)〜
オプション:BCTメソッド(呼吸法+冷水浴+タンク)
最寄駅:JR山の手線大塚駅、丸の内線新大塚駅、有楽町線東池袋駅
住所:東京都豊島区東池袋2-10-5 ステージ東池袋303
予約:HPから