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【neguko初個展開催記念】neguko × かずちこお絵描き対談 ダイジェスト〈質問回答編〉

こんにちは! space caiman いとうです。
space caimanにて7月15日(土)よりイラストレーター neguko先生の個展『GRAVITY』を開催します。

そちらを記念して6月24日(土)に、neguko先生とイラストレーター かずちこ先生とのお絵かき対談youtube liveを開催しました。
この記事はそちらの対談でファンの皆様から募った質問の〈質問回答編〉となります。(【対談編】はこちら)
ぜひ、ご覧ください!


〈質問①〉 絵柄について

〈質問内容〉
私はデジタル絵を描くことを趣味としていますが、使用するペンや絵柄を都度変えてしまうため、私といったらこんな感じの絵というものがありません。先生方をはじめ、多くのイラストレーターの方々は、絵柄が安定しているなと感じます。それは何か意識してそのようにしているのでしょうか?

〈回答の結論〉
好きなものを突き詰めていくと安定してくる!

※以下、neguko先生=n、かずちこ先生=か

n :「どうですか?かずちこさんは、絵柄を安定させようって意識して今に至ってます?」

かずちこ先生の男の子を描き続けるきっかけとなった作品 (https://twitter.com/kazchiko/status/1491010046313975808?s=20より引用)

か:「私の場合は、自分の絵の元になった絵みたいなのがあって、自分のベースはそこで割と作られていますね。さらに時代とか年齢とともに好きなものが増えたり変化してくるとこってあるじゃないですか。刺さるなぁ……、フェチだなぁ……みたいなものを好きで結構描き続けてたら、今に至るみたいな感じですね

n:「伝えたいフェチみたいなのとかをずっとこねくり回してると、結構収束されますね

neguko先生の厚塗り時代の作品
(https://twitter.com/ngmc92/status/1192767016102268929?s=20より引用)

か:「negukoさんは本当に、沢山量が描きたいから今の作風にされたという……」
n:「そうです。いきなりですね」

か:「それでも厚塗りの時のnegukoさんと、今のnegukoさん、私の中では同じ絵描きさんが描いてるってはっきりわかりますね
舌とかを結構、こういうとあれなんですけど執拗に描いてらっしゃったりとか……笑 もうやっぱり、やっぱ自分のフェチとか好きに正直に描いたら、おのずとそれが絵柄になるのかなみたいな……って感じはしますよね

n:「うん!私もそう思う……。今別に、特に描きたいものとかなくても、やってるうちに、あ、ここ好きなんかも……!ってなってきます!まじで笑


〈質問②〉 構図について

〈質問内容〉
自分は、構図を考えるのが苦手なのですが、お二人はいつもどのように構図を考えていますか?

〈回答の結論〉
描きたいキャラクターの詳細を詰めていくと、構図が自然と思いつく!

n:「結構練り回します?あーでもない、こうでもないって」

か:「構図に関しては、バストアップだったらシンプルに真正面ドーンという感じでもいいんですけど、ちょっと斜めにふった方がリズム出るなぁ……ぐらいしか考えてないですね」
n:「そうなんですね」

か:「真正面ドーンの絵も描くんですけど、そういう時って強いメッセージ性のある絵を描いている時とかですかね、だから本当、シチュエーションなど描く内容によりますね」

か:「まあ大概の話、困ったら斜めにふっておけば……。真正面カメラにするよりかは、ちょっと斜めにふりましたぐらいにしておいた方が動き出ますもんね」

かずちこ先生の作品
(https://twitter.com/kazchiko/status/1673288694105796614?s=20より引用)


n:「ためになる!」

か:「困ったら、negukoさんはどうされてます?結構ダイナミックな構図とか描かれるなって思ってるんですけど?」

n:「あまり構図の話じゃなくて申し訳ないんですけど、
描き始める前に、どういう絵描こう、どういうキャラにしようかなって考えてる時に、例えば、黒髪で、和装の男を描こうって思うじゃないですか。
その描くモチーフが決まった時点で、結構もうこれでいこう!みたいな構図のイメージがあるんですよ。だから、構図とかよりも、キャラ考える方が……」


neguko先生の作品
(https://twitter.com/ngmc92/status/1659161891237924865?s=20より引用)

か:「あ!なるほど!そうなんですよ、構図もそんなに難しい構図ができるかと言われると別にそうではなく、どっちかというと、その人物に、どういう表情とかポーズさせるかみたいな方が、結構絵としては割と重要なのかなって思ったりとかはしています」

か:「あまりにも難しいポージングの場合は、クリスタの3Dのポーズ人形ですか?あれを使ってめっちゃ参考なる〜!みたいな感じでやってます。めちゃ便利やがなみたいな……笑」

n:「笑。便利やがな!笑」

か:「あとは、自分で自撮りして……っ無理〜て思いながら見ながら描いてます笑」

n:「わかります笑」

〈質問③〉 色選びについて

〈質問内容〉
色選びのお二人のこだわり、ポイント等ありましたら教えてください。

〈回答の結論〉
neguko先生 ▷ デザイン用の配色辞典で決める!
かずちこ先生 ▷ ペイントソフトのスライダーを使う
共通のこだわり ▷ 色は3色くらいに絞る

n:「どうですか?私、色選びまじで苦手なんですよ」

か:「私も!」

n:「なので、そういうのはもう本に頼ろうと思って、カラー辞典、配色辞典みたいなのが家にありそれを使っています。かれこれ六年近く使っています」

か:「あーなるほど!こういう配色もありなんだみたいな……って自分の引き出しにないものが載ってて良いですよね」

n:「かずちこ先生はどうですか?」

か:「私も色関連めちゃくちゃ苦手で、色彩感覚がなさすぎて画塾の先生に怒られるくらい色苦手でした。一発で理想の色を選べないので、色調補正のスライダーをぐりぐり動かしています」

画像右のスライダーのお話

n:「んー!いっぱいいじくり倒して、これだー!みたいなのを探すってことですか?」
か:「そうです!スライダーを動かして、より良い色を探っていくみたいな」
n:「あー、思ったより脳筋でびっくりしちゃいました笑」

か:「そうなんですよ笑。とりあえず、私悩み出すとめちゃくちゃ長い人間なんで、オレンジでも、黄色でもなんでも良いんで色をどんどん髪の毛、肌、目みたいな感じでどんどんおいてって、その中で肌は今回色白で、髪の毛は黒にしたいなってなんとなくそこだけ決まれば、後は目とか服とかの色がそれに合うような感じになっていく、みたいな感じです」
n:「ためになる!そうやって描かれてた!」

か:「笑。結構ノープラン……。カラーラフなんて適当でもいっかみたいな感じでやってますね。色の話に戻ると、今回のイラストは3色ぐらいに縛って描いているのはありますね!negukoさんの絵もしっかりこの色が主役なんだみたいなのがわかります!」

n:「あ〜良かったです。やった〜!」


今回の記事は以上です。
お二人の構図や、色使いの秘密を知ることができる良い機会になりました。
質問をお寄せしてくださった皆様ありがとうございました!

こちらの記事はダイジェストとなりますので、フルバージョンは
お二人のyoutubeよりご視聴ください!

7月15日(土)からのneguko先生の初個展をお楽しみに!


neguko初個展『GRAVITY』情報

特設サイト
https://space-caiman.com/special/2023_neguko/

展覧会タイトル
neguko個展『GRAVITY』

会期
2023年7月15日(土)〜 2023年7月30日(日)

休廊日
祝日を除く火 / 水 / 木

開廊時間
12時〜20時 最終入場19時45分

入場料
入場料 500円(税込)/特典付き入場料800円(税込)

会場
space caiman
東京都中央区日本橋本石町4-5-15 門倉ビルB1

最寄駅
JR神田駅 南口より徒歩5分

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