ドラマ白夜行 ロケ地巡り
こんにちは、春風です。
今日は、最近見て非常に感動したドラマ「白夜行」とそのロケ地についてお話ししたいと思います。
はじめに
「白夜行」は、東野圭吾さんの同名小説を原作として、山田孝之さん・綾瀬はるかさん主演で2006年に放送されました。いわゆる毒親に育てられた2人の男女(亮司と雪穂)がお互いを守るために、罪に罪を重ねて生きていく様が描かれています。
このドラマの存在自体はかなり前から知っていたのですが、自分の中で少しずつ白夜行というドラマに対する興味が蓄積されていき、放送から17年経った今、視聴に至りました。
結果、あまりに辛い展開に見るのをやめたいと思いながらも、再生ボタンを押す手を止められず、2日で最後まで見終え、視聴後1週間くらいは作品の世界から抜け出せなくなるほど没入しました。
灼熱の炎天下を歩きながら、ふと「これが亮司と雪穂が歩きたかった道なのか」と思ったり、夕日を見る度に2人の故郷の景色を思い出し、漠然と切なさが込み上げてきたりしました。
朝から晩まで暇さえあれば、サントラを聴き続け、作品の世界にしがみつきました。
原作本も即座に購入し、あまりの面白さにページをめくる手が止まらず、文庫本1400ページという分厚さながら1日で読み終えました。
そうこうしても、少しでもドラマの世界を知りたい、理解したいという欲求は収まらず、ついにロケ地巡りを決意しました。
少し調べてみると、ドラマの舞台こそ関西(大阪・布施)であるものの、ロケ地の多くは首都圏にあり、その中から特に興味をそそられた2つのスポットに足を運ぶことになりました(これではロケ地巡りとは呼べないかもしれませんが…)。
ロケ地1 浅川サイクリングロード(東京都日野市)
まず訪れたのが、高幡不動尊の付近にある浅川サイクリングロード。
10話で亮司が同棲していた典子とともに、典子の故郷を訪れた場面で使われていた場所です。
河原に腰掛けて川面の煌めきを眺めているシーンがあったので、かなり川の近くまで行けるのかなと思っていたのですが、実際にはご覧の写真の通り、雑草が一面に生え放題でとても川まで近づける状況ではありませんでした。
ただ、なんとなく昔懐かしの穏やかな景色が広がっていて、典子の故郷という設定にふさわしい場所ではありました。
ロケ地2 県立神奈川近代文学館(神奈川県横浜市)
この写真を見て心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
ここは、亮司と雪穂が通っていた大江町立図書館の外観として使われた建物です。港が見える丘公園の中にあり、全体的に横浜らしいお洒落な雰囲気が漂っていました。ある意味ではドラマの世界観とマッチしない気もしますが…。
最後に
今回が人生初のロケ地巡りでしたが、放送からかなりの年数が経っていることもあってか、ロケ地からドラマの世界を感じ取るのは難しく、少し期待外れでした。ただ、自分をこれほどまでに駆り立てるドラマに出会えたのは本当に幸せなことだと感じています。
白夜行で亮司と雪穂が成す行為は、冷静に考えてみれば、多くの人を傷つける凶悪犯罪で、到底許されるものではありません。それでも、2人の心理にどこか共感を覚え、なんとか太陽の下を堂々と歩いてほしいと願ってしまう点に、この作品の魅力を感じました。
また、素敵なドラマと巡り逢えることを願って。
春風
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