【26】僕はLuxury Diseaseと向き合いたい
こんばんは
おはようございます
こんにちは
お久しぶりです
わたくし荘司、25歳になりました!!!
…と記事に書いてから、1年が経ってしまいました。
と書いて2ヶ月が下書きにしたまま2ヶ月が経過してました。おかしいな。
というわけで、近況報告をつらつらと書き残しておきます。いくぜ。
いま何をしているの?
やりたいこと全部に全身を突っ込んでます。現在進行形の活動、いっぱい書いてみました。流し見してみてくださいませ。
1. 【研究】???
大学院生として研究やってます。2年目突入です。おもろいです。いや、厳密にはこの3ヶ月でやっとおもろいかも、、!?とようやくなってきた感じです。
ただ、全然アウトプット(先生や他の院生との議論)できていないです。良くないですね。何のために学校通ってるんじゃボケェとなっております。
そんな僕ですが、専攻を変えて(機械工学→文化人類学)まで大学院に入学したのも、「行くぜ、博士課程」と意気込んでいたからなので、この2ヶ月半くらいは学振DC1申請に向けて、向こう3年の研究計画をネリネリネリネリしていました。
しかし、今週の締切に内容がまとまりきらず提出を断念することに…無力…
他の活動もほぼゼロにして、3月下旬から準備進めていたにも関わらず、である。情けねぇ…
うだうだ言っても仕方ない、これがワイの今の実力なのである。
ひとまず進めている修士の研究があるので、そちらに全力投球していく所存です。
この研究の個人的な出発点は、「ひとと宇宙をつなぐ」ためには"コレ"議論しておく必要があるのでは?という問題意識からです。
どんなテーマで研究をしているかについては、直接お会いしたときにでも話させてください。
2. 【宇宙を目指す学生向け就活・進路相談所】Up to U
去年8月から試しに始めてみた就活・進路相談所。思っていたよりも「壁打ちしたいです」「相談したいです」という学生が来てくれています(全部オンライン)。はじめてみて良かったなあと思っています。
やっていることは、他のキャリア相談コミュニティの1on1と変わらないと思っています。
ただ他と異なるのは、
という点だと思います。
もし周りに興味ありそうな学生がいたら、是非この記事シェアしてくださいませ!👇👇
過去の面談内容は、これまでのツイートから覗き見できます👇👇
3. 【展示】キミと宇宙と人類学展
「カフェで展示やってよ」と声をかけてもらったのをきっかけに爆誕したこの企画。
最終目標として、「国立科学博物館と国立民族学博物館で特別展を開催」を掲げているのですが、いまはまだロードマップも描けていないです。
最近はお休み中。この企画は一旦頭の片隅に置きつつ、まずはメンバーそれぞれ目の前の活動頑張っていこう、な気持ち。
「宇宙」に関する展示は、科学コミュニケーションと切り離せないよね、ということで、企画メンバーを中心にこの本を読んだりしました。
みんなで宇宙開発の議論をしよう
4. 【宇宙ベンチャーで副業】sorano me
本業は学生な訳ですが、副業(業務委託)でライター・リサーチャー的なポジションで働いています。自分がやりたいことに、できるタイミングで、できることから携わることができる、という活動の仕方っていいなあとなっています。
宇宙ビジネスに興味ある方は是非一度覗いてみてください👇👇
ちなみにコチラは僕が書いた記事のひとつです👇👇
文化人類学(ローカルな視点)と衛星画像データ(マクロな視点)でなにか面白いことできないかなーと思いつつ、アイデア止まりです。要検討事項。
5.【読書会→ポッドキャスト】「脱成長ってなに?」
「脱成長」という概念に興味がある僕とはるちゃんのお喋りを垂れ流しているポッドキャストやってます。
「脱成長」って聞いたことありますか?
僕は昨年「人新世の資本論」を読んで、初めて知った概念でした。
「こんなことに興味があって、何かできないかなと思っているんだけど、どこから手をつけたら良いのか分かんないよね」という話をはるちゃんとしたのをきっかけに、勉強会が発足し、「せっかくだから話してることをそのままポッドキャストにアーカイブしとこ↗↗」というノリで始まりました。
これまで読んだ本は、以下です。
脱成長とはなにか
くらしのアナキズム
それぞれの本について、別途記事でまとめたいなあと思いつつ、できていないので、6.で紹介する場で発表&議論する機会をつくってアウトプットしていきたいです。
6.【地域に根差したサードプレイスづくり】ink BOOKS & COFFEE@神戸・六甲台
このブックカフェは、もともと単なるバイト先でした。
・家から近い。
・カフェバイトはこれまでやったことないからやってみたい。
というのが、始めるキッカケでした。去年の10月からでした。
しかし、経営難のために今年2月で閉店することに。
家の近くのこの素敵な空間が、別の空間に変わってしまうのが寂しいなあ、という気持ちと、
この状況は、ラボカフェが存続危機になったときの状況(人づてで聞いた話)と重なるのでは?、と。
経営の仕組みを変えれば、元オーナーの描いたビジョン「緊急事態(大地震、土砂災害etc.)が起きたときにすぐに助け合うことができるコミュニティづくり」の実現につながるのではないか。
ちょうどその頃読んでいた「くらしのアナキズム」という本の影響もあり、地域の人たちとの関係性を耕す場として、ここinkで実践したいと思うようになりました。
そして、今年4月からリニューアルオープンして再始動。
ラボカフェの運営体制をパクってロールモデルにして、【金土夜カフェバー】&【年中無休コワーキングスペース】に生まれ変わりました。
運営メンバーも2人からはじまり、いまでは10人にまで増えました。
slackコミュニティもあと少しで100人!来年4月までに200人が目標です。
まだまだ課題はいっぱいだけど、先輩方の支援で何とかやりくりしています。対面で会える友達が増えるのは最高ですね。
僕個人としては、いま研究していることや文化人類学のこと、これまで発信してきた宇宙のことをテーマに、勉強会やイベントを実施していきたいし、他分野、他の活動をしている人たちのアウトプットする場として活用していきたいです。
そして、なにより、【giveっておもしろい】という文化を根付かせたいですわねぇ。
神戸に来たら是非お立ち寄りください!
コチラはリニューアルのタイミングで取材していただいた記事です。
7. 【TikTok】100日後にwherever you areをギターで弾くしょーじ
ずっとやってみたかったギター。
だけど始められずにいたギター。
部屋のインテリアと化していたギター。
ルームメイトが師匠になってくれたおかげで、2月から始めました!
ですが、研究を理由に3月から練習をサボっていました。6月からぼちぼち再開します(宣言)→8月1日現在、Happy Birth Day to Youを練習中。
TikTokerになったのでフォローお願いします!
なんと、あと60日後にはwherever you are弾けるようになっちゃいます。老若男女にモテてしまいますね、困りました。
今後何をしていきたいの?
そう聞かれたら、最近は
おもろいじいちゃんになりたい!
と答えている。[★1]
あと半年は研究をメインに、ワクワクの赴くまま、引き続きいろんなことをやっていくでしょう。
ただ現時点で経済的自立をしておらず、どげんかせんといかんということでDC1をもぎ取りたかったわけですが、そもそも提出できず、自ら機会を逃してしまったのです、、、、
何とかせねばですね。何とかします。
僕はLuxury Diseaseと向き合いたい
Luxury Diseaseは、僕が大好きなバンドONE OK ROCKが昨年9月リリースしたアルバムのタイトルです。タイトルの由来は、彼らの第1作目アルバム「ゼイタクビョウ」。(初見で和訳できた人、凄い。僕は、Takaのインスタライブを見るまで、「"Disease"入っているし、コロナウイルスのこと指してるのかな」という解釈をしていた。恥ずかし。)
そして、「ゼイタクビョウ」というタイトルには、色々なジャンルの曲が入っている贅沢なアルバムであること、そしてこの贅沢なアルバムを聴いた人がお腹いっぱいになって卒倒してしまうだろうという少々ひねくれた意味をリリース当時込めたそうだ。(情報源がwikipediaしかなかった。ライブとかラジオでの発言が元ネタなのかな。)
本記事では最後に、僕がこの一年間くらいモヤモヤ考えていることを"Luxury Disease(ゼイタクビョウ)"という言葉と紐づけて締めてみる。いくぜ。
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僕自身が「ゼイタクビョウ」にかかっていると気づいたのは、振り返ると大学入学直後だったと思う。
最初に仲良くなった友達が、ガイダンスのあと事務に行くと言った。
「学費にあてて、将来就職したら返済するんだよね。」
奨学金だ。(返済義務があるこの「貸与奨学金」は学生ローン、つまり借金である。[★2])
とても居心地が悪くなった。
なぜなら、僕は学費を両親に工面してもらっていて、その時まで、それがアタリマエだと思っていたのだ。恥ずかしいことに。
一浪していたことを恥ずかしいと思っていた自分が恥ずかしくなった。
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早く就活を終わらせたいと言っている同級生が「ゼイタクビョウ」にかかっていると感じたのは、3年前バングラデシュのスラムを訪れたのがきっかけだったと思う。
"スラム"
スラムに住んでいる人たちは、「大変そう」「自分より貧しい暮らしをしている」「幸せではない」
スラムに訪れる前までは、そんなイメージをなんとなく持っていた気がする。
でも、いざ訪れてみると、そこは子供たちの活気で溢れていた。
いや、異国から来た僕たちを珍しがっていただけで、普段は全然そんなことないかもしれない。元気だったのも子供たちだけで、大人たちはそんなことなかったような気もする。今となっては分からない。(もし行く機会があれば、次はもっと注意深く観察してみたい。)
ただ言えることは、あの時彼らは、なんだかとてもたくましかったのだ。生きてる!というエネルギーをゴゴゴゴゴゴゴと受け取ったのを今でも覚えている。
「大変そう」と思って、ごめんなさい。
自分より「貧しい」暮らしをしているなんて思って、なんだか情けない。
「幸せではない」なんて外側の人が思うなんて、おこがましいよな…
確かに彼らが暮らす家屋は、いまにも強風が来たら吹っ飛んじゃうのではないかと思わされるようなトタン屋根で造られていた。
でも、進路が選べて、選択肢がいっぱいあるはずの僕や同級生の方が、
なんだか惨めで、しょうもない悩みを抱えていて滑稽に思えてきたのだ。[★3]
なんでだろう。
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Amazonの配達が予定より少し遅れたことで、もしイライラしてしまうとしたら、それは「ゼイタクビョウ」かもしれない。
昨年、NHKのクローズアップ現代という番組で「“送料無料”の陰で・・・ トラックドライバーの悲鳴」というテーマの回があった。
ポチったら、ほぼ100%予定通り、家に届くAmazonをはじめとするECサービス。
ポチるとその「裏」で、ドライバーが寝る間も惜しんで、配達業務を遂行してくれているのだ。
いや、そもそも現実に「裏」なんてない。全部「表」の出来事のはずなのに。
考えればアタリマエに分かることだ。
でも、それでも、僕はポチる。便利だから。。。
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どうだろうか。自分自身も思い当たる「ゼイタクビョウ」はあったりしますか?
超ざっくりLuxury Diseaseについて、辞典っぽくまとめてみました。
①は大学入試直後とバングラデシュのエピソード、②はAmazonのエピソードと対応させてみました。
①は自論(というとおこがましいが、自分の経験に根差している感覚。)
②は、僕が文化人類学に専攻変更することになったきっかけのひとつ「コテンラジオ」…の資本主義編。そして、それを簡潔にまとめてくれているフクリパさんの記事を引用しました。感謝。[★4]
これは何の根拠もない、こじつけトンデモ論かもしれません。
でも、僕には手触りのある経験であり、それらを裏づける考え方なのではないかと思っています。
ONE OK ROCKが意図した意味では、きっとないのですが、僕はこのLuxury Diseaseに向き合っていきたい。
ゼイタクビョウを治療するには、①②共通して、自分とは違った「視点」をひとりひとりが手に入れることが鍵な気がしています。[★5]
文化人類学で、「宇宙」で、1on1で、衛星画像データで、展示で、ポッドキャストで、カフェバーで、ギターで、僕の「視点」を提供します。自分のワクワクとモヤモヤに素直な26歳やったるでー!![★6]
[★1]
ちょっと前までは「おじいちゃんおばあちゃんになってもワクワクできる社会にする」と答えていたし、今も変わらない考え方ではある。
だけど、どんなワクワクの在り方が考えられるだろうか。おじいちゃんおばあちゃんたち、実は若者よりもめっちゃワクワクして生活してるかも。
おじいちゃんおばあちゃんのこと知らなさすぎるよな。
などという思考になり、考えても分かんないな、ってなったので、とりあえず自分自身がどうなりたいのか、を強調することにした次第。
[★2]
今でこそ、僕もお世話になっているJASSO。修士課程からは、両親の所得に関係なく、自己判断で借金ができる。バイト三昧で研究活動に支障が出ては本末転倒&そもそも一人暮らし、バイトだけじゃ成り立たぬと考え、申請している。様々な価値観やバックグラウンドがあるので一概には言えないが、無利子でお金受け取ることができるので、ノーリスクの借金だと考えている。研究を頑張っていれば、一発逆転返済免除も狙える(僕、狙えるかな…)。学生生活中に学業以外にも挑戦したいことがある人は検討していい選択肢だと思う。申請期間がとても短い(4月上旬と9月下旬?)のでお気をつけて。この記事が詳しいです👇👇
[★3]
もちろん、この思考に至ったのは、バングラデシュから日本に帰ってきてから、少しずつ熟成したものです。当時は現地で子どもたちとただただはしゃいでいただけです。
[★4]
「資本主義」という仕組み/体制には、課題がいっぱいあって、批判することは簡単だけど、僕たちはとても恩恵を受けているわけで、どこから対処していったらいいのか、難しい。いまいろんな人がいろんなカタチで向き合っている。この記事では、ふわふわっと「資本主義」という言葉を使ってしまっている。勉強します。
[★5]
②に関しての「治療」それだけではもちろん《資本主義の「不」》を根本的解決にはならないと思います。
むしろ、個人それぞれが感じている「ゼイタクビョウ」を言語化する→解決するのは難しくてもまず向き合う→周りの人たちと相談して巻き込む→…の連鎖を繋げていくしかないのだろうなという感覚がある。
[★6]
26歳にもなると、同級生のほとんどが「社会人」になり経済的に自立しているわけで、不安が無いと言ったら嘘になる。それでもこの進路を勇気をもって選択できたのはなんでだろう、と考えたときに、Earth Light Projectに携わって以来お世話になっている都築さんの存在が大きい。僕にとって博士課程に在籍している身近な存在は、都築さんがはじめてだったと思う。博士課程ってなんだ?という状態だったが、「どうやら大学院から文転したらしい」「どういうわけだか楽しそう」という存在を横目で見ていたら、気づけば自分も文転していた。ワクワクしている身近な存在の影響力、「視点」の力は大きいと思う。またこの記事が、誰かの新しいワクワクを喚起することができたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます(泣)
Amazonの欲しいものリストを置いておきます。荘司の興味関心が詰まっているので、覗いていただけるだけでも嬉しいです!
「研究頑張れ」
「今ほしいものたち!」
「休憩も大事」
の三本立てとなっております~
プレゼントのお返しは金銭面の関係でしばらくはできないかもしれないのですが、代わりに、荘司になんでも質問してください!需要があるか怪しいけれど、なんでもお答えします!笑
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