第2回 演劇無料塾#24 -見る。聞く。それでいい-
最終日のモノローグに向け、一人ずつ詰めていく。
なぜか、もうすでに脚本の言葉に影響されている。
どの言葉も心臓をつかまれるような重みと余白がある。
全ての言葉の意味をわからないからこそ、好奇心をそそられてしまう。
どんな作品になるだろう。
個性で遊んでる。もうあとは探求を続けるだけ。
モノローグ
何が書いてあるかは、本番までのお楽しみ。
色んな表情が見れる、みーちゃんの作品。
この手の角度がたまらない。ダルそうな身体。
ふふっ、と笑える作品。
身体がとても動く作品。ハイテンションな前半とのギャップにも注目!
後半がよりかっこいいんだ、これが!
もうずっと笑っていられる。どんどん滑稽になる。
なぜか、かわいそうに見えてくる。いるよね、こんな人。
みかしはずっと座っての作品だけど、ずっと見ていられる。
強い雰囲気を持つ身体と、チャーミングさに注目!
後半の言葉と余韻がすごく好き。タッキーから言われたら泣いてしまいそう。励まされたいなぁ。
よっしーは登場から笑える。切ない台本かと思ったら、まさかの笑えるシーンが多い。
けんしんの作品も見応えがある。身体と声の変化が難しい作品。注目してほしい。
問いかけ、知見
・何をお客さんに伝えたい? 持って帰ってほしい?
・なぜこの役は相手に共鳴したんだろう?
・目に入ってから思い出す。
・相手を変えたいと関わっていく。
・俳優が相手を見えていたらお客さんも相手が見える。
・リアクションに乗っていけばいい。
・相手と関わり、相手を見れば自然と面白さが出る。
・段取りになってしまう場合は「これをキャッチしよう」と決めたら感情がが繋がる。途中で切れることはない。
・見て、聞くだけでいい。再現しようとしなくていい。台本の段落が変わる=自分発信にしない。相手から受け取る。
・何もしない、哲学的な時間をなくしたい。楽したい。キッカケを外からもらうと感情が途切れない。
・相手の名前を呼ぶシーンは相手に詰め寄る。戦略が今までと変わる。
踏み込んだから、傷つく。
・相手がどんな態度で言ってる? 怒りは態度でイラつく。
自分がどう影響を受けるか。態度から影響を受けて反応したい。
・笑いが起きるか、は気にしなくていい。言葉を誠実に伝えれば、伝わる。
編集後記
この素敵な時間もあと2回。今までたくさんのおもちゃを身体で覚え、それを自由に使って遊んでる。
本当に嬉しい。もうずっとこの嬉しさを抱えている。
どの言葉も泣ける。心臓が苦しくなる。
今までの人生を思い出す。
本番、どうなってしまうんだろう。皆は作品の中で何に気づくんだろう。何が見えるんだろう。
誰も知らない。本番中に何を想うのか?
終わった後のみんなの表情を見て、自分もどんな影響を受けるのか楽しみ。
私は、私のできることをやるだけ。今までやってきたことと変わらない。
書き、撮り続ける。最後まで。