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short stories『知らない』

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Space_メンバーによるshort story series『知らない』。 街行く人から一人選んでその人の生活を妄想します。
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2018年12月の記事一覧

short story series『知らない』 person 29

作・橋谷一滴 ゲームの実況動画を見ている かれこれ2時間 私は特にゲームが好きなわけではな…

Space_
6年前
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short story series『知らない』 person 28

作・草場あい子 新山沙知。20歳。大学生。 そういえば。 高校卒業して2年。 あっという間だっ…

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6年前

short story series『知らない』 person 27

作・木庭美生 占部颯太。15歳。男。 事実は小説よりも奇なり。誰か知らない誰かの言葉。いつ…

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6年前

short story series『知らない』 person 26

作・木庭美生 東雲千鶴。20歳。女。 疲れた。もうやだ。明日も頑張れない。疲れたし、あいつ…

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6年前

short story series『知らない』 person 25

作・堀愛子 日曜日の夕方に高架下で見つけた男の子のはなし。 ーーーーーーーーーーーー 松…

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6年前

short story series『知らない』  person 24

作・橋谷一滴 中学校の時、一時期何もしてない時期があった。 昔よく聞いていたCD 再生すると…

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6年前

short story series『知らない』  person 23

作・草場あい子 小山優太。20歳。大学生。 黒縁眼鏡で短髪。本を読みながら待っている。 喫茶店。レトロな雰囲気。焼いたパンで挟むサンドイッチが美味しい。扉を開くとベルの音。珈琲のいい香り。低い声のマスターが珈琲豆を挽いている。 一番奥の窓側。2人席のテーブル。そこが僕の特等席。 僕のお気に入りの場所。 僕はよくここに来る。周りのみんなはスタバとかマックとか。でも僕はここがいい。穏やかで平和。僕は周りのみんなと馴染めない。ノリが分からない。追いつけないし、ついていけ